アスパーク アウル 2,000馬力オーバーの和製ハイパーEVがついに完成!

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日本生まれの電動ハイパーカーであるアスパーク アウル(OWL)の量産バージョンが、ドバイ国際モーターショーでお披露目されました。
最高出力は驚異の2,012psという代物です。

今回はアスパーク アウルの概要をご覧ください。


アスパーク アウルの概要

エクステリア

アスパーク アウル

車名は「OWL(フクロウ)」なのに、ドアは「ファルコン(隼)ウィングドア」

車高の低さはハイパーカーの中でも随一だ。

ルーフ部分までガバっと開くので、乗り降りに支障は無さそう。リアウィングはアクティブ式。

丸みを帯びた柔らかな外観が特徴。エッジが効いた部分は無い。

非常にシンプルなリア周り。ボリューミーなリアフェンダーが印象的だ。

アウルの外観でまず目を引くのは、その圧倒的な低さです。
全高はわずか993mmしかありません。
フォード GT40の全高が40インチ(1,016mm)ですから、アウルは往年のレーシングカーよりも低いということになります。

また、リアウィングはアクティブ式で、150km/h以上の速度になると自動的にせり上がる仕組みのようです。

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シャシー

カーボンモノコックが採用されています。
そのためシャシーの重量はわずか120kgしかありません。
それでも乾燥重量が1,900kgもあるのは、重いバッテリーを搭載するEVの宿命でしょうか。

サスペンションはダブルウィッシュボーンで、油圧システムにより最低地上高を80~160mmの間で可変することができます。

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パワートレイン

アウルは4つのモーターを搭載しています。
最高出力は2,012ps、最大トルクは2,000Nmを発生。
モーターの最高回転数は15,000rpmに達するといいます。
ポルシェ タイカンと同じく800Vシステムを採用しているのもポイントでしょう。

パフォーマンスは、0-100km/hが1.69秒、0-300km/hでも10.6秒という凄まじいものです。
最高速度が400km/hというのも、EVとしては驚異的だと思います。

リチウムイオンバッテリーの容量は64kWhで、航続距離は450kmとのことですが、あくまでNEDC基準の数値なので、実際にはその8割程度──350km前後──でしょう。
もちろん全開走行では短距離しか走れないはずです。
なお、アスパークは今後バッテリー容量を大きくしたバリエーションを販売する可能性があるそうです。

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価格・発売日

価格は290万ユーロだそうです。
記事執筆時点のレートで日本円に換算すると、約3.48億円となります。

日本の資本が日本で開発したアスパーク アウルですが、生産はイタリア・トリノで行われるそうです。
生産台数は50台のみで、2020年の第2四半期までにはデリバリーが開始されるとのこと。
これほどのパフォーマンスを有するEVはこれまでに無かったので、それゆえに需要があるのかどうかも不明ですが、EV界のケーニグセグやパガーニのような存在となってくれることに期待したいですね。

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