モーガン P101 生産終了を記念する限定モデル

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モーガンといえばフロント2輪、リア1輪の「スリーホイラー」が有名ですが、そのスリーホイラーに限定モデルの「P101」が登場しました。

スリーホイラーは既に10年近く生産されている息の長いモデルで、これまでに2,500台以上が販売されたそうです。
しかしエンジンの型式認証が2021年で切れるため、スリーホイラーの生産も来年限りで終了します。
モーガンはいずれ復活させる計画のようですが、スリーホイラーの歴史に空白が生じるのは避けられないでしょう。P101は、その生産終了を記念するモデルです。

今回はモーガン P101の概要をご覧ください。


モーガン P101の概要

エクステリア

画像をクリック(タップ)すると拡大できます。

モーガン P101

2.0リッター・Vツインエンジンをノーズに搭載している。

助手席にはコンポジットレジンのトノカバーが被せてあり、シングルシーター風の外観になっている。

トノカバーを内側から見るとこんな感じ。半透明なので明るい。

左側のエキゾーストは白のセラミックコーティングが施されている。右側は黒。

エキゾーストとサスペンションのクリアランスは結構ギリギリ。

空力に配慮したエアロディスクホイールを履く。

ボディカラー

印象的な4つのグラフィックが用意されています。

「The Aviator」は第2次大戦のイギリス軍戦闘機のノーズアートにインスパイアされたデザイン。

「The Dazzleship」は軍用車両のカモフラージュにインスパイアされたデザイン。

「The Race Car」は初期のスリーホイーラー・レーサーのカラーリングを参考にしたもの。

「The Belly Tank」は、スリーホイラーの着想の元になったベリータンクレーサーをオマージュ。

ベリータンクというのは、戦闘機に付ける追加の燃料タンク(増槽)のことです。
第2次大戦後に大量の増槽が廃棄されたため、廃品利用でベリータンクをシャシーにしたレーサー(ベリータンクレーサー)が、好事家の手により数多く製作されました。
スリーホイラーは、そのベリータンクレーサーにインスピレーションを得て開発されたのだそうです。

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パワートレイン

エンジンはS&Sのモーターサイクル用Vツインエンジンで、排気量は2.0リッター、最高出力は69ps、最大トルクは129Nmです。
決して高出力ではありませんが、車重が585kgしかないので、0-100km/hは7秒という中々の加速性能を有しています。
最高速は185km/hです。

トランスミッションは5速マニュアルで、たったひとつの後輪を駆動します。

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価格・発売日

英国価格は45,000ポンドからです。

P101は既に生産が開始されていますが、生産台数はわずか33台に限定されています。
なので日本で手に入れるのは難しいかもしれません。

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