コルベットが独立したブランドになる!?

テクノロジー・業界分析, 批評コルベット(C8), ブランド

コルベット独立したブランドになるかもしれません
まだ決定したわけではありませんが、ゼネラルモーターズ(GM)の内部では、そのような動きが確実にあるようです。

今回はコルベット・ブランドの噂を検証します。


コルベットがGMの新ブランドになる可能性

ブランド名について

言うまでもなく、コルベットは車名です。
現状ではシボレーの1車種でしかありません。
先日新型のコルベットスティングレイ(C8)が発表されたばかりです。

車名がそのままブランド名になるというのは、日本ではあまり聞いたことがありませんが、海外だと稀にあるようです。
例えばダッジのピックアップトラックであるラムは、現在では独立したブランドとなっていますし、ヒュンダイの高級車ブランドであるジェネシスも、元はクーペの車名でした。

スペインのセアトが新たに立ち上げたスポーツブランドであるクプラも、以前はセアト車のスポーツグレードに使われていた名前です。
日本でいえば、ホンダが「タイプR」を独立したブランドとしてスピンオフしたようなものですね。

そして今度はGMが、コルベットを独立させようとしています。

目次に戻る

コルベットブランドの実現可能性

先日発表されたC8コルベットには、シボレーのボウタイ・エンブレムが使われていません。
これはコルベットを独立させる事前準備である可能性があります。

C8コルベットにはボウタイエンブレムが無く、コルベットのバッジだけ。

スティングレイのサブネームを復活させたのも、コルベットブランドのためかもしれません。
車名が「コルベット・コルベット」ではおかしいですからね。

また、GMの社長であるMark Reuss氏や、パフォーマンス・ビークルやモータースポーツを担当する副社長のJim Campbell氏も、コルベットブランドの立ち上げに関する記者の質問に対し、明確な否定をしませんでした。

GMのインサイダーによると、コルベット・ブランドはまだ計画段階にあるようで、業績の悪化等があれば打ち切られる可能性もあるそうです。
最近は米中の貿易戦争で自動車の売上が鈍っていますから、コルベットブランドの命運を握っているのは、意外にもトランプ大統領かもしれません。

目次に戻る

コルベットブランドの車種ラインナップ

コルベットブランドはスポーツカーだけを販売するわけではなく、SUVやクロスオーバー、セダンなどをラインナップする予定だそうです。

逆にキャデラックは、ミッドシップ化されたC8コルベットをベースにした新型スポーツカーを投入すると言われています。
このことから推測すると、おそらくコルベットブランドは、キャデラックのSUVやセダンをベースに、それらをよりスポーティーにした車種を展開するのでしょう。
そうすればコストを抑えつつ、ニッチな市場を開拓できます。

かつてキャデラックは、XLRというコルベットベースのスポーツカーを販売していました。
年間平均販売台数が2,600台程度だったので、それほど人気があった車種ではありません。
C8コルベットベースの新しいスポーツカーが、XLRのような車になるかどうかはわかりませんが、今回は上手くいくのでしょうか。

キャデラック XLRは、リトラクタブルルーフを搭載したスポーツカーだった。

コルベットブランドに関しても、懸念材料はあります。
コルベットの現在の顧客層が、高齢化している点です。
なのでコルベットを独立したブランドにしても、若者には響かない可能性があります。

ミッドシップ化でコルベットをフェラーリやランボルギーニと同じステージに移行させたのは、速さを追求するためだけでなく、コルベットの顧客層を若返らせる狙いもありました。
それに成功しないとコルベットブランドは若い顧客を開拓できず、失敗に終わるかもしれません。

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。

Posted by dangoliath