ダイハツ キャストの評価・口コミ 3タイプの違いをわかりやすく

ダイハツ車の評価・口コミ

キャストスポーツ_トップ画像

スズキ・ハスラーを後追いした印象が強いダイハツ・キャストですが、車の完成度は非常に高く、評判は上々です。

けれどいい車を作れるのにブランドイメージがいまいち良くならないのは、最近のダイハツが他社の真似ばかりしているためでしょう。

軽自動車にツアラーの概念を持ち込んだ「ソニカ」や、モータスポーツで勝つためだけに開発された「ブーンX4」、電動格納式ハードトップを備えたオープン2シーターを軽自動車で実現した「コペン」、そして今も屋台骨を支える「タント」など、かつてのダイハツにはオリジナリティと遊び心があったのですが……やはりトヨタの影響なのでしょうか。

コストダウンや合理性だけでは、熱狂的なファンは獲得できません。キャストも車中泊対応型とか、1タイプくらいは突き抜けたやつを用意すべきでした。アクティバ以外は中途半端な印象なので、スタイルはミラジーノくらいクラシカルなデザインの方が良かったと思います。

3タイプあるわけですから、スポーツだけはもっとハードなセッティングにして、アルトワークスの対抗馬を狙うべきでした。スポーツのコンセプトは「4人乗れるコペン」だと言うのですが、屋根が開かないコペンは、もはやコペンではないでしょう。企画力が低くて、技術力の高さを活かしきれていない印象です。

とはいえキャストはクラスレスな質感の高さを備えています。詳しくは以下のまとめをご覧ください。タイプ別の違いも出来る限りまとめておきました。

トップ画像の出典: daihatsu.co.jp


目次

  1. インテリア
  2. ナビ・電装系
  3. エクステリア
  4. パワートレイン
  5. ハンドリング
  6. 乗り心地・静粛性
  7. 安全装備
  8. 値引き額・中古車動向
  9. 愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インテリア

シート

アクティバのシートはボーダー柄のファブリックなのですが、ほつれやすいという指摘がありました。ゴミも付きやすいようです。心配な人はシートカバーを付けるか、レザー調シートの特別仕様車「プライムコレクション」にしましょう。

キャストアクティバ_シート

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


スタイルのシートもファブリックですが、こちらは落ち着いた色合いになっています。

キャストスタイル_シート

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


スポーツだけはレザー調シートです。

キャストスポーツ_シート

画像の出典: autoc-one.jp


3タイプともシート形状は同じなので、ホールド性が若干弱いという欠点も共通しています。フィット感が良く、低反発材のおかげで疲れにくいシートなのでもったいないですね。

