ホンダが世界最速の芝刈り機を再び開発! ギネス最速記録を更新!

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ホンダといったら車やオートバイ、そして航空機などを作っていることは良く知られていますが、発電機や除雪機、ブロワー、ドリルなども製造していることは、あまり知られていません。

そんな隠れたホンダ製品のひとつに、芝刈り機があります。
最近ではロボット芝刈り機まで開発・販売しているホンダですが、庭いじりにおいてもレーシングスピリットを忘れていません。
自身が持つ芝刈り機の最高速度記録を更新すべく「Mean Mower Mk2」を開発したのです。

Mean Mower Mk2は、0-100mph(0-160.9km/h)を6.29秒でこなし、そして最高速は何と150.99mph(242.99km/h)を記録しました。
今回は世界最速の芝刈り機についてお伝えします。

更新情報

世界記録挑戦の結果を追加しました。(2019/06/11)


Mean Mowerとは?

初代Mean Mower

ホンダ製の乗用芝刈り機「HF2620」を改造し、ギネス世界最高速度記録に挑戦したのが初代Mean Mowerでした。

初代Mean Mowerは、エンジンがホンダVTR1000FファイアストームのVツインエンジンに換装されています。
最高出力は110psを発生。
トランスミッションも専用品に改造され、スポーツシートも装着されていました。

2014年3月8日にスペインのテストコースに持ち込まれた初代Mean Mowerは、BTCCのトップチームである「ホンダ・チームダイナミクス」の手により、当時の芝刈り機世界最高速度記録である141.35km/hを大幅に更新する187.60km/hを記録し、見事世界最速の芝刈り機となったのです。


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Mean Mower Mk2

今度は最高速度200km/hオーバーを実現すべく、ホンダはエンジンの載せ替えを決断しました。
VTR1000FファイアストームのVツインから、スーパーバイクのベース車両でもある、CBR1000RRファイアブレード SPの直列4気筒エンジンに変更されたのです。

これにより最高出力は191ps以上にパワーアップ。
最高速は214.4km/hを超えると予想されました。

車重は初代同様140kgですが、スコーピオン社製のチタン・エキゾーストが装着されているなど、軽量化は徹底されています。

Mk2は「HF2622」がベースのようだ。

カウルが無いとレーシングカートのような外観だが、エンジンはフロントにある。

ステアリングもレーシングカートそっくり。

シートはカーボン製のようだ。

もちろん芝刈りもできる。

Mk2もホンダ・チームダイナミクスがオペレーションを担当します。
ドライバーはジェシカ・ホーキンス
英国のカートチャンピオンにして、Fast & Furius Liveというイベントのスタントドライバーも務めているという経歴の持ち主で、現在は女性ドライバーのみで構成されるフォーミュラカーレース「Wシリーズ」に参戦中です。


Teaser Movie

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世界記録挑戦の結果


世界記録挑戦の舞台となったのは、ドイツ・ドレスデン近郊のラウジッツリンクです。
ヨーロッパでは珍しいオーバルコースのあるサーキット(ユーロスピードウェイ・ラウジッツ)として有名でしたが、現在はDEKRAが買収し、テストコースとなっています。

芝刈り機の世界最速記録として認定されるためには、実際に芝刈りできなければなりません。
Mean Mower Mk2は、カーボンファイバー製の芝刈り用ブレードを装着しており、実際に芝刈りが可能です。

また、「本質的に芝刈り機のように見える」ことも認定の条件だそうで、ホンダはベース車両であるHF2622の外観を維持しています。

計測機器にはVBOXが採用されました。
機器の装着は、独立した認定タイマーであるTiming Solutions Limitedが行い、認定・検証されています。

ギネス・ワールド・レコーズの要件を満たすためには、0-100mph(0-160.9km/h)の計測を一定時間内に両方向で行わなければならず、6.29秒というタイムはそれらの平均です。
また、最高速度150.99mph(242.99km/h)という記録も、ラウジッツリンクにて計測されました。

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