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石浦宏明が初戴冠! 可夢偉は無念…… スーパーフォーミュラ最終戦決勝レビュー

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2016/09/02

2015 SF Rd.7_石浦宏明

画像の出典: superformula.net

ついに報われた苦労人

スーパーフォーミュラは2015年の全日程を終了し、石浦宏明選手の初タイトルが確定しました。遅咲きデビューで苦労しながら這い上がってきた彼がタイトルを獲得したのは、若手ドライバーに勇気と希望を与えるものだと思います。

レース1でほぼ決着がついたタイトル争い

天気予報通り雨のレースとなったレース1は、セーフティカー先導でスタートが切られました。そのため3周目にセーフティカーが入った後の1コーナーでもさしたる混乱はなく、先頭ロッテラー、2位石浦という予選順位のままでレースが進んでいきました。

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次々と脱落する外国人ドライバーたち

かつては雨となると外国人ドライバーが無双するのが日本レース界の常でしたが、最近ではその定説も覆りつつあるようです。J-P.オリベイラは山本と接触しリタイア、ジェームズ・ロシターは石浦と丁々発止のバトルを演じた挙句ダンロップコーナーでクラッシュしリタイアしてしまいます。

バゲット、カーティケヤン、ブラーは下位に沈み、カルダレッリは中嶋大祐と接触しリタイアと、ロッテラー以外の外国人勢は走りに精彩を欠いていました。

石浦vs可夢偉は、来年に期待を持たせる内容だった。

レース1の見どころは、何と言っても石浦と可夢偉のバトルでした。ザウバー時代を彷彿とさせるような可夢偉のハードブレーキングも見事でしたが、それを防いだ石浦も見事でした。来季はこの2人のバトルがスーパーフォーミュラを盛り上げてくれるに違いありません。

結局レース1はぶっちぎりの独走でロッテラーが優勝。2位は石浦、3位は可夢偉となりました。石浦とタイトルを争う一貴は4位に入り、一応はレース2に望みをつなぎました。

しかし一貴がレース2で優勝しても石浦は8位以上でフィニッシュすればよく、一貴のタイトル防衛は絶望的な状況となってしまいました。

可夢偉の不運。石浦の幸運。

レース2のスタートは通常のスタンディングスタートで行われることになりましたが、フォーメーションラップ終わりで可夢偉のフロントブレーキが発火し、スタート進行が中断される事態となりました。

しかし最後尾からのスタートとなった可夢偉は、目の覚めるようなオーバーテイクを連発。サーキットを沸かせました。予選順位通り5番手からスタートしていたら、トップの山本を捉えて優勝していたかもしれません。

タイトルへの道は勝手に開いた

対照的だったのは石浦です。ます7番手スタートだったにもかかわらず、スタート前に目の前のグリッドの可夢偉がいなくなります。スタート直後の1コーナーを無難にクリアすると、3番手を走っていた野尻がトラブルでペースダウンしたのを捉え5番手に浮上し、タイトルへ一歩前進します。

石浦の後方に迫っていた小暮は、ロシターに追突されリタイア。ロシターもフロントウイングを壊しピットイン、そのままリタイアしてしまいます。すると前を走っていたロッテラーがマッチャンコーナーのアウト側にマシンを止めてしまい、労せずして石浦は4位にポジションアップします。

周囲にライバルがいなくなった石浦は、最後まで単独走行のまま走りきって4位でチェッカー。波乱もなくタイトルを獲得しました。優勝した山本が「レースは本当に不思議」とインタビューで話していましたが、それは石浦も感じていたのではないでしょうか。

一貴の実力は流石の一言

一貴はレース2を2位で終え、タイトル防衛はなりませんでした。しかしWECでのクラッシュの影響で1戦欠場した上でのランキング2位ですから、堂々たる結果と言えるでしょう。

来季展望

GP2チャンピオンのストフェル・バンドーンがテストに参加するなど、大物外国人ドライバー参戦の噂が絶えないスーパーフォーミュラですが、最も注目すべきドライバーは小林可夢偉だと思います。

今季鳴り物入りでデビューした可夢偉でしたが、ついに勝ち星を上げることはできませんでした。負けず嫌いな彼のことですから、来季は相当な意気込みで臨むに違いありません。可夢偉の真の実力が見られると思います。

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Category: SUPER FORMULA, モータースポーツ
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