パガーニ ウアイラR 新開発の自然吸気V12を搭載したハイパーカー

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パガーニが「ウアイラR」を発表しました。
ウアイラのサーキット専用モデルで、1980年代のF1エンジンへのオマージュとして、あえてノンターボ化されています。

今回はパガーニ ウアイラRの概要をご覧ください。


パガーニ ウアイラRの概要

エクステリア

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パガーニ ウアイラR

カナードやスプリッターの雰囲気は完全にレーシングカーだ。

ル・マンプロトタイプのようなフォルムをしている。

フェンダー上には縦長のダクトが追加されている。

セラミックコーティングされたエキゾーストが目を引く。

リアディフューザーがイタリア国旗カラーに色分けされているのがおしゃれ。

320km/hで走行時に約1,000kgのダウンフォースを発生させるというエアロダイナミクスは、フロント46%、リア54%という理想的な前後ダウンフォースバランスをも実現しています。

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シャシー

カーボンモノコックにエンジンがストレスマウントされています。つまりレーシングカーと同様の構造です。
乾燥重量は1,050kgしかありません。
それでいて曲げ剛性はロードカー比で+51%、ねじり剛性は+16%も向上しています。

フロントのサブフレームはクロームモリブデン鋼製。
ダブルウィッシュボーンサスペンションはアルミ製です。
スプリングとアダプティブダンパーのセッティングは、ピレリのスリックタイヤに合わせて調整されています。
タイヤサイズはフロント275、リア325という極太です。

ホイールはAPP Techの19インチ鍛造アルミ。
ブレーキはブレンボのCCM-Rというカーボンセラミックディスクで、フロント410φ、リア390φという大径です。
フロントには6ピストンキャリパーが装着されています。

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パワートレイン

エンジンは6.0リッター・V型12気筒ガソリン自然吸気です。
エンジンはメルセデスのレースオペレーションなどを手掛けるHWA AGと提携して開発され、単体の重量はわずか198kgしかありません。
最高出力は850ps、最大トルクは750Nmです。
レブリミットは9,200rpmとなっています。

エキゾーストはセラミックコーティングされたインコネルで製作されており、その厚みはロードカー比で1/3しかありません。パイプは全て等長で、V12時代のF1カーのようなサウンドを奏でることができるとパガーニ社はコメントしています。

6速シーケンシャルトランスミッションもHWA AGと共同開発されたもので、重量は80kgしかありません。
このギアボックスは応力を受け持つメンバーとしても機能します。

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価格

価格は260万ユーロとなっています。
ウアイラRは30台の限定生産です。

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