S13シルビアのチューンドカーかと思ったら……

チューニング

パッと見だとS13シルビアのチューニングカーにしか見えませんが、ベースとなっているのは240SXのノッチバック仕様です。
180SXの米国仕様である240SXには、顔が180SXでリア周りはシルビアというノッチバック仕様がラインナップされていました。日本で言うところのワンビアですね。

しかもこの240SXは、エンジンをシボレーのV8(LS7)に変更しています。
見た目と中身がまるで異なるチューニングカーなわけです。

今回はこの不思議な240SXの概要をご覧ください。


LS7搭載240SXの概要

エクステリア

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LS7に換装した240SX(S13シルビア顔)

ワイドボディ化されているので迫力満点だ。

ヘッドライトはHID化されている

ベタベタに低い車高がかっこいい

エアロはKOGUCHI POWER製。ミラーはガナドールのエアロミラーを装着している。

ハブは5穴仕様に変更されている。ホイールはWork S1の18インチ。

GTウイングはローマウントされている

リアフェンダーの張り出しも見事

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インテリア

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インテリアはスパルタンな印象

整然と並べられたメーター類は、まるで競技車両のようだ。

ハザードやワイパーのスイッチもセンターコンソールに移設されている。

運転席はSPARCOのフルバケだが、助手席は純正シートのままだ。

バッテリーはリアトランク内に移設されている。

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パワートレイン

LS7はシボレー コルベットZ06に搭載されていた7.0リッター・V型8気筒ガソリン自然吸気です。
ノーマルでは512ps・637Nmを発生していましたが、この個体では12.5:1の高圧縮ピストンや鍛造コンロッド、鍛造クランクシャフト、チタンインテークバルブ、インコネルエキゾーストバルブなど、内部パーツを一新し、620psに引き上げられています。

ギアボックスは6速MT。
Z33のディファレンシャルを改造して取り付けており、LSDも組み込まれています。
駆動方式はもちろん後輪駆動です。

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価格

この車は現在オークションに出品されており、記事執筆時点での入札価格は26,000ドルとなっています。
最近は日本の旧車が驚くほど値上がりしていますが、この240SXはノーマルとは程遠いためか、それほど高くありません。

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