ベルトーネ GB110 伝説的なブランドの復活なるか

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イタリアのベルトーネが、1,000psオーバーのハイパーカー「GB110」を発表しました。
ベルトーネはかつてボディのスタイリングや製造を手掛けるカロッツェリアとして名を馳せた会社ですが、そのカロッツェリア・ベルトーネは2000年代の終盤に財政状況が悪化、2014年に倒産してしまいました。

その後ベルトーネは、「ベルトーネ・デザイン」として再出発しました。ブランドの所有者は何度か変わったものの、自動車に対する情熱は変わっていないようです。

今回はベルトーネ GB110の概要をご覧ください。


ベルトーネ GB110の概要

車名について

ベルトーネ GB110は、ベルトーネ社の創業110周年を記念したモデルです。車名の「GB」はおそらく、創業者であるジョバンニ・ベルトーネのイニシャルでしょう。

かつてブガッティは、創業者であるエットーレ・ブガッティの生誕110周年を記念して、「ブガッティ EB110」という車を発売したことがあります。ベルトーネはブガッティにインスパイアされたのでしょうか。

ブガッティ EB110スーパースポーツ

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エクステリア

画像をクリック(タップ)すると拡大できます。

ベルトーネ GB110。かつてベルトーネが手掛けたアルファロメオ カラボや、ランチア ストラトスゼロなどにデザインのヒントを得ている。

ドアはシザーズドアとなっている。インテリアはまだデザイン途中のようだ。

エッジの効いたデザインであることがわかる。

ワイド感を極端に強調したデザインは、ストラトスゼロに似ている。

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シャシー

ベルトーネによるとGB110は「ドイツ製のコンポーネントに基づいている」のだそうです。ホイールベースがランボルギーニ ウラカンと10mmしか変わらない2,630mmなので、おそらくVWグループであるランボルギーニのミッドシップシャシーを流用しているのでしょう。

GB110の足回りは前後ともダブルウィッシュボーン・サスペンションで、コイルオーバーダンパーは4way調整が可能なものを装着しています。
タイヤはフロント21インチ、リア22インチの前後異径。後輪タイヤは335/25という極太サイズです。

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パワートレイン

パワートレインの詳細は明らかになっていませんが、7速のトランスミッション搭載するAWD(全輪駆動)であること、エンジンが1,100ps・1,100Nmを発生することだけは判明しています。しかもこのエンジンは、プラスチックの廃棄物から作られた合成燃料で動作するように設計されているのだそうです。

パフォーマンスは、0-100km/hが2.79秒、0-200km/hが6.79秒、そして0-300km/hが14秒という圧倒的なものです。最高速は380km/h以上となっています。

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価格・発売日

価格は公表されていません。

ベルトーネはGB110を33台生産するとしています。発売時期は不明です。

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