デイリーF1ニュース(2018年6月24日)マクラーレン、空力に問題があることを認める

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • フランスGP 予選の結果
  • マクラーレン、空力に問題があることを認める
  • ハミルトンとベッテル、ルクレールを絶賛

それではご覧ください。


フランスGP 予選の結果

フランスGP 予選結果(クリックで拡大)

フランスGPのポール・ポジションは、メルセデスルイス・ハミルトンが獲得しました。
2番手にはバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスがフロントロウを独占です。

フェラーリ

セバスチャン・ベッテルは、Q3のラストアタックで痛恨のコースオフを喫し、ハミルトンのタイムを上回ることはできませんでした。

新PUの成果が期待されていたトロロッソ・ホンダですが、ピエール・ガスリーはQ1のタイムを上回ることができずQ2敗退で14番手、ブレンドン・ハートレーは17番手でQ1敗退と、散々な結果に終わっています。
なおハートレーはPU交換でグリッドペナルティが課せられるため、決勝は最後尾スタートです。

ちなみにガスリーはひどいアンダーステアに悩まされていたそうですから、PUのせいで予選に失敗したとは言い切れません。
FP3がレインコンディションになってしまったことが影響しているのでしょう。

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マクラーレン、空力に問題があることを認める

マクラーレンのフランスGP予選は、今季最悪の結果となりました。
ストフェル・バンドーンが18番手、フェルナンド・アロンソですら16番ですら16番手がやっとという有様です。
去年の方がマシだったのではないでしょうか。

「我々は問題がある分野を特定した」と語るのは、マクラーレン・レーシングでCEOを務めるザック・ブラウンです。「それは空力だ。これ以上のことは言えない」

「それは風洞に現れないものだ。風洞で問題を再現できない、もしくは風洞に問題があるために、風洞では問題を解決できない」

ちなみにマクラーレンは、ドイツ・ケルンにあるトヨタ・モータースポーツGmbh(TMG)の風洞も使っているそうですが、そちらでも空力の弱点が現れないそうです。

「トヨタの風洞に問題は無いと思うが、レースカーの特徴は風洞で全てシミュレートできるわけではないので、弱点の領域が、トヨタや他の風洞には現れないということだ」

「だからレーストラックで解決する必要がある」

マクラーレンはシーズン開幕直後から「問題の原因を特定した」と言い続けています。
そしてスペインGPで投入した空力アップデートですべてが解決する……はずだったのですが、事態は悪化しているようです。

McLaren reveals aerodynamic problem behind poor form – racefans.net

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ハミルトンとベッテル、ルクレールを絶賛

戦闘力に劣るザウバーのマシンで、シャルル・ルクレールは8番グリッドを獲得するという離れ業をやってのけました。
ザウバーは直線スピードが速いので、ポール・リカールのようなサーキットに向いているとはいえ、ライバルを押しのけてのこの結果は称賛に値します。

「私がコースに出ていく前に見たのは、トップ10に入ってQ3進出した彼だった」と、ルイス・ハミルトン。「とても、とても印象的だった」

「彼のことを思うと本当にうれしい。特にあの車では、彼は持てる力で素晴らしい仕事をしていると思うし、おそらくそれ以上のものを提供している。それは良いドライバーにとって望ましいことだ」

セバスチャン・ベッテルも、ルクレールの走りを高く評価しています。

「ザウバーはまだかなり遅れていると思うので、彼の働きによるものだと思う」とベッテル。

「8番グリッドは彼にとっても良いし、ザウバーにとっても良いことだ。うまくいけば明日ポイントを獲得するチャンスがあるだろう」

シーズン序盤は苦戦していたルクレールですが、ここにきて本領を発揮しつつあるようです。
ペイドライバーが問題視されていたF1ですが、マックス・フェルスタッペンエステバン・オコンピエール・ガスリー、そしてルクレールと、有望な若手ドライバーが出揃ってきました。
来年はここにランド・ノリスジョージ・ラッセルが加わる可能性があるのですから、非常に楽しみです。

Hamilton and Vettel impressed by Leclerc – racefans.net

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