フェラーリ488ピスタ 700馬力を誇る最強のスペチアーレ【2/21更新】

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フェラーリ・488 Pistaのエクステリア画像が流出しました!
上の画像がその流出画像なのですが、レーシングカー(488GTE)譲りのSダクトがあるために、市販車とは思えない外観となっています。

今回は488ピスタのスパイショットと、流出情報を元にした最新情報をお伝えします。

更新情報

車名を「488ピスタ」に修正し、エクステリアインテリアのリーク画像を追加しました。(2018/2/21)

流出したエクステリア画像と、車名は「488GTO」ではない!?の項目を追加しました。(2018/1/24)


フェラーリ・488ピスタの概要

488GTOのコンセプトについて書かれたスライド。

流出したスライドによると、488ピスタのコンセプトは「最上級のレーシングテクノロジーをロードカーのフェラーリへと移転し、芸術的なドライビング・エモーションと組み合わせることで、プロではないドライバーにもレースのような経験を提供する」ことにあるのだそうです。

車名は「488GTO」ではない!?

多くのメディアが「488GTO」という車名になるだろうと報じてきたのですが、英国の自動車メディアであるAuto Expressによると、フェラーリの内部関係者は「フラッグシップにGTOの名前はふさわしくない」と考えているようなので、もしかすると別の車名になるかもしれません

そもそもGTOは「Gran Turismo Omologato」の略です。
イタリア語のOmologateは、英語だとHomologated(認証、承認)を意味します。
つまりレーシングカーのベース車両としての認証を取得した車に付けられる名前なのです。

レーシングカーのテクノロジーをロードカーに移転するというコンセプトのモデルにとっては、むしろ真逆の意味合いになってしまいますから、フェラーリの関係者がふさわしくないと考えてもおかしくはありません。

フェラーリ内部ではこのモデルを「488スポーツスペシャルシリーズ」と呼んでいるようですが、それが正式な車名となるかは不明です。

2018年2月21日追記

正式な車名は「488 Pista(ピスタ)」になることが、リーク画像から判明しました。
「ピスタ」というのはイタリア語で「トラック」、つまりサーキットを意味する言葉だそうです。

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エクステリア

このスパイショットが撮影されたのはドイツだという。
フェンダー周りが変更されるのは確実だろう。
本来なら赤いヘッドカバーが顔を覗かせるリアウィンドウが、開発車両では隠されている。
リア周りで隠されているのはリアスポイラーだけだ。

画像の出典: autoevolution.com

流出したエクステリアのスライド

フロントとリアの一部しかわかりませんが、見た目は488GTBからそれほど変化しなさそうですね。

ホイールはカーボン製のものに変更されます。
488GTBのものと比べると、488GTOのカーボンホイールは40%も軽いそうです。

流出したエクステリア画像

出典: woppum via instagram.com

“>リーク画像

フロントのSダクトが、唯一無二の存在感を放っています。
リア周りのエアロもエグいです。

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インテリア

流出したスライド。内容を全て読み取れないが、レーシーな内装になることは間違いなさそうだ。

レーシングシートカーボンファイバー製のダッシュボードアルミニウム製のフロアパネルなどが装着されます。
かなりレーシーな内装になりそうです。

リーク画像

アルカンターラに覆われているものの、スタンダードな488GTBのように加飾が施されていないため、かなりスパルタンな印象を受けます。

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エンジン

流出した488ピスタのエンジンに関するスライド

エンジンは488GTBと同じく3.9リッター・V8ツインターボですが、ハイブーストに耐えられるよう内部パーツが強化され、最高出力700ps・最大トルク760Nmという、とてつもないスペックにまで引き上げられます。
このエンジンはワンメイクレース用のレーシングカーである「488チャレンジ」のエンジンを、さらに改良したものだそうです。

488ピスタの最大トルクは先日発表されたV12フェラーリの「812スーパーファスト」の718Nmを上回っており、最強のフェラーリといっても過言ではありません。

流出情報によると、エンジン自体の重量も、スタンダードな488GTBから10%も軽量化されているそうです。

ちなみにサウンドもレーシングカーに近いものになります。

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シャシー

流出したスライド。青い部分がカーボンに置き換わる。

458スペチアーレと同じく、車体の軽量化が図られます。
カーボン製のバンパーやボンネットに交換される他、エンジンベイからの騒音を抑える遮音材の撤去や、フロントおよびサイドウィンドウガラスの薄肉化、軽量なセラミックブレーキや鍛造ホイールの採用などにより、車重は1400kg以下に抑えられる予定です。

軽量化された車体とハイパワーなエンジンの組み合わせによって、488ピスタは0-100km/hをわずか2.7秒でこなします

流出したスライド。

また、新しいサイドスリップ・マネジメントシステムと、ボディワークを積極的に動かし、さらなるダウンフォースを生み出すための新しいソフトウェアも追加されます。
ステアリングギア比もダイレクトなものになり、ギアシフトのプログラムもレース仕様になるようです。

Sダクト

流出情報によると、488ピスタにはSダクトが装備されます。

流出したスライド。Sダクト以外にも空力面での工夫がありそうだが、文字が潰れていて読めない……。

Sダクトはノーズ下面の空気流を引き込み、ノーズ上面で排出することで、流速の速い空気流を生み出し、ノーズ上面から空気が剥離するのを防ぐための装置です。
F1ではおなじみの空力装置ですが、市販車での採用は488GTOが初となるのではないでしょうか。

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価格・発売時期

英国価格は215,000ポンドからになると言われています。£1=¥140換算だと約3000万円ですが、日本ではもう少し高くなるでしょう。

発売時期は2018年後半から2019年初頭になると見られています。
3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアされるので、正式な情報はそのときに発表されるでしょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。