デイリーF1ニュース(2018年3月20日) マクラーレン「テストで出た問題は解決した」

F1,デイリーF1ニュース,モータースポーツ

最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお送りするデイリーF1ニュース
本日のヘッドラインは以下のとおりです。

  • マクラーレン「テストで出た問題は解決した」
  • ロズベルグが語るハミルトンの倒し方
  • エリクソンが遅いのは体重のせい?

それではご覧ください。


マクラーレン「テストで出た問題は解決した」

バルセロナで行われたプレシーズンテストではトラブルが頻発し、全チームの中で最小の周回数しか走行できなかったマクラーレンですが、同チームを率いるエリック・ブーリエは、それらの問題がすでに解決したと主張しています。

「冬のテストでは期待していた信頼性を得られなかったものの、直面していた全ての問題は、ファクトリーで解決された」とブーリエ。

「開幕戦で投入される新パッケージから得られる最大のペースを引き出すべく、やり残したことが無いように、舞台裏では膨大な作業が行われている」

「われわれは一夜にして奇跡が起こることを期待しているわけではない。われわれが知っているのは、今週末に全てを捧げるということだ」

果たしてマクラーレンがどの程度のパフォーマンスと信頼性を見せてくれるのか、3月25日の開幕戦決勝レースが今から楽しみですね。

Source: McLaren has “addressed” testing problems – Boullier | racefans.net

目次に戻る

ロズベルグが語るハミルトンの倒し方

2016年のワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグが、ルイス・ハミルトンの倒し方について語っています。

「ルイスの持っている弱点は、『ムラがあること』だ」とロズベルグ。「彼にはそうなる期間がある」

「その期間に拍車をかけ、実際にそれを最大限に活かすことができれば、彼をしばらく屈服されることができる」

「それを最大限活用しなければならない。そしてセバスチャン(ベッテル)は、それを去年かなり上手くやった」

素晴らしい週末を過ごしているときのルイスには、ほとんど勝てない。彼は信じられないほど速く、おそらくF1で最高の男だ」

「ルイスを打ち負かす唯一の方法は、全てにおいて100%全力を尽くし、完璧なシーズンにすることだ。それ以外にチャンスは無い」

ロズベルグはハミルトンのことをこれほどまでに評価しているのに、二人の関係にはいまだヒビが入ったままです。
二人が再び友人同士に戻れる日は来るのでしょうか。

Source: F1 2018: Nico Rosberg explains how to beat Lewis Hamilton | skysports.com

目次に戻る

エリクソンが遅いのは体重のせい?

ザウバーに残留することができたマーカス・エリクソンですが、彼の実力を評価する声はほとんど聞きません。
残留できたのはチームオーナーと親しいからだとか、持参金があるからだと言われています。

そのように言われてしまうのは、昨年彼がノーポイントに終わったからです。
ちなみにチームメイトだったパスカル・ウェーレインは、スペインGPで5ポイントを挙げています。

しかし昨年の予選におけるエリクソンとウェーレインの平均タイム差は、全チームのドライバーコンビの中で、最も接近していたのだそうです。

にもかかわらず、なぜエリクソンにレースで遅い印象があるのでしょう? ザウバーを指揮するフレデリック・ヴァスールは、その理由に彼の体重を挙げています。

「正直に言うと、彼はオーバーウエイトだったんだ」とヴァスール。「シーズン中盤の彼は、多かれ少なかれ10kgはオーバーウエイトだった」

「われわれはその差を詰めていって、シーズン終盤にはリミットまで戻した」

「パフォーマンスに関しては、エリクソンは良い改善を示していて、パスカルと比較しても上手くいっていた」

「今後の見通しとチームの視点からすると、エリクソンは良い経験を持ち、チームと良好なコラボレーションがあるため、彼は完全にチームにコミットしている。一種の安定性とその経験を持つことも、チームにとっては重要だ」

体重の管理もドライバーの仕事の内なので、エリクソンを擁護することはできませんが、今シーズンは同じ轍を踏まずに済みそうですね。
ザウバーとしてはシャルル・ルクレールの才能をどれだけ伸ばせるかが今シーズンのミッションですから、体重が軽くなってそこそこ速く、しかも安定しているエリクソンは、ルクレールのベンチマークとしては最適なのかもしれません。

Source : Ericsson performances masked by weight – Vasseur | racer.com

目次に戻る

最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の関連記事もぜひご覧ください。