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【12/8更新】自動車メーカーがこぞって " FIA-GT4 " に集結中!

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2016/12/08

FIA-GT4_BMW M4 GT4

BMWがFIA-GT4マシン「M4 GT4」を開発中だと明かしました。
若手ドライバーを育成するジュニアチームを、GT4クラスで走らせるそうです。
2017年後半からカスタマーへのデリバリーが開始され、2018年からの参戦を予定しています。

フォードも2016年11月のSEMAショーで、突如としてGT4レーサー「マスタング GT4」を発表しました。
メルセデス・ベンツも「AMG GT4」を発表するなど、自動車メーカーがGT4に殺到しているのです。

FIA-GT3マシンは、SUPER GTのGT300クラスで大活躍していますが、FIA-GT4となると、日本ではあまり馴染みがありません。
JAF公認レースには参戦可能なクラスが無いため、FIA-GT4マシンは走れないのです。

理由は後述しますが、今後はFIA-GT4が主流になっていくでしょう。
BMWやフォードもそう睨んでいるからこそ、参入を急いでいるのだと思います。

日本のレースでもFIA-GT4クラスがいずれ作られるはずです。
予習の意味もこめて、現在活躍中のFIA-GT4マシンについてまとめてみました。

更新情報

「AMG GT4」の項目を追加しました。(2016/12/08)

画像の出典: gt4series.com

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今後FIA-GT4が主流になる理由

FIA-GT3のコスト高騰がその理由です。かつては3000〜4000万円程度だったGT3マシンが、今や5000万円が相場となり、フェラーリに至っては7000万円オーバーと、すさまじいインフレを起こしています。

レースシリーズの盛者必衰

モータースポーツ界では各レースシリーズにおいて、

  1. プライベーターが主流のクラスに、自動車メーカーが参戦する。
  2. 参戦する自動車メーカーの数が増え、人気が高まる。
  3. 勝てない自動車メーカーが、必勝を期して巨額の開発予算を組む
  4. 車両価格が高騰し、プライベーターの撤退が相次ぐ。
  5. 勝てない自動車メーカーが撤退し、やがて自動車メーカーがいなくなる。
  6. シリーズが維持できなくなり、コスト削減のレギュレーションが導入される。
  7. プライベーターの参戦が少しづつ増えてきて、1に戻る。

というサイクルを繰り返しています。SUPER GTではこのサイクルを防ぐために、3の「勝てない自動車メーカー」を作らない仕組みになっているのですが……最近はホンダがなかなか勝てず、あまり良くない状況です。

FIA-GT3でも「バランス・オブ・パフォーマンス(BoP)」を導入することで、やはり「勝てない自動車メーカー」を作らない仕組みになっていましたが、参戦メーカーの数が増えすぎて機能していません。車重やエンジンパワーを調整するだけでは、すべてのメーカーを順繰りに勝たせるのは難しいのです。

レースで勝てないメーカーが取る手段は、撤退するか、さらに金をつぎ込むかの二つに一つなのですが、「勝てないけどあきらめないメーカー」が出てくると、開発費が高騰し、車両価格が跳ね上がってしまいます。

現在のFIA-GT3はすでに4の段階にあり、自動車メーカーの手厚いサポートを受けている有力チームでなければまず勝てません。

となるとコスト削減する必要があるのですが、自動車メーカー各社が政治的な駆け引きをするので、レギュレーションの改正は至難の業です。

そこで「元々あった下位カテゴリー」にプライベーターが移っていき、自動車メーカーもそれを追う形で移動するという現象が起こります。GTレースの主流がGT2からGT3に移ったときのように、GT3もGT4へと移り変わっていくでしょう。

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現在活躍中のFIA-GT4マシン

GT4マシンが主に走っているのは主にヨーロッパとアメリカです。ヨーロッパではGT4ヨーロピアンシリーズブリティッシュGTなどが、アメリカではピレリワールドチャレンジIMSA・コンチネンタルタイヤ・スポーツカーチャレンジなどが主戦場となっています。

以下の表中の価格は、$1=¥105、€1=¥115、£1=¥135換算で計算したものです。

アストンマーチン・ヴァンテージGT4

FIA-GT4_ASTON MARTIN VANTAGE
GT3よりも外観はおとなしい

画像の出典: britishgt.com

GT4マシンとしてはかなり古い部類に入るアストンマーチン・ヴァンテージGT4ですが、戦闘力はいまだ一級品です。

項目データ
排気量(L)4.7
パワー(ps)400
車重(kg)1350
価格(万円)1837.5

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ポルシェ・ケイマン PRO4 GT4

PROSPORT Cayman PRO4 GT4

画像の出典: autobild.de

PROSPORTチームが独自に仕立てたGT4ケイマンには、911GT3カップカー(タイプ997)のフロントアクスルや顔が、まるごと移植されています。幅の広いアクスルや空力的に優れたフロント周りを利用することで、戦闘力を高めているのです。

項目データ
排気量(L)3.4
パワー(ps)390
車重(kg)1250
価格(万円)1902.2

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ポルシェ・ケイマンGT4クラブスポーツMR

porsche-cayman-gt4-clubsport-mr-front
バンパーの4灯ライトは、24時間レース用のオプション装備。
porsche-cayman-gt4-clubsport-mr-rear

