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デイリーF1ニュース(2017年6月12日号)カナダGPを振り返る

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今日はカナダGPを振り返ります。

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2017年 F1カナダGP決勝スタート

決勝当日のジル・ビルヌーブ・サーキットは快晴。
気温28度、路面温度41度と、やや暑いコンディションでのスタートとなりました。

ポール・ポジションのルイス・ハミルトン(メルセデス)と、2番手スタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の両名は無難なスタートを決めます。

ところがベッテルは、ロケットスタートを決めた5番手スタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にアウトから並ばれ、3番手スタートのバルテリ・ボッタスには、ターン1の進入でインに飛び込まれたため、カーナンバー5は3ワイドの真ん中に挟まれ行き場を無くし、ポジションを2つ失ってしまいました。

3ワイドになり、行き場を失ってしまったベッテル。
フェルスタッペンがアウトから被せ、ベッテルとボッタスをごぼう抜きに。

ターン2を抜けた後の短い直線では、カルロス・サインツ(トロロッソ)ロマン・グロージャン(ハース)に幅寄せして両者が接触。
コントロールを失ったサインツのマシンが、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)を巻き込む形でクラッシュし、セーフティ・カーが出動する事態となりました。

完全なもらい事故でリタイアとなったマッサ。
事故の原因となったサインツもリタイア。
撤去が終わるまでセーフティ・カー・ランとなった。

4周目にレースが再開されると、フェルスタッペンはハミルトンに並びかけますが、ハミルトンの上手いディフェンスに阻まれてオーバーテイクならず。

失速したフェルスタッペンにボッタスが仕掛けますが、今度はフェルスタッペンが巧みなディフェンスでポジションを守り抜きます。

しかしセルジオ・ペレス(フォース・インディア)は、リスタート直後の混乱を利用してキミ・ライコネン(フェラーリ)の虚を突き、前に出ることに成功しました。

その後ハミルトンはフェルスタッペンを寄せ付けず、徐々にリードを拡げていき、盤石な体制を構築することに成功します。
フェルスタッペンも2位を堅持し、3位ボッタスに付け入る隙を与えません。

序盤で独走体制を築いたハミルトン。

スタート直後の混乱でフェルスタッペンにヒットされていたベッテルのフロントウイングは、5周目を終えたところで完全に壊れてしまい、早々にピットインする羽目に
このタイミングでスーパーソフトに交換したため、フェラーリは早くもタイヤ戦略の見直しを迫られることになりました。

ベッテルにとっては痛すぎるトラブル。これで18位に後退してしまう。

11周目、フェルスタッペンのRB13は、突如パワーを失いコースサイドにストップ。
好スタートを決めただけに、悔やまれるリタイアです。

好走実らず。今年のフェルスタッペンはこういうレースが多い。

分かれたタイヤ戦略

18周目、上位陣ではライコネンが最初にピットイン。
スーパーソフトに履き替えます。

それに対応してか、19周目にはダニエル・リカルド(レッドブル)もピットインしましたが、彼が交換したのはソフトタイヤ!
ライフの長さはあれど、果たして十分なスピードがあるのかどうか、注目が集まる中でコースに復帰したリカルドでしたが、意外や意外、スーパーソフトに遜色ない速さで周回を重ね始めたのです。

リカルドはソフトタイヤへの交換が的中!

リカルドを見てソフトタイヤが機能すると確信した2位のボッタスも、24周目にイエローレターのタイヤに履き替えました。

ボッタスもソフトに交換。

上位陣では、ハミルトンが32周目、エステバン・オコン(フォース・インディア)が33周目までピットインを遅らせる戦略を取ったものの、双方ともにあまり利益は無かったようです。

ハミルトンはトップのまま戻ったものの、ボッタスとの差はさほど変わらず。
オコンも引っ張ったが、結局ペレスやリカルドの前には出られなかった。

遺恨勃発

40周目を迎えた時点で、フェラーリはライコネンが6位、ベッテルが7位と、絶体絶命のピンチに追い込まれていました。
ポジションが悪すぎるだけでなく、早い段階で交換したスーパーソフトタイヤは、もはやグリップを失っていたからです。

