デイリーF1ニュース(2017年4月18日号) フェラーリ13年ぶりの好発進! 他

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • フェラーリ、開幕3戦の成績はここ13年間でベスト
  • ルノー、レースペースで苦戦
  • グロージャン、ブレンボの新型ブレーキに満足
  • ウェーレイン「戻ってこれて本当にうれしい」

それではご覧ください。


フェラーリ、開幕3戦の成績はここ13年間でベスト

バーレーンGPで優勝したセバスチャン・ベッテルは、開幕3戦で1位-2位-1位という成績を残しました。
これは2004年以来、もっとも良い成績となります。

2004年はミハエル・シューマッハーが開幕5連勝を達成した年です。
この年ミハエルは13勝、ルーベンス・バリチェロの2勝と合わせ、フェラーリは18戦中15勝という圧倒的な成績を収めています。
今年はそれに次ぐ好スタートを切れたということで、2007年以来のドライバーズタイトル獲得への期待が高まっています。

Source: Vettel makes best start to a season for a Ferrari driver since 2004 | f1fanatic.co.uk

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ルノー、レースペースで苦戦

予選では2台揃ってQ3に進出したルノーでしたが、レースでは苦戦。7番グリッドスタートのニコ・ヒュルケンベルグは9位フィニッシュ、10番グリッドスタートのジョリオン・パーマーは13位フィニッシュと、いずれも予選から順位を落としてしまいました。

「私たちは、予選ではかなり良いんです」とヒュルケンベルグ。「しかし57周にわたるレースでは、改善すべき箇所がいくつか明らかになりました。2ポイントの獲得は、私たちが取れたレース・ストラテジーでは最善のものでした」

一方、ジョリオン・パーマーは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)ダニール・クビアト(トロロッソ)と丁々発止のバトルを繰り広げたものの、クビアトと接触してフロントウイングの翼端板を破損してしまったのが痛恨でした。

「厳しいレースだったよ」とパーマーは認めます。「セーフティ・カー・ランの後、アロンソやクビアトと良いバトルをしたけど、クビアトとの数度の接触は何の役にも立たなかった」

「それ以降、ペースを上げることはできなかった。周囲の車よりも僕たちの車の方が、ペースの落ち込みが大きかったみたいだ」

レースペースの改善がなされない限り、ルノーが上位でフィニッシュするのは難しいでしょう。

Source: Hulkenberg 'really wrestling’ with Renault race pace | en.f1i.com

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グロージャン、ブレンボの新型ブレーキに満足

ロマン・グロージャン(ハース)は、昨年の夏からブレンボ・ブレーキのフィーリングに悩まされ続けてきましたが、バーレーンGPではアップデートされたものが投入され、彼の8位フィニッシュに貢献したようです。

「私たちはブレンボからのアップデートを受けました、新型は以前よりもはるかに良く機能しましたよ」とグロージャン。「昨年、ブレーキングの終わりからコーナーの進入にかけての感触が大きく変わったので、別のブランドも探しています」

この別のブランドというのは、カーボンインダストリー社製のブレーキで、昨年のブラジルGPにおいて、グロージャンが少しだけ試しています。

「(ブレンボに)まだ多くの改善があるのか見てみようと思います。遅れはさほど大きいとは思いません。新しいアップデートはかなり上手くいきましたが、さきほど言ったように、別のブランドを試すのも楽しみです」

今日から行われているバーレーンテストで、グロージャンはカーボンインダストリー社製のブレーキをテストします。

Source: Grosjean gives new Brembo brakes two thumbs up | en.f1i.com

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ウェーレイン「戻ってこれて本当にうれしい」

パスカル・ウェーレイン(ザウバー)は復帰戦となったバーレーンGPにおいて、ポイントまであと一歩に迫る11位フィニッシュを果たしました。

「ワンストップ作戦だったので、厳しいレースでした」とウェーレイン。「ポイントを逃したのは残念ですが、今日達成できる最大限の結果を得られました」

「このレースはパフォーマンスの面でも素晴らしかったし、精神的にも素晴らしい週末でした」

休養中にいろいろと騒がれたことで、ウェーレインは結構堪えていたようです。

「私はレースから離れたことがないので、このように戻ってこれて本当にうれしいです。(当時の)私の状態で何をすべきか、何ができるかを知らないにも関わらず、私について他人の口からクレイジーなコメントを聞きました」

ウェーレインの体調について様々な憶測を呼んだ原因は、代役を務めたアントニオ・ジョビナッツィがオーストラリアGPで健闘したこともありますが、最大の原因はザウバーとメルセデスが、ウェーレインの体調について正確な情報を提供しなかったことにあります。
ウェーレインが椎骨を骨折し背中を痛めているという情報が出てきたのは、バーレーンGPの前の週になってからです。
メディア対応の失敗が、ウェーレインに過大な精神的負担をかけてしまいました。

Source: Wehrlein happy with first race back in 2017 | en.f1i.com

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デイリーF1ニュース(2017年4月17日号)| 車知楽

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