リアシートは着座姿勢が悪いので、長時間は辛いかもしれません。

キャストスポーツ_リアシートB&W
スポーツのプライムインテリア(オプション)。黒白のコントラストが印象的。

画像の出典: autoc-one.jp


でもリアシートはロングスライドできるので、標準体型の成人なら狭さを感じることはないはずです。

キャストスタイル_ロングスライド

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


室内の質感と使い勝手

普通車っぽいデザインなので、スタイルならともかく、アクティバやスポーツのインテリアとしては違和感があります。

キャストアクティバ_インテリア
アクティバの標準カラーであるシルバー内装。

画像の出典: autoc-one.jp


アクティバはオプションで、6色のアクセントカラーを選べます。標準はシルバーです。

キャストアクティバ_アクセントカラー
アクティバのブルーのアクセントカラー

画像の出典: gazoo.com


基本的に質感は非常に高いのですが、ドアトリムなどはちょっとプラスチッキーです。。

キャストスタイル_ドアトリム
茶色の部分はソフトパッドだが、ドアハンドル部分がプラスチッキーなのが残念。

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


スポーツにはMOMOのステアリングが採用されています。

キャストスポーツ_MOMOステ

画像の出典: car.watch.impress.co.jp


ラゲッジスペース

ラゲッジアンダーボックスは容量こそあるものの、間口から底面にむかって狭くなっていく作りなので使いづらいです。

キャストアクティバ_ラゲッジアンダーボックス

画像の出典: autoc-one.jp


ラゲッジスペースは後席を畳まなくても、340〜575mmの奥行きが確保されています。幅は890mm高さは790mmです。

キャストスタイル_ラゲッジスペース

画像の出典: autoc-one.jp


後席を倒すと奥行きが1320mmに拡大できます。タントが1380mmですから、十分ですね。

目次に戻る

ナビ・電装系

インフォテイメント

メーカーオプションナビは、6.2インチVGAディスプレイの「スマートフォン連携メモリーナビゲーション」となります。タッチ操作が可能で、HDMI/USB/
AUX端子付き、CD/DVD再生も可能です。

キャスト_スマホ連携ナビ

画像の出典: daihatsu.co.jp


メーター・スイッチ関連

2眼メーターはスポーティーな印象です。中央にはマルチインフォメーションディスプレイもあり、平均燃費等のデータを表示できます。

キャスト_メーター比較
上からアクティバ、スタイル、スポーツ。

画像の出典: autoc-one.jp, webcg.net


目次に戻る

エクステリア

フロントはのっぺりとしていますが、愛嬌がある顔つきです。タイプごとに異なるグリルやリップスポイラーで差別化されています。

キャスト_フロント比較_改訂版
左からアクティバ、スタイル、スポーツ

画像の出典: autoc-one.jp


リアも細かな部分で差別化されています。

キャスト_リア比較
左からアクティバ、スタイル、スポーツ

画像の出典: autoc-one.jp


サイドから見ると、ウエストラインより上は直線基調なのに、フェンダーなどは曲線的で、ちょっとチグハグな印象を受けます。

キャスト_サイド比較
上からアクティバ、スタイル、スポーツ

画像の出典: autoc-one.jp


アクティバの外装色は組み合わせのパターンこそ多いものの、ハスラーほど色の種類がありません。スタイルの方が色数は豊富です。

スタイルのスタイリングは、ミラジーノを彷彿とさせる正統派で上質なものです。

ドアを閉めるときの音に剛性感があります。

目次に戻る

パワートレイン

エンジンとギアボックス

ターボは中低速域のトルクが太いので、加速で不満を感じることはないと思います。

自然吸気(NA)は走り出しでもたつきます。しかし問題点はそこだけで、スピードに乗ってしまえば快適そのものです。ちなみにスポーツはターボのみで、NAエンジンの設定はありません

D assist(パワーモード)をONにすれば、高速の合流や追い越しもスムーズにこなしてくれます。

スポーツはパドルシフト付きです。レスポンスも良いみたいですよ。

アイドリングストップは停止時・再始動時ともに静かでスムーズです。

燃費

実燃費は街乗り15.0〜20.0km/L、郊外・高速道路22.0km/Lほどです。

目次に戻る

ハンドリング・取り回し

キャストスポーツ_走行写真

画像の出典: autoc-one.jp


運動性能

足回りは硬い順に、スポーツ>スタイル>アクティバとなっています。アクティバの足は少し柔らかすぎる上、スタイルより30mmも最低地上高が高いので、安定性に欠けるという声もありました。

スタイルはハンドリングレスポンスがよく、コーナリングも安定しています。

スポーツの足は硬めですが、突き上げ感は少ないです。オプションのハイグリップタイヤ(ポテンザ・RE050)を履けばワインディングが楽しくなりますし、高速道路の安定感も増します。

