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ジャンニーニ350GP フィアット500をミッドシップ化!

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以前ポゲア・レーシングのチューニングした400馬力のアバルト500を紹介しましたが、今回のフィアット500も、それに負けず劣らずの尖ったモデルです。

ジャンニーニの製作したGP350は、最高出力こそ350psとポゲア・レーシングに及びませんが、なんとMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)に変更されています。
しかもドライバーの後方に積まれているエンジンは、アルファロメオ・4Cのものです。

今回はジャンニーニ社の歴史と、ジャンニーニ・GP350の概要についてお伝えします。

画像の出典: motor1.com

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ジャンニーニ社とは?

Giannini Automobili S.p.A.は、イタリア・トリノを拠点とするチューニングメーカーです。
創業は1920年と古く、最初はローマにある機械修理工場でした。

アッティリオとドメニコのジャンニーニ兄弟が作った工場は、戦後にレース用エンジンの開発などを行っていましたが、1961年に一度倒産してしまいました。

その後会社は2つに分社化されたのですが、現存するのはGiannini Automobili S.p.A.(以下、ジャンニーニ社と略す)だけです。

ジャンニーニ社は、当初販売ネットワークの構築と修理・メンテナンス業務に専念していましたが、その後フィアット用のスポーティーなコンバージョンキットなどを手がけ始め、サーキットではアバルトと対決するようになりました。
1963年9月にデビューしたフィアット・アバルト59527馬力でしたが、翌年デビューのジャンニーニ・590GTは、ライバルを上回る31馬力を発生していたのです。

ジャンニーニ・590GT

画像の出典: wikiwand.com

80年代には再び経営危機に陥ったものの、ボディキットなど比較的ライトなニーズに合わせた商品を開発する方針に転換し復活、今日に至っています。

現在のジャンニーニ社は、フィアット・クライスラー・オートモビルの傘下で、主に特殊車両の製作や、ヴィンテージカーのレストアなどを行っているようです。

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ジャンニーニ・GP350

エクステリア

巨大なカナードやオーバーフェンダーなど、レーシーなアピアランス。
耐久レース車みたいな埋め込み式補助灯も、フィアット500がつけると何だかかわいい。
ボンネット上部の開口部からは、オーリンズサスが顔を覗かせる。
フォーミュラカーのようにプッシュロッド式だ。
ドリルドディスクローターに6ポットキャリパーと、小さなボディに大きなブレーキがついている。
ルーバー付きのオーバーフェンダーが大迫力だ。
リアフェンダー前端のダクトから、エンジンに空気を送り込んでいるようだ。
リアフェンダーの後端はバッサリとカット。レーシングカーではトレンドになっている処理方法だ。

インテリア

インテリアは意外と普通。
リアハッチを開けたところ。本来ラゲッジだった場所は、エンジンとプッシュロッドサスに占領されている。

価格

100台程度しか生産しないそうで、そのため価格も150,000ユーロ以上と高額です。
1ユーロ=123円換算だと、1845万円以上ということになります。
顧客の要望に応じ、細かくカスタマイズできるようです。

フィアット500といえば典型的な大衆車ですが、それを2000万円弱もするミッドシップ・スポーツカーにしてしまうのは、まさに大胆不敵と言えるでしょう。
自由な発想が素晴らしいですし、何より楽しいですよね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

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