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ダイムラーにもディーゼル排ガス不正疑惑 メルセデス・ベンツCクラスもリコール対象か

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メルセデス・ベンツブランドを保有するダイムラーに、排ガス不正(エミッション・チート)の疑いがかけられています。
ドイツのDer Spiegel(デア・シュピーゲル)誌によると、リコール対象は最大600,000台に及ぶ可能性があるとのことです。

今回は新たに浮上したメルセデスの排ガス不正疑惑についてお伝えします。


メルセデスの排ガス不正疑惑

ドイツのKBA(連邦自動車庁)は、ディーゼル排ガス中の有害物質排出量を誤魔化すための違法なソフトウェアが、メルセデス・ベンツのビトー・バン(日本ではVクラスまたはビアノ)から見つかったことを明らかにしました。

メルセデス・ベンツ ビトー・バン

問題のエンジンは「ルノー」製

問題が見つかったのはビトー・バンに搭載されている1.6リッター・直列4気筒ディーゼルターボ・OM622です。
このエンジンはルノー・R9Mというエンジンと同型で、ルノーが生産してダイムラーに供給しています。
KBAは、ダイムラーがビトー・バンの尿素SCR(NOxを浄化するシステム)を操作していた可能性を疑っているようです。

ちなみにルノーも昨年疑いをかけられ、フランス当局が捜査を行っていましたが、違法なソフトウェアは結局見つかりませんでした。

KBAは6,300台のビトー・バンのリコールを、既に命じています。
ダイムラーはあくまで「違法なソフトウェアではない」と主張し、必要があれば訴訟を起こすとしていますが、リコール措置自体には協力するようです。
「非常に複雑な技術的問題についての詳細な情報交換」を当局と行った後、ビトー・バンの解決策を6月15日までに提出するとしています。
ダイムラーのディーター・ツェッチェCEOも、ドイツ当局側との話し合いを既に開始しており、両者は6月15日の期限前に再び会合を開く予定です。

ヨーロッパのルールでは、例えサプライヤー等の第三者から供給を受けていたとしても、販売するモデルの合法性に関する責任は自動車メーカー側にもあります。
よってOM622を製造しているルノーや、ECUの供給元であるボッシュだけでなく、ダイムラーの責任も問われるのです。

リコール対象の拡大も

ドイツの週刊誌Der Spiegelは、既にリコールが命じられたビトー・バンと同様の違法なソフトウェアが、CクラスGクラスのディーゼルエンジンにも搭載されていると報じています。

メルセデス・ベンツ Cクラス

これがもし事実ならば、リコール対象となるメルセデスのディーゼル車は、600,000台以上に及ぶかもしれません。

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出典・参考サイト

Germany grills Daimler boss over extent of Vito van emissions fix | reuters.com

Mercedes Could Recall 600,000 Diesel Vehicles Over Suspected Cheating Device | carscoops.com

Mercedes Could Recall 600,000+ C-Class, G-Class Diesels | motor1.com

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