テスラ・モデル3にデュアルモーターのバリエーションが追加される
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏が、デュアルモーターのテスラ・モデル3が登場することを明らかにしました。
今回はモデル3の新しいバリエーションについてお伝えします。
テスラ・モデル3 デュアルモーターの概要
デュアルモーターのモデル3は、前後にモーターを搭載する4WDです。
リアに搭載するモーターは、スタンダードなシングルモーター・後輪駆動のモデル3と同様のスペック(262ps・430Nm)となります。
フロントに搭載するモーターのスペックは不明ですが、動力性能については判明済みです。
デュアルモーターには「ノーマル」と「パフォーマンス」という2つの仕様があり、ノーマルの方の0-60mph(0-96km/h)は4.5秒、パフォーマンス重視型の方は同3.5秒という加速性能を誇ります。
最高速は、デュアルモーターのノーマルが225km/h、パフォーマンス重視型は250km/hです。
航続距離はどちらも500km(310mile)となっています。
モデル3のバリエーション | ||||
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モーター | デュアル | シングル | ||
仕様 | ノーマル | パフォーマンス | 標準バッテリー | 長距離バッテリー |
0-96km/h(秒) | 4.5 | 3.5 | 5.6 | 5.1 |
最高速(km/h) | 225 | 250 | 210 | 225 |
航続距離(km) | 500 | 350 | 500 | |
価格($) | 40,000 | 78,000 | 35,000 | 44,000 |
ちなみにデュアルモーター・パフォーマンス仕様のモデル3にも、テスラ自慢のオートパイロットは標準装備されていません。
ただし78,000ドルにさらなる追加コストを支払えば、オプションで装備することができます。
マスク氏はパフォーマンス仕様が「BMW M3よりも15%速くて良いハンドリングで」「同クラスの全てをトラック上で打ち負かすことができる」と主張していますが、額面通り受け取る人はいないでしょう。
モデル3は生産面で苦戦していましたが、それもようやく軌道に乗り始めたようです。
しかし今後は日産・リーフにもロングレンジモデルが登場しますし、メルセデス・ベンツEQAなど新たなライバルも、続々登場してきます。
これから生産ではなく、販売面で苦戦する可能性も出てくるでしょう。
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