デイリーF1ニュース(2018年3月18日) ハースはフェラーリのコピー……ではない

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本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • ハースはフェラーリのコピー……ではない
  • ウェバー「リカルドはタイトロープの上にいる」
  • ルノー、中団グループは確実と自信を見せる

それではご覧ください。


ハースはフェラーリのコピー……ではない

「白いフェラーリ」とも揶揄されるハース・VF-18ですが、単に昨年型のフェラーリ・SF70Hをコピーしたというわけではなさそうです。

ハースのチーフデザイナーであるロブ・テイラーによると、ハースがフェラーリとの提携で利益を得ているのは事実であるものの、実際にはフェラーリから提供されないパーツも多くあるのだそうです。

「これまでの車では、われわれが使用できなかった特定のパーツが色々な理由で存在している」とテイラー。「その部分はリストされている、されてないという意味で概念上利用可能だったり、不可能だった部分だ」

「それはビジネスモデルを通じてというよりも、むしろ状況によるものだ。だからわれわれは、それを使うことはできないと思っていた」

その使えなかったパーツが使えるようになったのは、ハースが自分たちで製造し始めたためなのだそうです。

「われわれは自分たちのことを、もっと細かく見れるようになった。達成したいことを達成するために、簡単なルートを取らず、フェラーリのやり方を少し掴み取ることにした」

「われわれは自らのサプライチェーンで製造する能力が高まったので、その点でより自由になれる」

ハースのやり方は非常に効率が良いので、真似するチーム(例えばザウバーなど)も出てくることでしょう。

Source: Haas exclusive: No more ‘nasty surprises’ as Ferrari relationship matures | racefans.net

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ウェバー「リカルドはタイトロープの上にいる」

元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、同郷のダニエル・リカルドにとって、今年の序盤戦が正念場になると考えています。

「今年の序盤戦は、ダニエルにとって非常に重要だ」とウェバー。「彼はタイトロープの上にいる」

「どのドライバーでも、再契約の交渉をするポイントがキャリアにおいてやってくる。チーム周辺には少し風が吹き始める」

「チームはそれを見ている。彼らは今それら全てを測り直しているんだ。隠れる場所など無いが、チームは籾殻から小麦を選別するので、ダニエルにとっては良いことだ」

「彼はすでに長いキャリアを持ち、そしてそれをさらに続けている。なぜなら彼はF1にいる価値があるからだ。彼はF1において安泰だよ」

リカルドがF1ドライバーとして安泰でも、それがレッドブルとの契約延長を意味するわけではありません。
キミ・ライコネンバルテリ・ボッタスは2018年末で契約が切れますから、彼らの後釜としてリカルドが移籍する可能性は十分にあるのです。

Source: Webber says Ricciardo 'is on a tight rope’ | en.f1i.com

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ルノー、中団グループは確実と自信を見せる

ルノーのマネージング・ディレクターであるシリル・アビテブールは、今シーズンのパワーバランスについては開幕戦の予選を終えなければ何もわからないとしながらも、中団グループでは戦えるだろうとの予想を示しました。

「中団グループが非常に近いということは、完全に現実的だ」とアビテブール。「全てのことが1年を通じて多くの進化を遂げている」

「しかしわれわれの目標は、2017年を終えたやり方でシーズンをスタートさせることにある。統一され、献身的で、激しくレースを戦い、すべての方法でプッシュしていくということだ」

「ドライバー2人は(プレシーズンテストで)間違いをしなかった。非常に詳細なフィードバックをしてくれたので、(開幕戦の)メルボルンと長期的にどちらを取るべきかについて、明確な示唆を与えてくれた」

ルノーが優勝争いに絡めるとは思えませんが、コンストラクターズ4位争いでは最有力候補でしょう。
シーズン中の開発スピードにも期待できますから、今年のF1を面白くしてくれると思います。

Source : Abiteboul puts premium on stability and consistency | en.f1i.com

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