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C-HRが欧州でも売れ行き好調! 「かっこいい」がトヨタを救う!

2017/06/07

トヨタ・C-HRの快進撃が止まりません。
日本では4月の車名別新車販売ランキングでトップになったC-HRですが、ヨーロッパでも販売台数を伸ばしているようです。

今回は、欧州でトヨタが直面している問題と、C-HRがその救世主となり得る理由を見ていきます。

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欧州でのC-HRの売れ行き

ヨーロッパでC-HRの販売が始まったのは、今年の第1四半期からです。
トヨタ・モーターズ・ヨーロッパは、ヨーロッパにおけるC-HRの年間販売目標を10万台と定めていましたが、4月末の段階で、予約台数が早くも8万台を越えたそうです。

トヨタは当初、C-HRの人気がここまで高まるとは思っておらず、年間販売台数をもっと少なく見積もっていたといいます。
しかし事前情報を開示した際に、C-HRへの顧客の関心の高まりを見て、非常に強い需要があることに気づいたそうです。

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欧州トヨタの弱みと強み

弱点その1 顧客の年齢層が高い

ヨーロッパトヨタの顧客の平均年齢は、56〜57歳と、業界平均よりも数年ほど高くなっています
欧州でのトヨタは、品質や耐久性、信頼性などに関しては高く評価されているものの、若者が買うブランドとは認識されていないのです。
一言で言うと、おっさん臭いブランドなわけですね。

C-HRのアグレッシブなスタイリングは、これまでトヨタが苦手としてきた、若い顧客層を開拓しつつあるようです。

弱点その2 SUVが少ない

現在ヨーロッパで販売されているトヨタのSUVは、ランドクルーザーRAV4、そしてC-HRしかありません。

日本ではこの他にもハリアーランドクルーザープラド、FJクルーザーなどがラインナップされていますが、他メーカーと比べると、トヨタのSUVが少ないのは明らかです。

とくに少ないのは、乗用車ライクなクロスオーバーSUVです。C-HR、RAV4、ハリアーの3車種しかない上に、RAV4とハリアーはほぼ同サイズですから、実質的には2つのセグメントしかカバーできていないということになります。

例えば日産は、ジューク(サブコンパクト)キャシュカイ(スモール)エクストレイル(ミッドサイズ)ムラーノ(ラージサイズ)と、4つのセグメントにクロスオーバーSUVを供給しています。

逆に言うとトヨタには、クロスオーバーSUVの販売を伸ばす余地があるわけです。
C-HRは、その尖兵と言えるでしょう。

ハイブリッドは強み

弱点が多く、ヨーロッパでのシェア拡大に苦戦していた欧州トヨタですが、強みもあります。
それはハイブリッドカーの豊富さです。

VWのディーゼルゲート事件以降、ヨーロッパでもディーゼルエンジンに対する風当たりが強くなりました。
各国が規制が強化したために、ディーゼルエンジンはさらなる環境対策を強いられ、結果としてかなり高価なものになってしまいました。

SUVというとディーゼル搭載が当たり前だったのですが、C-HRにはディーゼルのラインナップがありません
ヨーロッパで販売されるC-HRの80%が、ハイブリッドだそうです。

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C-HRは理想的なモデル

トヨタの弱点をカバーし、強みもきっちり抑えているC-HRは、トヨタにとって理想的なモデルです。
トヨタのヨーロッパでのシェアは4.5%ほどですが、C-HRのような車種を各セグメントに投入していけば、シェアを大きく拡大できるかもしれません。

昨年度のトヨタは大幅な減益に見舞われましたが、最近は中国でもトヨタ車の販売が好調なようですし、今年度はV字回復できると思います。

もちろんその起爆剤となるのは、C-HRでしょう。
アメリカでは販売が始まったばかりですし、中国ではまだ発売されていませんから、C-HRの販売台数はまだまだ伸びていくはずです。

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参考サイト: Toyota's Europe focus for C-HR pays off | Automotive News Europe

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