AMG A45 & A45 S(W177) リッターあたり210馬力の新型エンジン搭載!

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メルセデス・ベンツが世に送り出した最強ホットハッチ、「AMG A45」も、Aクラスのフルモデルチェンジに合わせて、新型のW177型に切り替わりました。

このページでは、新型AMG A45のスパイショットや、スペックなどに関する最新情報をまとめています。

更新情報

正式発表された画像に差し替え、ページ内の情報を修正しました。また、スパイショットは削除しました。(2019/07/07)

古いスパイショットを削除して、最新のスパイショットと差し替えました。また、パワートレインの情報を更新しました。(2019/06/07)

スパイショットを追加し、パワートレインの情報を更新しました。(2019/04/23)

上記のティザームービーを追加しました。また、ページ内の記述を最新情報に合わせて修正しました。(2018/2/24)

最新のスパイショットを追加しました。(2017/10/24)


新型AMG A45の概要

エクステリア

画像はクリック(もしくはタップ)で拡大できます。

新型AMG A45 S。ボンネットにはパワードームが設置されている。

バンパーダクトの周囲にはヒレが付いている。カナードも追加された。

車高は非常に低い。

A45は18インチホイールを、A45 Sは19インチホイールを履く。

レーシーなデザインのリア周り。

バーチカルツインフィン×2を備えたディフューザーを装着する。

巨大なルーフスポイラーは大迫力だ。

クアッドテールパイプの口径は、A45が88φ、A45 Sが90φとなっている。

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動画

ティザームービー

新型A45のティザームービーです。
映像中のA45はケン・ブロックのジムカーナムービーの如く、常時ドリフトしています。


ドリフトするA45もかっこいいですが、何より音楽がかっこいいですよね。
曲はこちらにあるDont Stopという曲だそうです。

ティザームービーは、おそらくドリフトモードの存在をアピールしているのでしょう。
フォード・フォーカスRS Mk3が先鞭をつけたドリフトモードですが、ライバルであるA45も追従することになりました。

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インテリア

新型A45のインテリア

人工皮革のARTICOと、DINAMICAマイクロファイバーで仕上げられている。

ナッパレザーとDINAMICAマイクロファイバー製のAMG Performanceステアリングホイールを装着する。

イエローのハイライトはA45 Sの専用インテリアだ。

シャシー

エンジン下のアルミニウム製のせん断プレートやフロントストラットブレースなどを追加することで、ボディ剛性が大幅にアップしています。

サスペンション形式はフロントがマクファーレンストラット、リアが4リンクですが、フロントアクスルには特殊な形状が施され、快適性とハンドリング性能が向上しました。

オプションのアダプティブダンパー「AMG RIDE CONTROL」を装着すれば、3種類のサスペンションコントロールモードを選択可能です。

AMG A45は、フロントに対向4ピストンモノブロックキャリパーを、リアには1ピストンフローティングキャリパーを装備しています。
ディスク径はフロントが350mm、リアは330mmです。

A45 Sは、フロントに対向6ピストンモノブロックキャリパーを装備し、ディスク径も360mmとなります。
A45でも、AMG DYNAMIC PLUSパッケージを装着することで、A45 Sと同じブレーキにアップグレード可能です。

パワートレイン

A45のエンジン仕様は2種類

新型AMG A45のエンジンには2種類の仕様があります。
スタンダードモデルの「A45」と、ハイパワーな「A45 S」です。

エンジンは新開発されたM139型・2.0リッター直列4気筒ガソリンターボとなります。
最高出力はA45が387ps、A45 Sは何と421psです。
リッターあたり210.5psというのは、市販車のガソリンエンジンとしては最高峰でしょう。
最大過給圧は驚異の2.1 barです。

M139のピークトルクは5,200rpmで発生するものの、低回転域でも旧型(M133)以上のトルクを発生します。
しかしM133とは異なりディーゼルのようにフラットなトルク特性ではなく、スポーティーなものになっているそうです。

ローラーベアリングを採用したツインスクロールターボ

鍛造スチール製のクランクシャフト

シリンダーライナーはNANOSLIDEでコーティングされている。ピストンは鍛造アルミ製。

プラグとインジェクターの位置が最適化され、バルブ径が大きくなった。

ターボチャージャーがバルクヘッド側に位置するレイアウト。

新しいエンジンブロックは160 barの燃料噴射圧力に耐えられるよう、ディーゼルエンジン並に強化されています。
燃料噴射方式はピエゾインジェクターによる直噴と、マニホールド内への噴射を組み合わせたデュアル・インジェクションです。
可変バルブ制御の「CAMTRONIC」も採用されています。

ギアボックスは8速デュアル・クラッチ・トランスミッションです。

駆動方式はトルクを可変配分する全輪駆動の「4Matic」となります。
また、A45 Sには、メルセデスAMGがMagna Powertrainと共同開発した「4Matic+」が搭載されるようです。
4Matic+には、電子制御のマルチディスククラッチによって、リアディファレンシャルの機能を2つのクラッチに置き換えた「AMG TORQUE CONTROL」が搭載されています。
これによりシステムは必要に応じて、左右どちらかの後輪だけにトルクを100%配分できるようになりました。
AMG TORQUE CONTROLによって常に最適なトラクションを生み出せるだけでなく、「ドリフトモード」も可能になりました。

パフォーマンスは、0-100km/hが4.0秒(A45 Sは3.9秒)、最高速は250km/h(同270km/h)となっています。

パワー控えめな「A35」も

新型Aクラスでは、A45よりもパワー控えめなA35が、ラインナップに加わりました。

AMG A35

A35に関してはページを分けましたので、以下のリンク先をご覧ください。

AMG A35 4Matic 新型Aクラスがホットハッチに!

A50はハイブリッド?

英国の自動車メディアであるAUTOCARは、AMGが48Vシステムで作動する電動ターボチャージャーに、モーターを組み合わせたハイブリッドを開発していると報じています。

また、ドイツのAutoBildによると、AMG A50476psを発生するそうです。

ただの2リッターターボでは、流石に470psも出ないでしょうから、A50はハイブリッドだと考えるのが妥当でしょう。
おそらくプラグインハイブリッドになると思います。

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価格・発売日

発表は7月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2019で行われました。

グッドウッドで価格はアナウンスされませんでした。
英国価格は45,000ポンドだと言われていますが、最近はポンド安なので参考にはならなそうです。
一応、1ポンド=140円で換算すると630万円となりますが、これではW176型よりも安くなってしまいます。

A45の下にA35が追加されたということは、A45の価格帯が上にスライドする可能性が高いはずです。
W176型・A45は711万円なので、新型はもう少し高くなるでしょう。

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