BMW 128ti FFホットハッチで伝統の「TI」が復活!
BMWが128tiを発表しました。1シリーズをベースにしたホットハッチで、BMW伝統のバッジ「ツーリスモ・インターナツィオナーレ(ti)」を与えられたモデルです。
tiといえば1800TIや2002tiなど、ラリーやツーリングカーレースで活躍した往年の名車が挙げられます。
近年ではE46のハッチバックモデル(318tiなど)に「ti」の名称が使われていましたが、しばらく途絶えていたため、復活するのはおよそ20年ぶりです。
1シリーズにはM135i xDriveというMパフォーマンスモデルが既に存在しますが、128tiは前輪駆動(FF)であるため、M135i xDriveより80kgも軽量であることが特徴となっています。
ライバルはVW ゴルフGTIでしょう。
今回はBMW 128tiの概要をご覧ください。
BMW 128tiの概要
エクステリア
128tiは、1シリーズM Sportがベースになっています。なので前後バンパーは同じものです。
128ti独自の要素は、各所に施されたカラーアクセントです。
ちなみにメルボルンレッドメタリックまたはミサノブルーのボディカラーを選択した場合には、レッドのカラーアクセント部分がブラックとなります。
キドニーグリルとミラーキャップはブラック。
ヘッドライトもオプションでシャドウライン・トリムのダークな外観に変更できます。
インテリア
各所にあしらわれたレッドのアクセントが特徴です。
また、MフットレストやMペダルなども装備されています。
スポーツシートにはパンチング加工を施したダコタレザー仕様もある他、一体型ヘッドレストを備えたMスポーツシートも選択可能です。
インフォテイメントにはBMW OS 7.0を搭載。
メーターは液晶のBMWライブコクピットプロフェッショナルです。
9.2インチのヘッドアップディスプレイもオプションで用意されています。
ラゲッジスペース容量は380リッターで、最大1,200リッターまで拡大できます。
電動テールゲートはオプションです。
シャシー
Mスポーツサスペンションにより車高が10mmローダウンされ、重心が低下しています。
強化されたアンチロールバーや、高いプリロードを実現したアンチロールバーマウントと相まって、128tiは優れたドライビングダイナミクスを実現。
また、FF車の弱点であるトルクステアを軽減するステアリングセットアップも施されています。
M135i xDriveと同じトルセンLSDを搭載していますが、FFなのでロック率はやや下げられているようです。
また、ARBもトルセンLSDの役割をサポートしています。ARBはECUにトラクションコントロールのスリップコントローラーを設置することで、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)で行うよりも10倍以上速く処理できるシステムです。
ARBはDSCと連動して、FF車の欠点であるパワーアンダーステアを軽減します。
ブレーキはMスポーツブレーキを標準装備。
フロントはアルミ製の4ピストンキャリパーに360φのディスクという組み合わせ、リアはフローティングキャリパーに300φのディスクという組み合わせで、いずれのキャリパーも赤く塗装されています。
標準装着されるホイールは18インチのYスポーク。
225/40 R18のミシュラン・パイロットスポーツ4をノーコストオプションで装着することも可能です。
パワートレイン
M135i xDriveと同じエンジンをデチューンして搭載しています。
最高出力265psを4,750~6.500rpmで発生、最大トルク400Nmを1,750~4,500rpmで発生します。
トランスミッションは8速ステップトロニック。
0-100km/hは6.1秒、最高速は250km/hです。
燃費は15.5~16.4km/Lで、ユーロ6dの排ガス基準をクリアしています。
価格・発売日
ドイツ本国での価格は41,574.79ユーロからとなっています。
日本円に単純換算すると、およそ516.2万円です。
128tiは2020年11月に発売されます。日本導入時期は不明です。
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