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マツダ・NDロードスターとフィアット・124スパイダーの違いとは?

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フィアット_124スパイダー_青

兄弟だけど、似ていない

アバルトバージョンも発表され、ますます期待の高まるフィアット・124スパイダー。日本でも2016年内に発売される予定です。

マツダ・ロードスター(ND型)の兄弟車として知られている124スパイダーですが、フィアットの開発担当者のコメントから、ロードスターとは異なる124スパイダーのキャラクターが浮き彫りになりました。違うのは見た目だけではないようです。

トップ画像の出典: netcarshow.com

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目次
  1. エンジン・トランスミッション
  2. サスペンション
  3. ステアリング
  4. イタ車らしさとは?

エンジン

既報の通り124スパイダーには、「1.4L マルチエア 4気筒直噴ターボ」が搭載されます。

フィアットの開発担当者であるDomenico Bagnasco氏によると、より大きなトルクを必要としたために、ターボの搭載を決断したといいます。ハイギヤード化するためのモアトルクだそうです。

つまり124スパイダーは、ロードスターよりもGT的な性格になっている可能性が高いです。

ちなみにエンジンはイタリアで生産されたものが船で日本に運ばれ、広島で124スパイダーに搭載されるそうです。

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サスペンション

サスペンションはダンパーにチューニングが施され、新しいスプリングとより硬いスタビライザーに変更されます。

この変更の目的は「クラシックなイタ車のフィーリング」に近づけるためだとか。古いイタリア車を好むユーザーにとっては嬉しい変更点ですね。

筆者が注目したいのは、硬さを増したスタビライザーです。NDロードスターはロールさせて曲がるタイプの車ですが、124スパイダーはロールを抑制する方向でセッティングが変更されたわけで、対照的です。

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ステアリング

もっとも大きく変更されたのは、おそらく電動パワーステアリングのセッティングでしょう。何しろ開発担当者のDomenico Bagnasco氏が、「ロードスターのステアフィールは好みではない」と、バッサリ切り捨てているからです。提携する企業の商品をここまでハッキリと批判するのは、日本ではちょっと考えられませんよね。

Bagnasco氏は「ロードスターはステアリングは全体的に軽すぎるし、ステアリングを切り込んでいったときの重さの増え方も足りない」と指摘しています。なので124スパイダーは「より重く、プログレッシブに増していくアルゴリズム」に変更したそうです。

先述のサスペンションと同様、こちらの変更の目的も「イタ車らしく」するためだとBagnasco氏はコメントしています。

また、重くなった操舵力に対応するため、ステアリングホイールの厚みも増やしたそうです。

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イタ車らしさとは?

124スパイダーに施された全ての変更は、「イタ車らしさ」を出すためのものだとわかりました。でも、イタ車らしさとはなんでしょう? 

その謎に迫るために、まずはロードスターのキャラクターを確認してみます。

ロードスターの特徴

マツダ_NDロードスター

画像の出典: netcarshow.com

ロードスターのウリは「ひらひら感」です。原点回帰したNDロードスターは、初代のようなひらひら感を取り戻しました。

しかしその「ひらひら感」のせいで、「高速道路で安定しない」「直進安定性が低い」との声があるのも事実です。

イタリアのお国柄

けれど日本のような速度域の低い場所では、ひらひら感はデメリットよりメリットの方が大きいです。日常使用でも楽しさが感じられる方が、所有する満足度は高いですからね。

ところがイタリアは、速度域が高い(高速道路であるアウトストラーダの制限速度は130km/h)上に、山岳地帯には数多くのワインディングが存在します。

なので高速道路での直進安定性と、山道でのハンドリングを両立できるような車が求められるのだと思います。つまり「イタ車らしさ」とは、「イタリアで求められる理想の自動車像」のことなのです。

フィアット_124スパイダー_白

画像の出典: netcarshow.com

124スパイダーは、ハイギヤードにし、ロールを抑え、ステアリングを重くしました。これは高速域での安定性を求めた変更でしょう。とはいえベースがロードスターですから、コーナリング性能も決して低くはないはずです。

124スパイダーは、イタリアで求められる車の性質を、昔のイタ車のごとくドライバーがダイレクトに感じ取れる味付けになっていると思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。

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