デイリーF1ニュース(2017年6月11日号) カナダGP予選結果 他

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • カナダGP予選結果
  • カナダGPでフェラーリ勢に勝機はあるのか?
  • フェルスタッペン「予選5位は最高の結果」
  • ストロール、母国GPでの予選結果に失望

それではご覧ください。

前日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月10日号)カナダGP フリー走行1・2の結果 他

翌日のデイリーF1ニュース
デイリーF1ニュース(2017年6月12日号)カナダGPを振り返る


カナダGP予選結果

ジル・ビルヌーブ・サーキットを得意とするルイス・ハミルトンが、自身65回目となるポール・ポジションを獲得しました。
これで彼はあのアイルトン・セナのポール・ポジション数に並んだことになります。

自身のヘルメットも、セナにあやかって黄色。感激もひとしおだろう。
記念にもらったセナのレプリカメットを抱きかかえるハミルトン。

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カナダGPでフェラーリ勢に勝機はあるのか?

予選ではセバスチャン・ベッテルが2位、キミ・ライコネンが4位に終わったフェラーリ勢ですが、決勝で巻き返すための秘策はあるのでしょうか?

ジル・ビルヌーブ・サーキットの2番グリッドは、ターン1に対してアウト側に位置するため、ターン1の進入でイン側の車がワイドに膨らんでくると、ターン2にアプローチすらできずに、芝生へと押し出されてしまいます。
また、ターン1で3番グリッドスタートのバルテリ・ボッタスに、インを差される可能性も否定できません。

ではタイヤ戦略はどうでしょうか?
今シーズンのフェラーリは、予選で負けても決勝のタイヤ戦略で上回ることで、勝利を重ねてきました。

今年はカナダでもワンストップ作戦が主流になると考えられています。
ピレリの推定する理想的なタイヤ戦略は以下の通りです。

  • ウルトラソフトで22周+ソフトで48周
  • ウルトラソフトで33周+スーパーソフトで37周

今シーズンはフェラーリの方が、メルセデスよりもタイヤライフが長いので、ハミルトンがピットインした後、ベッテルはウルトラソフトのまま走り続けてタイムを稼ぎ、ハミルトンの前に出るという戦略が使えます。

モナコと異なり、周回遅れの処理にもそれほど手間取ることはありませんし、ウルトラソフトを長く引っ張る作戦の成功確率は、比較的高いはずです。

Source: Ferrari have strategic options to challenge Mercedes | f1fanatic.co.uk

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フェルスタッペン「予選5位は最高の結果」

レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、カナダGPの予選を5位で終えました。

「5位はベストだよ」とフェルスタッペンは言います。「このサーキットは僕たちの好みでないことは知っていたし、予選ではメルセデスとフェラーリはエンジンパワーをもう少し出してきたのに、僕たちはできなかった」

「予選5位が常に目標だった。最後のプラクティスから予選に向けて少しセッティングを変更したけど、実際には上手く行かなかったので、車には満足してなかった」

「それでも最高の結果を出そうとしたんだ。5位は今最高の結果だよ」

そんなフェルスタッペンですが、レースペースに関しては楽観的です。

「レースペースは間違いないと思ってるよ。5位を維持することができれば、僕たちの前で何か起こるかもしれない」

「僕たちは懸命に努力している。今週末に行ったアップグレードは本当にうまくいったと思うけど、予選ではその成果が見られなかった。長いストレートで多くのパワーが必要なこのトラックだと、本当に大したことができないんだ」

Source: Verstappen makes the most of qualy with P5 | en.f1i.com

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ストロール、母国GPでの予選結果に失望

ジャック・ヴィルヌーヴ以来のカナダ人F1ドライバーとして、母国の声援を一身に浴びて予選にのぞんだランス・ストロールでしたが、17位という不本意な結果に終わりました。

「予選Q1の終わりに向けて、ニュータイヤに交換しないという決断をしたことは、Q1を通過できなかったことと少し関係があったと思う。わからないけど」と、ストロールは悔しさをにじませました。

「セッションの開始とともに出ていって、その後は同じセットのタイヤでコース上にとどまった。グリップが良くなっていると感じていたし、路面も良くなっていると思ったんだ」

ウィリアムズのチーフ・テクニカル・オフィサーであるパティ・ロウ氏は、新人のストロールにとっては難しいセッションだったと考えています。

「進化し続けるコースで、彼は必要なときに必要なペースを出せませんでした」とロウ氏。「カナダでタイヤ温度を管理するのは少しトリッキーです。とくに今年のタイヤは、作動温度レンジがとりわけ急ですから」

今年のタイヤは、ハミルトンやグロージャンでも手こずっているくらいですから、ストロールの手には負えないのかもしれません。
彼の苦戦は今後も続きそうです。母国GPで何か光明を見いだせると良いのですが。

Source: Stroll disappointed with first home qualifying effort | en.f1i.com

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