マクラーレン Solus GT 自然吸気V10を搭載するハイパーカー

McLarenの新車情報

マクラーレンSolus GTを発表しました。Solus(ソーラス)は、ラテン語で「一人の」とか「唯一の」という意味だそうです。Solus GTはサーキット専用のシングルシーターなので、それにちなんだ車名なのでしょう。

今回はSolus GTの概要をご覧ください。


Solus GTの概要

エクステリア

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マクラーレン ソーラスGT

フォーミュラカーにフェンダーとキャノピーを付けたかのようなデザインだ。

横から見るとまるでル・マンプロトタイプのようだ

ラジエターはフォーミュラカーのようにサイドに搭載されている。

ボディ側面はフォーミュラカーのサイドポンツーンを彷彿とさせる。

ベンチュリートンネルがフロントまで一直線に続いている。

キャビンの後方にはフライングバットレスが設けられている。

キャノピーは前方にスライドして開く。

レーシングカーも顔負けのエアロは、1,200kgものダウンフォースを発生します。マクラーレンは戦闘機の如くキャノピーを上向きに開くようにすることも検討したそうですが、サーキットによってはピットボックスの構造上キャノピーを上向きに開けられないということで、前方向にスライドする仕組みにしたということです。

ボディサイズ

全長4.6m、全高1.1m、ホイールベース2.8mです。

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シャシー

カーボンファイバーモノコックに、エンジンとギアボックスをストレスマウントしたシャシーが採用されています。エンジンやギアボックスにも応力を負担させるこのやり方は、F1などのレーシングカーでよく用いられており、リアのサブフレームを必要とせず、車体を軽く作れることがメリットです。実際Solus GTも非常に軽量で、車重は950kg程度しかありません。

サスペンションは前後ともダブルウィッシュボーン式。インボードダンパーにはフロントはプッシュロッド、リアはプルロッドで接続されています。また、Solus GTにはマクラーレンのロードカーに採用されているダンパーの油圧を前後左右でリンクする技術(プロアクティブシャシーコントロール)は搭載されておらず、一般的なアンチロールバーが装備されています。減衰力は4段階のマニュアル調整が可能。車高も調整できます。

18インチのスリックタイヤは、ル・マンプロトタイプと同じ仕様なのだそうです。ホイールはアルミ鍛造のセンターロック式。ブレーキはカーボンセラミックディスクに6ピストンのアルミモノブロックキャリパーを装着しています。

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パワートレイン

エンジンは5.2リッター・V型10気筒ガソリン自然吸気です。マクラーレンといえばリカルド製のV8ターボを搭載してきましたが、今回はジャッド製のV10が採用されました。このV10はスポーツカーレースでは長らく使われてきたものですが、マクラーレンはクランクシャフトなど多くの部分を再設計し、Solus GT用にアップグレードしています。
超高回転型のV10エンジンは、10,000rpmで840psを発生。最大トルクは650Nmです。

トランスミッションは7速シーケンシャル。パフォーマンスは、0-100km/hが2.5秒。最高速は320km/h以上となっています。

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価格・発売日

価格は300万ポンドからだそうです。記事執筆時点のレートで日本円に換算すると、およそ5.43億円となります。

Solus GTは25台の限定生産で、その全てが既に完売しているそうです。

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