そこでフェラーリのピットは、起死回生の一手を打ちます。
2回ピット作戦に切り替えたのです。

まず42周目にライコネンをピットインさせ、ウルトラソフトに交換。

ベッテルも50周目に同様の作業を行い、燃料が軽くなった車体+フレッシュタイヤで逆転を狙います。

54周目、ここまでポイント圏内を走っていたダニール・クビアト(トロロッソ)がピットイン。
しかし彼のマシンはそのまま動かなくなり、ガレージへと戻されてしまいました。

グリップを取り戻したライコネンとベッテルの2人は、素晴らしいスピードで追い上げを開始。
ベッテルの方がややペースが良く、60周目にはライコネンにかなり接近していたのですが、最終コーナーでライコネンが痛恨のブレーキングミス!
両者は順位を入れ替えることになったのです。

ベッテルがライコネンの前に出た直後のホームストレート。

順位を上げたベッテルは、みるみるうちにフォース・インディアの2台に接近。
一方フォース・インディア・チームは、リカルドを抜きあぐねていたペレスに対し、ピットインを遅らせた分だけタイヤがフレッシュなオコンを先行させるよう、チームオーダーを発したものの、なんとペレスがチームオーダーを無視するという、一触即発の事態となっていたのでした。

露骨なブロックを繰り返すペレスと、執拗にアタックを続けるオコンは、チームメイト同士とは思えないようなバトルを展開しており、ベッテルにとってはそれが好機となりました。
65周目の最終コーナーで、ペレスはインベタのブロックラインを取ったため立ち上がりのスピードが伸びず、そのペレスにフタをされてオコンも失速、ベッテルはホームストレートで仕掛けるチャンスを得たのです。

チームメイト同士でサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げる2人。この好機をベッテルが見逃すはずがない。
ホームストレートでの超接近戦!

スリップ・ストリームから抜け出たベッテルは、レイトブレーキングで鋭くオコンのインに飛び込み、強引に抜き去ったのです。
オコンをコース外に追いやる形にはなったものの、見事なオーバーテイクでした。

この後ベッテルのラインが膨らんだものの、オコンは冷静に回避した。

69周目(残り2周)の最終コーナーでは、ペレスをもオーバーテイクしたベッテル。一時は18位まで後退した彼ですが、結局4位までポジションを戻すことに成功したのです。

オコンに対してはあれほど抵抗したペレスも、ベッテルにはあっさりと順位を譲った。

69周目には、ポイント圏内を走っていたフェルナンド・アロンソが、エンジントラブルでリタイアするという悲劇も起こりました。
マクラーレンが今シーズンの初ポイントを獲得するのは、一体いつになることやら。

またもや壊れてしまったホンダエンジン。

優勝はハミルトン。あまりに独走しすぎて、中継でもほとんど映らなかったほどです。

トップチェッカー!
ハミルトンはカナダGPで6勝目。ミハエル・シューマッハーの最多勝利記録(7勝)まで、あと1勝だ。

フェラーリはダメージを最小限に抑えはしたものの、メルセデスに対してまったくアドバンテージが感じられない週末になってしまいました。

比較的暑いコンディションでしたが、メルセデスのタイヤには問題が出ず、逆にライコネンがタイヤの劣化に耐えきれずピットインするなど、「タイヤに厳しいメルセデス」と「タイヤに優しいフェラーリ」という単純な図式は、もはや成り立たないようです。

マクラーレン・ホンダはまたしても初ポイントを逃しましたが、ランス・ストロールが母国GPで見事9位に入賞し、初ポイントを記録しました。
これで波に乗っていけるといいですね。

楽なレースではなかったが、きっちりと結果を出したストロール。
カナダGP結果
ドライバーズランキング(カナダGP終了時点)
コンストラクターズランキング(カナダGP終了時点)

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