寝台特急ならぬ寝台バス!? 夜行バスは爆睡ワープの時代に

テクノロジー・業界分析,批評


横になれる夜行バス

北海道新幹線の開通にともない、寝台特急の北斗星やカシオペアは姿を消してしまいました(ツアー用の列車としては存続)が、バスの世界ではこれから寝台バスが増えるかもしれません。

トップ画像の出典: autoblog.com


目次

  1. 寝台バスの詳細
  2. 日本の夜行バス

寝台バスの詳細

アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ-ロサンゼルス間を結ぶ寝台バスの名は「Sleep Bus」。そのまんまのネーミングですね。

夜11時に出発したSleep Busは、翌朝6時には目的地に到着しているそうです。乗客はバス移動に要する7時間を、ぐっすり眠って過ごすことできます。

質の高いサービス


画像の出典: travelweds.com


すべてのベッドはツインサイズなので、狭くて眠れないなんてことはありません。

また、走行中の車内でも快眠できるように、ベッドシーツにはCasperが採用されています。Casperは柔軟性・通気性・強度が最適にバランスされたシーツで、寝ている間もジメッとせず快適な肌触りのままだとか。

車内ではWiFiも使えますし、ベッドのある各ポッドには電源も用意されているので、寝転んだままインターネットを楽しむことも可能です。

紅茶とコーヒーは飲み放題、荷物も旅行カバン3つまで積んでもらえるなど、サービス内容はかなり充実しています。

気になるお値段

サンフランシスコ国際空港からロサンゼルス国際空港までのチケットは、格安航空会社を利用しても往復$114するそうです。しかしSleep Busなら往復でも$96ですから、$18の節約になります。

もちろん所要時間は旅客機の1時間20分に対し、Sleep Busは7時間と比較になりません。でもSleep Bus寝ている間に移動するわけですから、長時間でも不便を感じることはないはずです。

ちなみにグレイハウンドなら往復で$40からあるそうですが、もちろんベッドはありません。椅子に座ったままの長時間移動はエコノミークラス症候群の危険性もありますし、ちょっと遠慮したいですよね。

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日本の夜行バス

日本の夜行バスも、消費者ニーズの多様化に応じる形で進化を続けています。ベッド付きはさすがにありませんが、個室に近い2列シートの夜行バスは増えつつあります。

海部観光バス マイフローラ


画像の出典: kousokubus.jp


総座席数わずか12席という贅沢な夜行バスです。ほぼ個室同様のプライバシーを確保した座席には、電源コンセントとテレビ(地上波・BS)が用意されています。シートは155°までリクライニングするので、車中でも爆睡できること請け合いです。

西日本鉄道 はかた号 プレミアムシート


画像の出典: gigazine.net


ほぼ個室で快適な旅が楽しめるはかた号のプレミアムシート。本革シートは電動リクライニング機能だけでなく、マッサージ機能や背面ヒーターまでも備わる優れもの。空気清浄機があるのも嬉しいですね。

中国バス ドリームスリーパー


画像の出典: bus-labo.com


大きなバスを14席のみで独占する贅沢な作りのドリームスリーパー。その名の通り、快眠するための装備がこれでもかと用意されています。

ゼログラビティと名付けられたシートは、背もたれを40°、座席角度を30°、レッグレストを水平にポジショニングすることで、浮遊感を感じられるとか。


画像の出典: chugokubus.jp


全席ムアツクッション採用なので爆睡間違いなし。ウトウトしてハッと気づいたときには、もう目的地に着いているはずです。

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