画像の出典: autoweek.com

"MR"とはマンタイ・レーシングの略です。オラフ・マンタイ氏率いるマンタイ・レーシング(ポルシェの子会社)は、WEC(世界耐久選手権)のGTE Proクラスでポルシェのワークスチームを運営しており、ニュルブルクリンク24時間レースの強豪チームでもあります。耐久レースのスペシャリストですね。

そんなマンタイ・レーシングが手がけたのが、「ケイマンGT4クラブスポーツMR」です。FIA-GT4レース用に開発されたこのマシンは、カーボンフロントボンネット、カーボンドア、ポリカーボネートウィンドウ、軽量なリチウムイオンバッテリーなどを用いることで、ストリート・リーガルなケイマンGT4から40kg軽量化されています。トランスミッションもPDKに変更されており、最速のシフトチェンジを可能にしているそうです。

項目データ
排気量(L)3.8
パワー(ps)390
車重(kg)1300
価格(万円)不明

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シボレー・カマロGT4

FIA-GT4_シボレー・カマロGT4
うーん、でかい

画像の出典: motorsportcars.es

アメリカの有力コンストラクターであるライリー・テクノロジーズが製作したカマロGT4も、ヴァンテージGT4と並ぶ古株です。2015年GT4ヨーロピアンシリーズPROクラスのチャンピオンマシンでもあります。

かつてはフォード・マスタングのGT4も走っていたのですが、ヨーロッパではもう走っていないようです。

(2016/11/03追記)新しいマスタングGT4が発表されました! 詳細はすぐ下の項目をご覧ください。

項目データ
排気量(L)6.2
パワー(ps)432
車重(kg)不明
価格(万円)2362.5

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フォード・パフォーマンス・マスタングGT4

ford-performance-mustang-gt4-left-front
ああ〜^かっこええんじゃ〜^
ford-performance-mustang-gt4-left-rear

画像の出典: motorauthority.com

7代目マスタングがベースのGT4マシンです。2016年11月のSEMAショー(全米最大のチューニングカーショー)で発表された、最新のGT4マシンです。

エンジンはシェルビー・GT350用の5.2L V8を搭載。ギアボックスはホリンジャーの6速シーケンシャルです。足回りには、アメリカのコンストラクターであるマルチマチック社製のダンパーやリアコントロールアーム、スタビライザーなどを装着しています。

項目データ
排気量(L)5.2
パワー(ps)不明
車重(kg)不明
価格(万円)2100

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ジネッタ・G55 GT4

FIA-GT4_ジネッタ G55

画像の出典: dailysportscar.com

イギリスのバックヤードビルダーとして名高いジネッタ。彼らの作り上げたG55 GT4にはフォード製のV6が搭載され、軽量・ハイパワー・ロープライスと、三拍子そろった車に仕上がっています。ブリティッシュGTでは優勝の常連です。

項目データ
排気量(L)3.7
パワー(ps)360
車重(kg)1085
価格(万円)1053

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ロータス・エヴォーラGT4

FIA-GT4_ロータス・エヴォーラGT4

画像の出典: carmagazine.co.uk

SUPER GTではマザーシャシーで参戦中のエヴォーラですが、こちらは市販車ベースのGT4バージョンとなります。

項目データ
排気量(L)3.5
パワー(ps)360
車重(kg)1200
価格(万円)1684.8

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KTM X-BOW GT4

FIA-GT4_KTM X-BOW GT4

画像の出典: digitaltrends.com

READY FOR RACEの精神は、4輪でも健在です。ライター・エンジニアリングが作り上げたX-BOW GT4は、市販車の軽量な車体やハイパワーなアウディ製2.0Lエンジンを、そのまま活かしたレーシングカーとなっています。クローズドコクピットなので安全性もバッチリです。

項目データ
排気量(L)2.0
パワー(ps)340
車重(kg)1000
価格(万円)1598.5

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マセラティ・グラントゥーリズモ MC GT4

FIA-GT4_マセラティ・グラントゥーリズモ MC GT4

画像の出典: topspeed.com

ワンメイクレース用の"トロフェオ"をベースにしたグラントゥーリズモ MC GT4は、1410kgと重量級のボディながらも、かなりの戦闘力を誇っています。かっこよさでも図抜けていますね。

項目データ
排気量(L)4.7
パワー(ps)436
車重(kg)1410
価格(万円)不明

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Ekris M4 GT4

FIA-GT4_Ekris M4 GT4

画像の出典: ekrismotorsport.nl

こちらはEkris Motorsport社(Racing Team Hollandの母体)が独自開発したM4 GT4となります。BMW本体がM4 GT4の開発に乗り出した以上、今後は置き換えられていくことでしょう。

項目データ
排気量(L)3.0
パワー(ps)436
車重(kg)1380
価格(万円)不明

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マクラーレン・570S GT4

FIA-GT4_マクラーレン570S GT4

画像の出典: motortrend.com

デビューしたばかりであるにも関わらず、ブリティッシュGTのスパ・フランコルシャン戦でポールポジションを獲得するなど、実力の片鱗を早くも見せています。

項目データ
排気量(L)3.8
パワー(ps)不明
車重(kg)不明
価格(万円)2158.6

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AMG GT4

メルセデス・ベンツが2016年末に突如として発表したGT4レースカーが、AMG GT4です。
スペックはまだ明らかになっていません(判明次第追記します)が、6.2L・V8NAを搭載するGT3とは異なり、GT4は4.0L・V8ツインターボを採用するのではないかと言われています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。

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