デイリーF1ニュース(2018年8月14日)ベッテル「フェラーリはまだ多くの可能性を秘めている」

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本日のニュースは以下の3本です。

  • ベッテル「フェラーリはまだ多くの可能性を秘めている」
  • クルサード「レッドブルのホンダへのスイッチにリスクは無い」
  • ピレリ、タイヤ戦争へ虎視眈々

それではご覧ください。


ベッテル「フェラーリはまだ多くの可能性を秘めている」

フェラーリセバスチャン・ベッテルは、一時チャンピオンシップをリードしたものの、現在ではルイス・ハミルトン(メルセデス)に、24ポイントもの大差を付けられています。
ベッテルは現状をどう見ているのでしょう?

「時々は振り子が大きく振れることもあったけど、そうでないときもあった」とベッテル。「僕からすると、それはかなり一貫していたと思う」

「ドイツでの非常に高価なエラーもその一つだ。それは極めて小さなことだった。なぜなら僕も攻めていなかったんだ。しかしコースアウトしてしまった」

「それはゲームの一部だ。時計を巻き戻すことはできない。それは起こってしまい、明らかに僕たちを傷つけたけど、戦う車を持っていれば、傷口を押さえて、後半戦に何かを起こすことができると確信しているよ」

しかし昨年の後半戦は、信頼性の低さに泣かされて散々でしたし、シンガポールではミスもありました。

「昨年は、DNFがあったかどうかにかかわらず、シーズンの最終盤には車が十分に速くなかったので、チャンピオンシップを失ってしまった」

「だから今年はそうならないことを願っている。そして僕たちの車がより効率的で、より強く、まだまだ多くの可能性を秘めていることをこれまで示してきたと思う」

「僕は車を改善できるパイプラインにあるものを、かなり信頼しているよ。だから様子を見よう。それが今年の後半戦をエキサイティングなものにするはずだ」

フェラーリは今後もアップグレードを投入する予定のようですね。
パワーユニットがこれ以上パワーアップすることはないでしょうが、空力等はさらに良くなるかもしれません。

Source : Vettel: Ferrari can 'make things happen’ after break – formula1.com

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クルサード「レッドブルのホンダへのスイッチにリスクは無い」

かつてレッドブルに在籍していたこともある、元F1ドライバーのデイビッド・クルサードは、グランプリ界には珍しく、ホンダエンジンへのスイッチを心配していない人物です。

「レッドブルとルノーとの関係性の見地から見ても、2020年をまたいで起こる不確実性を見ても、彼らには何の欠点も見当たらない」とクルサード。

「ルノーはF1で素晴らしい歴史を有しているが、ルノーシャシー・ルノーエンジンで世界チャンピオンになろうと、彼らのチームを築き上げようとしている。彼らは本当にレッドブルの後ろで勝つことができるだろうか?」

「未来は誰にもわからないが、いつも同じ食材を使っていれば、同じケーキを食べることになる。別の結果が必要な場合は、その過程で何かを変更する必要がある」

「(ホンダへのスイッチは)トロロッソの情報があるため、今はリスクが少ないと思う。なぜならサウンド分析でライバルを見ても、そのデータにはわからない部分があるからだ」

「トロロッソからは最高のデータを知ることができる。その結果、車輪にどれほどのパワーが流れているのかを知ることができる。そしてレッドブルは、ルノーから得ていたパワーも知っているだろう」

「誰もルノーがどのように発展するかを知らないし、誰もホンダがどのように発展するかを知らない。しかし開発計画を見て、費やした予算を見て、過去の流れが継続すると仮定すれば、ある程度わかるだろう」

今年はホンダエンジンがルノーを追い上げ、ついには肩を並べるところまで来ました。
来年もこの流れが継続するなら、レッドブルの判断は正解ということになるでしょう。

Source: Coulthard: No downside to Red Bull’s Honda F1 engine switch – crash.net

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ピレリ、タイヤ戦争へ虎視眈々

F1のタイヤは長らくワンメイク状態ですが、ピレリはタイヤ戦争の準備を整えているようです。

「過去にも言ったように、F1がそのような状況に戻ることに決めたとしても、我々はこの新たな課題に直面する準備ができている」と語るのは、ピレリのマリオ・イゾラです。

「唯一のサプライヤーでも、いくつかの目標を持っているので、それは新しい挑戦となる。全員に同じタイヤを供給することで、さまざまな目標を持って、タイヤを高品質で分解することができる」

タイヤ戦争に準備万端のピレリですが、そのリスクについての警告も発しています。

「明らかに何かが急速に変化しつつあるが、シングル・サプライヤーだからこそ、皆がお金を節約できている」

「過去のタイヤ戦争と呼ばれるものや、複数のサプライヤーを導入した場合、追加のテストセッションが必要になったり、チームが適切なタイヤテストチームを持っていたことを考慮しなければならない。それは明らかな追加コストを意味する」

「彼らがコストを削減したいのであれば、これは正しい方向性ではないだろう」

現在でもタイヤの使い方次第では、パフォーマンスに違いを生み出せるのですから、あえてマルチメイクにする必要はないでしょう。

Source: Pirelli ready to fight if F1 brings back a tyre war – Isola – f1i.com

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