テクノロジー・業界分析 批評

2018年にアメリカで最も売れたセダンのトップ10

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アメリカではSUVやピックアップトラックの需要が伸び続けている代わりに、セダンの需要は急減しています。
GMやフォードなどは、セダンのラインナップを今後減らしていく予定です。

とはいえセダンは、まだ販売ボリュームのかなりの部分を占めています。
2018年11月の米国新車販売トップ10を見ても、セダンは3台がランクインしているのです。
ちなみにトップ3はいずれもピックアップトラックで、残りは中型SUVとなっています。

今回はアメリカで2018年に最も売れたセダンのトップ10をご覧ください。


アメリカで2018年に最も売れたセダンのトップ10

10位

10位はシボレー マリブでした。
11月までの販売台数は、107,458台です。
GMはセダンのラインナップを大幅に削減する予定ですが、マリブは今後も継続されます。

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9位

9位はシボレー クルーズです。
11月までの販売台数は、109,662台でした。
全長4,666mmの中型セダンで、GMのセダンの中では売れ行きの良いモデルですが、現行型で廃止される予定です。

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8位

8位はフォード フュージョンでした。
11月までの販売台数は、157,548台です。
マイナーチェンジされたばかりのフュージョンですが、フォードは今後廃止する予定です。
今年の販売が18%も落ち込んだことが廃止の原因だと考えられています。

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7位

7位はヒュンダイ エラントラでした。
11月までの販売台数は、185,339台です。

今年の秋にフェイスリフトされたエラントラは、それが功を奏したのか、販売台数が前年から僅かなながらも増加した、数少ないセダンの1つとなりました。

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6位

6位は日産 アルティマです。
11月までの販売台数は、192,082台となっています。

アルティマは今年1月のデトロイトモーターショーで新型(6代目)に切り替わりましたが、販売台数は前年比で約19%も落ち込んでしまいました。
可変圧縮比のVG-Turboを搭載したモデルも用意されていますが、起爆剤にはならなかったようです。

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5位

5位は日産 セントラでした。
新型の登場が間近に控えているセントラですが、11月までに195,479台を売り上げています。

モデル末期であるにもかかわらずセントラが売れているのは、やはり価格が安いためでしょう。
17,790ドルから入手できる中型セダンは、ちょっと他にありません。

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4位

4位はホンダ アコードでした。
11月までに262,444台を売り上げています。

現行型のアコードは昨年10月にデビューしたばかりで、評価も高かったのですが、それでも販売台数は、前年比で12.68%も落ち込んでいます。

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3位

3位はトヨタ カローラでした。
11月までの販売台数は、278,293台です。
販売台数にはハッチバックも含まれていますが、セダン単独での集計が無いので代用しています。

今年新型に切り替わったカローラですが、それでも販売台数は前年比で10%減です。

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2位

2位はホンダ シビックです。
11月までの販売台数は、299,376台でした。
シビックもカローラと同じく、多様なボディタイプを合計した販売台数となっています。

現行型のシビックは評判が良く、ホンダにとっては売れ筋モデルですが、販売台数は前年比で13.45%も落ち込んでしまいました。

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1位

2018年に米国で最も売れたセダンは、トヨタ カムリでした。
11月までの販売台数は314,346台と、セダンで唯一30万台以上の売り上げを記録しています。

昨年新型に切り替わった現行型カムリは、若々しくスポーティなデザインや、TNGAやダイナミックフォースエンジンの導入など、主力車種としてはかなり思い切った変更を施したモデルです。

首位に輝いたカムリですが、販売台数自体は前年から8%減少しています。

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正念場を迎える日本の自動車メーカー

日本の自動車メーカーにとって、米国は金城湯池でした。
中・小型のセダンやSUVでは、販売ランキングの上位をほぼ独占してきたからです。

今年のセダンのランキングでも、日本勢が上位を独占している構図に変わりはありませんが、セダン人気自体が減少しているので、販売台数も軒並み下がっています。

GMやフォードはセダンに見切りをつけ、SUVやピックアップトラックに投資を集中させることを決定しました。
大型SUVやピックアップトラックは利益率が高いですし、そもそもアメリカ・ビッグ3の天下なので、セダン人気の低迷は、彼らにとっては追い風となるかもしれません。

逆に日本の自動車メーカーは、中・小型SUVに頼る形にならざるを得ません。
現在の中・小型SUV市場は激戦区なので、利益率を高めるのは難しいと思います。
日本の自動車メーカーは利益率が低くとも、セダンとSUVの両輪で販売台数を稼いでカバーしてきたのですが、セダンの低迷でそれも厳しくなってきました。
今後2~3年の間に、販売戦略の大きな転換を強いられるはずです。

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