デイリーF1ニュース(2018年10月5日)日本GP FP1・FP2の結果

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えするデイリーF1ニュース
本日のニュースは以下の3本です。

  • 日本GP FP1・FP2の結果
  • ベッテル「フェラーリはライバルよりもタイヤを傷めている」
  • フェラーリは「FIA第2のセンサー」による情報流出を懸念

それではご覧ください。


日本GP FP1・FP2の結果!?

FP1の結果(クリックで拡大)

FP2の結果(クリックで拡大)

2018年のF1日本GP初日を制したのはメルセデスでした。
FP1、FP2の両セッションともルイス・ハミルトンバルテリ・ボッタスの1-2体制で終えるという、これ以上ない最高のスタートを切ったのです。

無線でも上機嫌だったハミルトン。

一方、フェラーリ勢はタイヤの摩耗に苦戦していました。
それについては次の項目で触れることとします。

母国に戻ってきたホンダはスペック3を投入。
FP2ではブレンドン・ハートレーがトップ10入りするなど、ポテンシャルの高さを見せつけました。

久々に上位に顔を見せたハートレー。このまま好調を維持してもらいたい。

しかしピエール・ガスリーは、FP1ではコースアウトでアタックのタイミングを逃し、FP2では燃料タンクのトラブルで15分しか走れないなど、どうにも波に乗り切れないまま初日を終えています。
最近はトロロッソに車体側の問題が相次いでいるので、予選・決勝をトラブルフリーで走れるか不安です。

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ベッテル「フェラーリはライバルよりもタイヤを傷めている」

FP2でロングランを試したフェラーリでしたが、セバスチャン・ベッテルキミ・ライコネンともに、後輪にブリスターが発生してしまいました。

「今日僕たちは、おそらくどちらも少し滑りすぎている思う」とベッテル。「そのせいで、よそのチームよりもタイヤを傷めている」

「全体的には大丈夫だと思う。クリーンな金曜日だった。中断することもなかったし、車に問題もなかった」

「僕たちは車に何ができるかを知っている。それにフォーカスし、可能な限りの最高のポジションを得るべく、車から全てを引き出すことにトライする必要がある」

「いつだって何かすることはできる。問題は、それが機能するかどうかなんだ」

「もしポールポジションを獲得できれば、それは素晴らしい。そうでなければ、僕たちは(メルセデスの)すぐ背後にいて、何が起こるかを見る必要がある」

FP2でベッテルは、ルイス・ハミルトンに0.833秒もの差をつけられていたので、ポールポジションの獲得は絶望的です。
しかもロングランではタイヤに問題が発生している上、フェラーリ勢のタイヤセレクトはスーパーソフトに偏っていますから、レースでの挽回も難しいでしょう。
ハミルトンに何かが起こらない限りは、タイトル争いは鈴鹿でほぼ決着すると思います。

Source : Ferrari unveils new livery and branding ahead of Japanese GP – f1i.com

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フェラーリは「FIA第2のセンサー」による情報流出を懸念

FIAが追加した第2のセンサーが、フェラーリPUをパワーダウンさせたのではないかという話を、昨日のデイリーF1ニュースでお伝えしました。
新たなセンサーのせいで、レギュレーションの抜け穴が塞がれてしまった可能性があるからです。

しかし跳ね馬を率いるマウリツィオ・アリバベーネは、第2のセンサーによる性能低下は無いと言い切っています。

「バッテリーのレイアウト(フェラーリはツインバッテリーを採用している)は非常に複雑だ」とアリバベーネ。

「我々はFIAからの要請に同意し、FIAの協力を得て、2つ目のセンサーを追加した。しかし、それはどんな場合でも、我々の車の性能を変えるものではない」

「にもかかわらず、私は誰もが第2のセンサーについて知っていることは奇妙だと思う。バッテリーのレイアウトはかなり複雑だが、フェラーリの知的財産でもあるのだ」

「誰もが第2のセンサーについて知っているように、将来誰もが我々のプロジェクトについて知らされることがないよう願っている。それは深刻な問題かもしれない」

ではなぜフェラーリ・SF71Hは、急に遅くなってしまったのでしょう?

「ストレートに関しては、シンガポールでは間違いなく先行していた。
ロシアでは同等だった。我々がタイムを失った場所は、低速コーナーだった」

フェラーリとメルセデスの差は、鈴鹿でさらに開いたように見受けられます。
本当にセンサーは関係ないのでしょうか?

Source : Japanese GP: Track notes, DRS, tyres and more – pitpass.com

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