マクラーレンMSO Rクーペ&MSO Rスパイダー 特別な顧客のための特別なモデル
マクラーレンがMSO RクーペとMSO Rスパイダーを発表しました。
マクラーレン・スペシャル・オペレーション(MSO)が手がけたこの車は、ある顧客の要望に合わせて、特別に仕立てられたモデルです。
今回は1人の顧客のために作られた、2つのMSOモデルについてお伝えします。
MSOとは?
MSOは、マクラーレン・スペシャル・オペレーションの略です。
特別な車両を製作する部門だと考えればよいでしょう。
顧客はMSOパーソナルコミッションを介し、ボディカラーや素材の選択、仕上げ、車体のインテリアデザイン、さらにはパワートレインの強化までも依頼できます。
車体のありとあらゆる部分をいじれるのです。
これにより顧客は、世界に1台だけのオリジナルマクラーレンを手に入れることができます。
MSO RクーペとMSO Rスパイダーも、そのようにして生まれたモデルなのです。
MSO Rクーペ&MSO Rスパイダー
MSO RクーペとRスパイダーは、既に絶版となっている675LTがベースです。
エクステリア
両モデルはリキッドシルバーのボディカラーと、カーボン柄のセンターストライプを身にまとっています。
フロントバンパー、ボンネット、ルーバーフェンダー、ルーフのエアスクープ、リアデッキ、サイドミラーアームやケーシング、ワイパーシャトルなどは、MSOビジュアルカーボンファイバー(VCF)と呼ばれる、手作業で作られた織り目の美しいカーボンによるものです。
また、フロントスプリッターやサイドステップにはデルタレッドピンストライプが施され、ボディの各所には「MSO R」のブランドロゴが配されました。
ホイールは両方とも同じ5スポークですが、クーペはサテンブラック仕上げなのに対し、スパイダーはグロスブラック仕上げです。
インテリア
キャビンにはアルカンターラが惜しみなく使われています。
シートもアルカンターラです。
黒いステッチが施された赤いシートには、MSO Rのロゴが刺繍されています。
ステアリングホイールのグリップ部分もアルカンターラです。
デルタレッドのストライプが入ったカーボンファイバーと組み合わされています。
エンジン
M838TLツインターボV8は、最高出力688ps、最大トルク700Nmです。
エキゾーストパイプを延長し、排ガスの流れを最適化する「クロスオーバーマフラー」と呼ばれるチタンエキゾーストシステムも装備されています。
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