チゼータ・モロダー V16Tがオークションに

自動車文化スーパーカー

Cizeta-Moroder V16T

V型16気筒エンジンを搭載するユニークなスーパーカー「チゼータ・モロダー V16T」が、RMサザビーズのオークションに出品されます。
今回はその概要をご覧ください。

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チゼータ・モロダー V16Tの概要

Cizeta-Moroder V16T Front three quarter

チゼータ・モロダー V16Tは、ランボルギーニのテストドライバー兼エンジニアだったクラウディオ・ザンポーリに、作曲家で「ディスコの父」と呼ばれるジョルジオ・モロダーが投資して開発されました。
スタッフの多くもランボルギーニ出身だったそうです。
車体のデザインも、カウンタックやミウラを手掛けたマルチェロ・ガンディーニが担当しています。

Cizeta-Moroder V16T Front
縦に並ぶリトラクタブルヘッドライトが強烈なインパクトを放っている。

Cizeta-Moroder V16T Side
V16の影響か、キャビン後方が極端に長くなっている。

Cizeta-Moroder V16T Rear three quarter
ディフューザーは装着されていない。

Cizeta-Moroder V16T Rear Spoiler
リアスポはカーボンっぽく見えるが、後から追加されたのだろうか。

Cizeta-Moroder V16T Rear
クアッドエキゾーストは高い位置にある。

6.0リッター・V型16気筒が横置きに搭載されているのは、ミウラに触発されたものだそうです。
エンジンパーツにはランボルギーニ ウラッコに搭載されているフラットプレーンV8のものを使用しています。
ギアボックスは5速マニュアル。
車体はチューブラーフレームとアルミ製ボディワークで構成されています。

Cizeta-Moroder V16T Engine
V8を連結したような造りのV16。リアアクスルより後方に搭載されているように見える。

ちなみにチゼータ・モロダーのデザインは、ランボルギーニ ディアブロのプロトタイプ第2案として、ガンディーニがクライスラー(当時のランボルギーニ親会社)に提案したものだと言われています。
第2案は第1案の修正案でしたが、クライスラーは不採用としました。しかし、結局第2案(つまりチゼータ・モロダー)を超えるデザインを作り出せず、第2案をベースに量産型ディアブロを作り上げたのだそうです。

Cizeta-Moroder V16T Interior
インテリアは赤と黒で仕上げられている。

Cizeta-Moroder V16T Cockpit
スーパーカーだが内装のデザインは至ってシンプルだ。

Cizeta-Moroder V16T Serial
シャシーナンバーは001。モロダー自身のサインもある。

オークションに出品された個体は、1988年12月5日にロサンゼルスで開催されたイベントで公開されたもので、シャシーNo.001のプロトタイプとなっています。
その後モロダーはプロジェクトの遅れに不満を持ち、ザンポーリと決別してしまったため、市販車のV16Tには「モロダー」の名前がありません。
したがってチゼータ・モロダーのネームプレートが付けられているのは、このシャシーだけです。

V16Tはこのプロトタイプも含めて10台しか生産されませんでした。
当時の価格は60万ドルだったそうですが、オークションではどのくらいの価格が付くのか想像も付きません。
オークションは2022年1月に開催されます。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

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Posted by dangoliath