ポルシェ新型911GT2 RS 史上最高、そして最後の991【7/3更新】

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ポルシェ・911GT2 RSが、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいてワールドプレミアされました。

次世代型であるタイプ992の登場が間近に迫る中、新型911GT2は、タイプ991のフィナーレを飾るモデルとして登場します。
史上最高づくめのスペックと画像をまとめましたので、ぜひご覧ください。


911GT2 RSのエクステリア

カーボン製のフロントスプリッターは、まるでレーシングカーのようだ。ボンネットもカーボン製。
巨大なGTウイングはカーボン製で、迎角を調整可能。
リアバンパーの開口部が広い。極太マフラーは軽量なチタン製。
これで公道を走れるのだからすごい。ルーフは軽量なマグネシウム製。

開発中の911GT2 RSの画像

カナードが除去されている。ゴールドキャリパーも以前の画像には無かった。
ノーズ周りの跳ね石の跡が、走り込みの激しさをうかがわせる。
リアウイングの翼端板が変更されている。

画像の出典: total911.com

ニュルブルクリンクでテスト中の開発車両

見た目はもはやレーシングカー。バンパー開口部の大きさもかなりのもの。
フロントフェンダー上のルーバーに注目。
巨大なリアウイングがこの車の性質を表わしている。
リアバンパーにはダミーのカバー。大口径マフラーの存在感は抜群だ。

画像の出典: motor1.com

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911GT2 RSのインテリア

画像の出典: total911.com

ヴァイザッハ・パック(後述)に含まれるカーボン製のバケットシート

赤いアルカンターラと黒の本革、そしてカーボンで仕上げられたインテリアは、レーシーで高質感なものとなっています。

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911GT2 RSのパワートレイン

最高出力は何と700ps! ちなみにこれはポルシェ911史上最高馬力です。

750Nmの最大トルクも、やはり911史上最大トルクとなります。

最高速は340km/hと、これまた911史上最速の数値を達成。
また、0-100km/hを2.8秒でこなすという加速力に関しても、911史上最速です。

史上最高のパワーを達成できたのは、GT2 RSのインタークーラーに追加されたウォーター・スプレーのおかげです。
BMW M4 GTSにも採用されたテクノロジーですが、効果は絶大で、これだけで吸気温度が15度も引き下げることに成功しています。

700psものパワーを発生するGT2 RSですが、駆動するのは後輪のみ。つまり2WDです。

ギアボックスはPDKだけで、MTは選択できません。
トラクションが途切れると、マシンは不安定になります。2WDだとその傾向が顕著です。
GT2 RSはその不利を、駆動力が途切れないようカスタマイズされたPDKで補っています。

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911GT2 RSのシャシー

画像の出典: total911.com

徹底した軽量化が図られており、車重は1470kgしかありません。
991.2 ターボSの車重が1675kgなので、GT2 RSの軽さは尋常ではありませんね。

しかも、さらなる軽量化のためのオプションパッケージ「ヴァイザッハ・パック」も用意されています。
カーボンルーフ、カーボン製の前後ストラットタワーバー、カーボン製アンチロールバー(スタビライザー)などが含まれるこのパッケージを装着すると、ただでさえ軽いGT2 RSが、さらに30kg軽くなるというのですから驚きです。

また、サスペンションはフル・ピロボール化され、スプリングレートもポルシェ随一の硬さなのだとか。
ここまでいくと、公道を走れるレーシングカーといっても過言ではありません。

GT2 RS用にチューニングされたポルシェ・スタビリティ・マネジメント(PSM)と、リアアクスルステアも装備されています。
タイヤはフロント265/35 ZR20、リア325/30 ZR21という極太です。

ポルシェ911史上最高のパワーと、超軽量なシャシーのあわせ技により、GT2 RSはニュルブルクリンクを7分未満のタイムで周回できると、ポルシェ社は主張しています。

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911GT2 RSの価格・発売時期

2018年初頭に登場すると言われています。

英国価格は207,506ポンドからです。
1ポンド=146円換算だと、およそ3029万円となります。
価格の方も911史上最高だそうですよ。

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