メルセデス・ベンツ300SLは、やはり美しい。

チューニング,自動車文化

名車300SLガルウィングが、Bring a Trailer inc.(BaT)のオークションに出品されています。
グラファイトグレーのボディカラーが美しい1台です。

この個体はエンジンやブレーキ、インテリアなどが修復されており、新車同様のコンディションとなっています。
今回は1956年型300SLガルウィングの画像をご覧ください。


メルセデス・ベンツ 300SLガルウィング(シャシー番号6500165)

エクステリア

メルセデス・ベンツ300SL(1956年型)

トレードマークのガルウィング。

美しいサイドビュー。

ホイールは古めかしいが、タイヤは新品のピレリに交換されている。

風情のある佇まい。非常にかっこいい。

シンプルなリア周り。今の車は装飾過多だと気付かされる。

ワイパーもピカピカに輝いている。

ウィンドスクリーンは新しいものに交換されています。
窓のゴムパッキンも交換済みです。
ボディカラーのグラファイトグレーも塗り直されています。

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インテリア

300SLガルウィングのインテリア

細身なナルディ製ウッドステアリング。

走行距離は32192マイルだが、レストアされて新品同様になっている。

ダッシュボードもきれいに修復済み。

1.ドアはロック 2. 100mph以上になったら窓を閉める

このかっこいいキーホルダーだけなら買えそうだ。

シートも修復済み。シート後方の荷物置き場も意外と広い。

内装はレザーが貼り直され、シートやダッシュボード、サイドパネルが修復されています。
ヘッドライナー(ルーフの内張り)やドアトリム、バイザーも新しいものです。
新車販売時にはオプションだったナルディのウッドステアリングも装備されています。
ステアリングには乗降性を高めるピボットカラーも装着済みです。

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シャシー

前後のブレーキ・シューが新品に交換された他、ブレーキ・ドラム自体も改装され、マスターシリンダーとブースターも改造されました。
ショックアブソーバーも新しいものになっています。

車の床下はコスモラインのような腐食防止剤で覆われていたということで、サビは全く無いそうです。
ただし剥がすのに3週間もかかったのだとか。
最終的には4.5kg以上もの材料が除去されたといいます。

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パワートレイン

エンジンは完全にリビルドされています。
シリンダーはホーニングされ、ピストンやバルブ、バルブガイドなどは新しいものに交換されました。
これらによりファクトリースペックが再現されています。

300SLは世界初のガソリン直噴エンジンを搭載していたモデルですが、その直噴システムもリビルドされました。
純正品のラジエターとオイルクーラーはコアを修理。
エンジンとインジェクションシステム用のサーモスタットは新品に交換、クーリングファンのベアリングも新品です。
オイルラインやフューエルラインは新品に交換されています。

エキゾーストシステムは新しいステンレス製のものに交換されました。
トランスミッションもベアリングやシールが交換された他、シフターのメカニズムも見直されています。

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価格

BaTのオークションには既に10件の入札があり、最高入札額は現在のところ100万ドルとなっています。
締切は6月7日午前3時(現地時間)です。
以下のリンクからBaTのオークションページへと飛ぶことができます。

bringatrailer.com | 1956 Mercedes-Benz 300SL Gullwing

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