視界・取り回し

視界は普通車と変わらず良好です。

電動パワステは軽めのセッティング。高速域ではもう少し重めの方がいいとの声がありました。

目次に戻る

乗り心地・静粛性

乗り心地

アクティバやスタイルの乗り心地は良好です。スポーツも苦痛を感じるようなレベルではありません。

後席の乗り心地は前席よりは悪いものの、キャストの場合は衝撃をうまくいなしているので不快さは少ないです。

静粛性

静粛性はかなり高いです。軽自動車なのでそれなりに振動はありますが、気にならないレベルに抑えられています。NAの方が若干うるさいのは仕方がないですね。

スポーツでハイグリップタイヤを履いた場合は、ロードノイズが大きくなるので注意が必要です。

目次に戻る

安全装備

◯標準標準 △メーカーオプション −設定なし

安全装備スポーツ"SAⅡ"Gターボ"SAⅡ"G"SAⅡ"X"SAⅡ"X
横滑り防止装置
プリクラッシュブレーキ
車線逸脱警報
レーンキープアシスト
ブラインドスポットアシスト
クルーズコントロール
レーダークルーズコントロール
ハイビームアシスト
アダプティブヘッドライト
ヒルホールドシステム
運転席・助手席エアバッグ
サイドエアバッグ
カーテンエアバッグ

スポーツ以外にはサイドエアバッグの設定が無いのはいただけません。ちなみにアクティバやスタイルの「プライムコレクション」には、サイドエアバッグが標準装備されています

目次に戻る

値引き額・中古車動向

値引き額

値引き対象値引き額(万円)
車両本体5.2
オプション5.7

値引きはかなり渋い感じですね。

中古車動向

登録済み未使用車がかなり出回っています(2016年8月現在)。とくにスポーツの弾数が多いようです。スポーツを買おうと思っている方は、一度カーセンサーで探して見てください。

弾数が多く種類が豊富ならば、好みの色を見つけ易いですし、スポーツは単一グレードなので装備の差はメーカーオプションの有無だけです。スマホ連携ナビ、カーテンエアバッグ、ステアリングスイッチ(純正ナビアップグレードパック)、スーパーUV&IRカットガラス(コンフォータブルパック)等の有無をチェックしましょう。良さそうな個体を見つけたら、すぐに在庫確認して確保するのを忘れずに。

目次に戻る

愛車を高く売る条件4つ。買取り、走行距離……では残りの2つは?

インターネットで無料査定できる買取りなら、下取りより平均16万円も高く売れるとのデータがあります。

また、車の価値は25000km刻みで急落する傾向があるようです。つまり25000km、50000km、75000kmといった区切りを迎える前に、愛車の売却を一度は考えてみるべきです。

しかし高く売れる条件を満たしていても、ある2つのことについて知らないと、高値で売るどころかトラブルに巻き込まれる恐れもでてきます

その1 相場を知ること

実は査定依頼をしても、相場を教えてくれないことがあります。相場がわからなければ、査定額が適正なのか判断できません。

Goo買取なら買取店に査定依頼を出す前に、まずあなたに相場を教えてくれます

相場がわかっていれば、たくさんの買取店に一括査定を頼まなくても、査定額が高いか低いか判断できます。だから1〜2店舗ずつの査定・交渉でも、愛車が買い叩かれるのを防げますし、高額売却のチャンスも逃さずに済むのです。

交渉相手を少なくできれば、電話ラッシュも無くなります。このように相場情報は、売り手に大きな恩恵をもたらしてくれるのです

その2 評判を知ること

誰だって、不愉快な思いはしたくないですよね。でも買取店の評判がわからなければ、悪質な店を避けられません

Goo買取は、ガリバー等の買取店の系列ごとではなく、各店舗ごとにレビューが付けられる仕組みです。だからあなたの街の車屋さんの評判もバッチリわかります。高値で買い取ってくれる店や、サービスの良い店だけを選び出せるのです。

相場を知り、評判を知れば、買取危うからず。

出来る限り愛車を高値で売りたいですし、大金をやり取りするわけですから、安全・確実な方法をとりたいですよね。そのどちらにも優れている査定サイトは、現状ではGoo買取だけです。

Goo買取はもちろん査定無料。入力も3分ほどで済みます。あなたの車がどのくらいの価格で売れるのか、ぜひチェックしてみてください。

Goo買取の使い方がよくわからないという方は、こちらをご覧ください

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。