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イズデラ・コメンダトーレGT ガルウィングのEVスーパーカー!

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ドイツのイズデラというメーカーが、ガルウィングドアが印象的なEVクーペ「コメンダトーレGT」を、オート・チャイナで披露しました。

コメンダトーレ(Commendatore)とは司令官という意味です。
イタリア共和国功労勲章の勲三等の名称も同じであるため、それを受章したエンツォ・フェラーリも、イル・コメンダトーレ(il commendatore)という愛称で呼ばれていました。
村上春樹氏の著作「騎士団長殺し」の英語タイトル(Killing Commendatore)にも使われていますね。

今回はイズデラの作り上げたスーパーEV、コメンダトーレGTの概要と、イズデラというメーカーの歴史についてです。


イズデラとは?

イズデラ Gmbhは、エーベルハルト・シュルツ(Eberhard Schulz)氏が創業した、ドイツ・ヒルデスハイムに居を構える自動車メーカーです。
wikipediaには創業1969年と書かれていますが、会社の設立は1981年となっています。
1969年は、シュルツ氏が「Erator GTE(エレーターGTE)」を発表した年なので、自動車ビジネスを始めた年という意味で創業年なのでしょう。

Erator GTE

シュルツ氏はドイツ人の自動車デザイナーです。
上述のErator GTEは、プロトタイプのスーパースポーツカーでした。
初期の頃から手がけた車のほとんどがガルウィングなので、ガルウィング大好きおじさんなのでしょう。

ポルシェでキャリアを積んだ後、1978年に自動車チューナーのライナー・ブッフマン(bb Auto)と共に、メルセデス・ベンツ CW311というコンセプトカーを完成させます。

メルセデス・ベンツCW311

CW311は結局市販されませんでしたが、メルセデスはシュルツ氏に自社ブランドでの生産を許可、エンジン等の供給を約束しました。

イズデラが初めてオリジナルモデル「Spyder 033」を発表したのは、1982年のことです。

こちらは033の後継車種「スパイダー 036i」

その後継車種を何台か出した後、1984年には「Imperator 108i(インペレーター 108i)」を発表。
これは前述のコンセプトカー「CW311」がベースとなっています。
実に6年もの歳月をかけて、シュルツ氏はCW311の市販化に成功したのです。

Imperator 108i

そして1993年には「Commendatore 112i」を発表しています。
コメンダトーレという名前は、以前にも使われていたわけですね。
112iは、イズデラが破産したためにプロトタイプのみで終わってしまったのですが、後に「Commendatore C112i Silver Arrow」として復活しています。

C112i シルバーアロー

コメンダトーレ 112iは、メルセデス製の6.0リッター・V型12気筒(408ps)を搭載した、ミッドシップ・スポーツでした。
内燃機関は無くなったものの、ガルウィングドアはコメンダトーレGTにも受け継がれています。

破産後は紆余曲折がありましたが、現在ではスイスの投資家がイズデラを所有しているようです。

イズデラは本当に小さな会社らしく、公式ウェブサイトにもろくな情報が載っていません(旧車種のページはあるが、なぜかトップページにリンクが貼られてない)。
新しいイズデラ車を購入する唯一の方法は、CEOに直接電話することだと言われています。
ディーラーすらないのかもしれません。
まさに謎のスーパーカーメーカーです。

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コメンダトーレGTの概要

エクステリア

ガルウィングドアが特徴的なクーペです。
EVらしく、フロントグリルレスなデザインが施されています。

Aピラーを前進させたキャブフォワードなデザインでありながら、Cピラーもかなり後方に位置しているのは、エンジンの無いEVならではですね。

コメンダトーレGTは全長4920mm全幅1950mm全高1290mmホイールベース2820mmと、かなり大型の車です。
しかし車重は1750kgと、EVにしては軽く作られています。

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インテリア

メーターは液晶を用いたデジタル・インストゥルメントです。
センターコンソール上段にワイドな大型タッチスクリーンを装着しただけでなく、下段にもタッチスクリーンを設置されています。
ギアの選択もタッチ操作です。

2トーンカラーのレザーシートや、カーボンファイバー製のダッシュトリム、メタリックパーツの加飾など、車内の印象は非常にラグジュアリーです。

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パワートレイン

コメンダトーレGTは、前後にモーターを搭載する4WDです。
2つのモーターは合わせて815ps1060Nmという強烈なパワーとトルクを発生します。
0-100km/h加速は3.7秒、0-200km/hでも9.8秒しかかかりません。
最高速は302km/hだそうですが、リミッターで250km/hに制限されます。

車重1750kgと比較的軽めなコメンダトーレGTですが、搭載しているバッテリー容量は105kWhと巨大です。
そのため1度フル充電すれば、500kmもの距離をノンストップで走行できます。
この500kmという数字は、実燃費に近いとされるWLTP方式で計測されたものだそうです。
ちなみにわずか35分間で、バッテリー容量の80%まで充電できます。

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価格・発売時期

価格に関する情報はまだありませんが、生産台数はわずか2台ということなので、とんでもない値段になることは間違いありません。
貴重な車ですから、将来はかなりのプレミアがつくでしょう。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

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