チューニング 自動車文化

HKS GTS800 究極のチューニング86で筑波最速を狙う

2017/02/23

チューニングカー筑波最速の座を奪還すべくパーツメーカーのHKSが、トヨタ86をベースにタイムアタック専用マシン「GTS800」を開発しました。

最近のタイムアタックマシンはレーシングカー以上にエアロダイナミクスが発達しているので、ギョッとするような造形をしていますよね。
今回はGT500よりも速いタイムを狙う、このモンスターマシンのディテールに迫ってみたいと思います。

画像の出典: superstreetonline.com

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筑波最速の座の変遷

チューニングカーにおける現在のレコードホルダーは、スコーチADVANシルビアで、タイムは50.746秒です。
オーナー兼ドライバーのアンダー鈴木氏はプライベーターですが、コツコツと仕上げたマシンで大記録を打ち立てました。

2016年末時点の仕様。もはや「S15シルビアのような何か」と化している。

画像の出典: revvedmag.com

以前土屋圭市氏がGT500のARTA NSX(2002年モデル)で叩き出したタイムは、51.8秒でした。

土屋圭市 引退記念イベント ARTA NSX GT500筑波アタック!!【Best MOTORing】2004
土屋圭市 引退記念イベント ARTA NSX GT500筑波アタック!!【Best MOTORing】2004 Hot-Version VOL.68収録。土屋圭市は2003年にスーパーGT選手権を引退。そのシーズンオフにホットバージョンで土屋圭市引退記念イベントを実施した。会場となった筑波サーキットには5000人ものファンが溢れ周辺道路までがパニックとなる事態となる中で行われたプログラムは、AE86N2決戦、R32GT-RグループAマシンのパレードラン、そして、土屋が最後にステアリングを握ったARTA NSX GT500仕様によるスペシャルアタック。すべてのファンへの感謝を込めて繰り広げた土屋圭市の熱い走りを完全収録! 出演者 土屋圭市 / Keiichi Tsuchiya  織戸学 / MAX Orido 谷口信輝 / Nobuteru Taniguchi  脇阪寿一 / Juichi Wakisaka ピストン西沢 / Piston Nishizawa チャンネル登録はこちら
土屋圭市 引退記念イベント ARTA NSX GT500筑波アタック!!【Best MOTORing】2004

しかしその後のタイヤとエアロの進化により、かつてのGT500最速タイムが、チューニングカーによって破られるようになったのです。

奪われた玉座

アンダー鈴木氏以前にチューニングカーの筑波レコードを持っていたのは、HKSでした。

CT9AランサーエボリューションⅨを改造したCT230Rは、4G63改2.3Lに3240タービンを組み合わせ、570psを発生。
車重は1100kg以下にまで軽量化されていました。

CT230R

画像の出典: gooparts.com

この「究極のランエボ」を、スーパーGTで活躍するプロドライバー・谷口信輝氏がドライブして記録した53.589秒が、長らくチューニングカーの筑波最速タイムだったのです。

ところがHKSワークスのタイムが、一介のプライベーターに破られてしまいました。
HKSの沽券に関わる問題ですから、なんとしてもリベンジしなければなりません。
名誉挽回のために開発されたHKS第2の矢が、GTS800というわけです。

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HKS GTS800の概要

巨大なフロントスプリッターが目を引く。排気は助手席側からサイド出し。
フロントスプリッターの両サイドには、垂直のフラップ「インフィニティ・ウイング」がそびえ立つ。
フロントフェンダー後端の切り落としたかのようなデザインが目新しい。
エンドレス製のカーボンブレーキを装着。ホイールはADVAN GT。タイヤはセミスリックのADVAN A050。
リアウイングの巨大さに圧倒される。ドアはGT500マシンのように上半分だけ開く仕様。
シートはBRIDE製。エンジンはF-CON V Proで制御されているようだ。
ディフューザーも巨大。レーシングカーのように薄い平型のサスアームが見える。
FA20改2.5L+スーパーチャージャーで800psを発生。ブローオフバルブは4つも付いている。

画像の出典: speedhunters.com, superstreetonline.com

GTS800の外装は、すべてドライカーボンです。
パネルとパネルのギャップがほとんど無く、非常に精度が高そうに見えます。
車重は未公表ですが、カーボン外装であることを考慮すると、1トン以下かもしれません。

GTS800をドライブするのは谷口信輝氏。
レコード更新はなるのか、HKSの今後の動向に要注目です。

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Category: チューニング, 自動車文化
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