トヨタの新車情報

新型パッソ/ブーンが口コミ評価でdisられている理由

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ダイハツ_BOON・CILQ

新型パッソ/ブーンが発売されて4か月になります。販売台数はそこそこ好調なようですが、ユーザーレビューの評価は惨憺たるものになっています。

しかし数は少ないながらも、高評価をつけているユーザーもいるのです。なぜ評価が極端に異なるのか、パッソ/ブーンの良いところ・悪いところをまとめた上で、考えてみたいと思います。

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目次
1.新型パッソ/ブーンの悪いところ
1-1.パワーが無い
1-2.質感が低い
1-3.価格が高い
2.新型パッソ/ブーンの良いところ
3.新型パッソ/ブーンがこれほどdisられている理由

新型パッソ/ブーンの悪いところ

ダイハツ_BOON

パワーが無い

新型パッソ/ブーンの馬力は、69psしかありません。トヨタディーラーでは「余裕のパワー」と称しているようですが、実際にはパワー不足を感じているユーザーがほとんどです。

ターボの軽自動車だと、新型パッソ/ブーンと同等のパワーウエイトレシオの車が数多く存在します。それらはスポーツ性能をウリにしていることも多いです。ユーザーの評価も高かったりします。

ではなぜパッソ/ブーンだとパワー不足を感じるのか? その理由はトルクにあります。自然吸気のパッソ/ブーンは4400rpmで最大トルクが発生するのに対し、ターボの軽自動車のそれは2500rpm前後です。

パワーウエイトレシオが同じでも低回転時のトルクが細ければ、もっさりとした加速感になります。パッソ/ブーンの馬力値はターボの軽自動車と同等ですが、実用性に乏しいのです。

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質感が低い

「軽じゃないK」というキャッチコピーを掲げている新型パッソ/ブーンですが、ステアリングやエアコンパネルなどがダイハツの軽自動車からの流用品だったりするなど、室内のそこかしこに軽自動車の雰囲気が残っています。

ブーン・CILQ_インテリア
ブーン・CILQ
キャスト・アクティバ_インテリア
キャスト・アクティバ

静粛性が低いのも問題です。加速が鈍いためにアクセルを踏み込むと、騒々しいエンジン音が室内に飛び込んできます。

サスペンションは柔らかめ。しかしエコタイヤのせいなのか、路面の凹凸をコツコツと拾いやすいです。

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価格が高い

「最近の軽自動車は高くなった」とはよく言われますが、「軽じゃないK」の価格も相当なものです。パッソを例にとって解説していきます。価格は2WDのものです。


X(115万円) および X "S"(121.5万円)

このグレードは廉価グレードなので、軽自動車並に安いですが、マニュアルエアコンでキーフリーシステムも無く、リアシートも一体型(分割可倒できない)です。


X "Lパッケージ"(125.2万円) および X "Lパッケージ・S"(131.7万円)

標準的なグレードであり、オートエアコン、キーフリーシステム、分割可倒式リアシートが装着されますが、価格は軽自動車(自然吸気)の上級グレードや、コンパクトカーの廉価グレードと同等のレベルです。

このグレードはバリューフォーマネーに優れていると思います。でも積極的に選ぶメリットはないでしょう。走り、広さ、装備内容のどれも中途半端だからです。


X "Gパッケージ"(144.7万円)

最上級グレードの「X "Gパッケージ"」ともなると、スズキのバレーノイグニス、ホンダのフィット13G・F(ガソリン車)なども買える価格帯になります。

バレーノやフィットはパッソ/ブーンよりも室内・ラゲッジが広いですし、イグニスはマイルドハイブリッドを搭載しているので実燃費(18〜19km/L程度。ちなみにパッソ/ブーンは15km/Lほど)に優れます。やはりパッソ/ブーンを選ぶメリットはありません。


MODA(143万円) MODA "S"(149.5万円) MODA "Gパッケージ"(165.7万円)

トヨタ_パッソ・MODA

割高です。トヨタディーラーでは「MINIに似ている」ことをアピールしているらしいMODAですが、変更点はLEDヘッドランプとフロントグリル、シート表皮、助手席アッパーボックスにフタが付くことくらいです。MODAのエクステリアがよほど気に入ったのでなければ、追加で20万円支払おうとは思わないでしょう。

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新型パッソ/ブーンの良いところ

散々悪いところを挙げてきましたが、良いところだってもちろんあります。

軽自動車よりも幅広なので、室内も横方向に広いです。室内長(ダッシュボードからリアシートの背もたれまでの長さ)もバレーノと同じだけあります。荷室はさすがに負けていますが……(パッソ/ブーン: 193L, バレーノ: 320L いずれも5名使用時)

ベンチシートのクッションは柔らかめでお尻が痛くなりづらいですし、サイトサポートも意外としっかりしています。乗降性も良いので、子供やお年寄りを乗せるときにも気を遣わなくて済むでしょう。小物収納だって十分に用意されています。

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新型パッソ/ブーンがこれほどdisられている理由

パッソ・MODA(またはブーン・CILQ)が高すぎるという点を除けば、新型パッソ/ブーンは価格相応の車です。にもかかわらずこれほどまでに評価が低いのは、軽自動車よりも格上の車だとをアピールしすぎたためだと思われます。

たしかに排気量は1000ccありますし、サイズだって軽自動車より大きいですが、車の内容は軽自動車とコンパクトカーを足して2で割ったものに過ぎません

それなのに軽自動車以上の車であるかのように宣伝すれば、消費者は軽自動車を上回る質感や性能を期待してしまいます。そして実際に乗ってみて幻滅するのです。

パッソ/ブーンに高評価をつけている人のユーザーレビューを見ると、価格相応の性能や質感を評価しているだけで、軽自動車以上の性能・質感だから満足だと評価している人はいませんでした。

「軽じゃないK」というキャッチコピーは、パッソを実力以上に良く見せてしまっています。「軽の技術でコンパクトを変えていく」というダイハツのキャッチコピーの方が適切です。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。

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