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あの「サーブ9-3」が「NEVS 9-3 EV」に生まれ変わって中国で復活!

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あのサーブ・9-3がついに復活です。
ただし「サーブ」という名前は使われていませんが。

2012年にサーブを買収したナショナル・エレクトリック・ヴィークル・スウェーデン(NEVS)は、2014年に一度破産したものの、不死鳥の如く再び蘇りました。
NEVSが中国・天津の工場において、NEVS 9-3 EVの生産を開始したのです。

今回はNEVS社と、9-3 EVの概要についてお伝えします。

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サーブとは?

サーブ・オートモービルは、スウェーデンの航空機・軍需品メーカーである「SAAB」の自動車部門として設立されました。
現在のSAABは旅客機を生産していないので、あまり馴染みがありませんが、戦闘機に関しては積極的な輸出も行われています。

「SAAB JAS39 グリペン」は、永世中立国スウェーデンが独自開発した。

By User:MatthiasKabel (Own work) [GFDL or CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

一方、サーブ・オートモービルは、ゼネラル・モーターズの傘下に入ったり、オランダのスパイカーに売却されたりと、所有者が次々と移り変わった挙句、2011年末に破産しました。

その後中国や日本、スウェーデンなどの資本が参加するNEVSがサーブ・オートモービルを買収したのですが、業績は上向かず、2014年に再び破産しています。

しかしNEVSはあきらめず、2015年には本社を中国・天津に移転、日本のルネサス・エレクトロニクスと戦略的パートナーシップを締結し、9-3 EVの開発を再開しました。

ちなみに「サーブ」という商標の使用を、航空機メーカーのSAAB社が許可していないため、新型車の正式名称は「NEVS 9-3 EV」となっています。

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NEVS 9-3 EVの概要

パワーソースを内燃機関からモーターに変更した9-3 EVは、航続距離300kmを誇ります。
といっても燃費の計測方法が定かではないので、評価に困るのですが、もし実航続距離に近いとしたら、新型リーフ以上ということになります。
ちなみに新型リーフ(40kWh)の実航続距離は、240km前後です。

車内Wi-Fiやスマートフォン接続など、コネクティビティも充実しています。
テスラ車のように、オンラインでソフトウェアアップデートを受けることもできるようです。

また、キャビン内の微粒子を99%取り除くことができるエアフィルターが装着されているなど、中国市場向けの配慮もなされています。
テスラにもHEPAフィルターが装備されているので、それを取り入れたのでしょう。

NEVS 9-3 EVは、最新のEVと遜色ないスペック・装備を実現しているようですが、いかんせんデザインがサーブ・9-3のままですから、古臭い印象が否めません。
一般向けに販売するというよりも、主にEVリースやライドシェアの会社に提供する戦略を取っているみたいなので、デザインはあまり重視していないのかもしれませんが……9-3のデザインがもともと先進的だったのが救いですかね。

NEVS社の生産体制

天津に建設された新工場は、初期には5万台の生産能力を有し、第2段階では22万台までそれが拡大されるそうです。

NEVSは中国の様々な企業から数千件の先行予約を受けている他、EVリース企業のPanda New Energyと150,000台の契約を交わしています。

また、トルコ政府と9-3の知的財産権に関する取引を行っているため、将来トルコ版の9-3 EVが誕生するかもしれません。

次期型の開発も

スウェーデンと天津のR&Dセンターでは、第2・第3世代のEVパワートレイン開発が進められているそうです。
このパワートレインは、中国のライドシェア企業である「ディディチューシン」と共同で進められています。
自動車の開発にライドシェア企業が出資するというのは珍しいですよね。
中国企業は思いもよらぬ手法を取るので、もちろん派手に失敗もするのですが、いつの日か世界的なイノベーションを生み出しそうです。

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