新型86/BRZの登場は確定的! フルモデルチェンジでどうなるのか?

2019年3月24日トヨタの新車情報, 新車情報スポーツカー

新型スープラに4気筒モデルが存在していたため、スペック的に重複するトヨタ86スバルBRZが、現行型かぎりで廃止されるのではないかと、一部のメディアが報じていました。

しかしトヨタの関係者によると、次期型の開発は既に決定しているようです。

新型86/BRZも、トヨタとスバルの共同開発となります。
今回はトヨタ関係者のコメントをまとめた上で、新型86/BRZがどのような車になるのか、予想してみました。

更新情報

シャシーの項目を新設し、プラットフォームに関する情報を更新しました。また、水平対向エンジン非搭載の可能性を追記しました。(2019/04/20)


新型86/BRZの概要

第2世代86/BRZの発売は確定的

86/BRZ廃止の噂は、新型スープラの発表に端を発するものでした。
新型スープラには2.0リッター・直列4気筒モデルがあり、その最高出力が86/BRZと被っていたからです。

スペック 86/BRZ スープラSZ
排気量(L) 2.0
過給器 無し ターボ
最高出力(ps) 207 197
最大トルク(Nm) 212 320
車重(kg) 1,240 1,410

自然吸気とターボという違いはあるものの、最高出力では86/BRZがスープラSZを上回っています。
にもかかわらずスープラの方が高価なのですから、86/BRZ廃止の噂にも、それなりに信憑性があったのです。

A90スープラ

トヨタ関係者は86/BRZ廃止の噂を否定

トヨタ・オーストラリアの広報マネージャーであるBrodie Bott氏は、86/BRZ廃止という報道の直後に、それを否定するコメントを出しています。

「これらのレポートが報じられた際に、我々は社内で数回チャットを行った」とBott氏。「そして私はあなたにハッキリと告げることができる、第2世代の86はある」

「廃止のレポートがどこから来たのかはわからないが、現時点で我々は中止するつもりはない。86は我々にとって重要な車であり、それはスープラの弟になるだろう」

トヨタ・ヨーロッパのマーケティングチーフであるMatt Harrison氏も、第2世代の86を開発するつもりだと語っています。

「(86は)我々にとって成功した『ハロー製品(ブランドの顔という意味か)』だ」とHarrison氏。「スープラで置き換えることはできない。それらは異なるファンのために作られた、異なる製品だ。我々はスープラと86が、並行してラインナップされる状況を見ている」

Harrison氏は86を維持することが、「ブランドへの興奮と感情的な魅力」を高めることにつながると語っています。

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新型86/BRZはどのような車になるのか?

2017年発表のGR HVスポーツコンセプトが、新型86/BRZのモチーフになるという見方もある。

Harrison氏は、スバルとの共同開発に関して「安全な仮定」であると語っているため、新型86/BRZも、現行型と同様の開発体制となるはずです。

問題は、直4スープラとの競合をどう避けるかという点です。
その点を踏まえて、新型86/BRZがどうなるか考えていきます。

シャシー

プラットフォーム

オーストラリアの自動車メディアであるmotoring.com.auは、新型86/BRZのプラットフォームはスバルのSGPではなく、トヨタのTNGAになると報じています。
SGPはAWD(全輪駆動)のプラットフォームであり、後輪駆動をサポートしないというのです。

現時点ではTNGAを採用した後輪駆動車は存在しませんが、TNGAはモジュラープラットフォームであるため、おそらく対応可能なのでしょう。

車重

近年の新型車は旧モデルに対し、総じて車体が軽くなっています。
これは燃費改善のために、アルミや高張力鋼板などを多用するようになったためですが、軽さは運動性能の向上にもつながります。

新型86/BRZにはTNGAが採用されるため、軽量かつ高剛性なシャシーになるそうです。
例え現行型よりパワーダウンしたとしても、車体が軽くなれば、パフォーマンスは維持できます。
パワフルなスープラに対し、軽量で俊敏な86/BRZという位置づけになれば、両者の競合も回避できるでしょう。

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エンジン

以前の噂では、新型86/BRZには2.4リッター・水平対向4気筒ガゾリンターボエンジンが搭載され、最高出力は260ps、最大トルクは375Nmになると言われていました。

86のチーフエンジニアである多田哲哉氏は、自然吸気エンジンにこだわりを見せていましたが、燃費対策等を考慮すると、ターボにせざるを得ないのかもしれません。

しかしスープラとのポジショニングを考えると、200psを大幅に上回るのはまずい気がします。
むしろダウンサイジングターボを搭載する可能性の方が高いでしょう。

スバルは新開発の1.5リッターターボで、FA20型エンジン(現行型86/BRZのエンジン)を代替しようとしています。
新型86/BRZにダウンサイジングターボが搭載されても不思議ではありません。
コストの観点からしても、そちらの方が自然でしょう。

ただしターボエンジンといっても、ダウンサイジングターボは基本的に燃費対策のためのものなので、パワーアップにはあまり期待できないと思います。
むしろパワーダウン・トルクアップという形になるかもしれません。
そうすれば直4スープラとの競合を避けることもできるので。

水平対向エンジン非搭載の可能性

シャシーの項目でも書きましたが、新型86/BRZのプラットフォームがTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)になるという情報が流れています。
よって新型86/BRZのエンジンが、スバルの水平対向エンジンでなくなる可能性も出てきました

もちろん水平対向エンジンが搭載される可能性も残されていますが、TNGAに4気筒ボクサーを搭載可能なのかは不透明です。
プラットフォームだけでなくエンジンまでトヨタ製となってしまうと、スバルと共同開発する意味が薄くなる(単に生産を委託するだけになってしまう)ので、なんとか水平対向エンジンを継続してもらいたいのですが。

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価格

多田哲哉氏は、「ほとんどの人が最も小さい『3人目の兄弟』を楽しみにしていると、私は信じています」とコメントしています。
つまり、86よりもコンパクトで手頃な価格のスポーツカーの構想があるのです。

しかし多田氏は、「実際に用意することは難しい」と付け加えてもいます。
小型だからといって排ガス対策のコストが低いわけではないため、利益を上げるのが難しいというのです。

よって新型86/BRZが、現行型よりも安くなることはないでしょう。
しかしスープラSZ(約400万円)よりは安価なはずですから、現行型と同程度の価格に落ち着くのではないでしょうか。

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発売日

2021年になると言われています。

出典・参考サイト

New Toyota 86 and Subaru BRZ could switch to Toyota platform – motoring.com.au

No sub-GT86 model in Toyota’s ‘three brothers’ sports car range – evo.co.uk

Toyota 86, Subaru BRZ Rumored To Get The Axe – motor1.com

New-generation Toyota 86 confirmed for Oz – goauto.com.au

Second-generation Toyota GT86 greenlighted by bosses – autocar.co.uk

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

Posted by dangoliath