デイリーF1ニュース(2018年9月21日)フェルスタッペン「ホンダの予算はルノーよりはるかに巨大」

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本日のニュースは以下の3本です。

  • フェルスタッペン「ホンダの予算はルノーよりはるかに巨大」
  • 2021年からのF1マシンはオーバーテイクしやすくなる
  • ルクレール、フェラーリドライバーとして129周を走破

それではご覧ください。


フェルスタッペン「ホンダの予算はルノーよりはるかに巨大」

レッドブルマックス・フェルスタッペンが、ホンダに対する期待のほどを述べています。

「まず第一に、現在のエンジンサプライヤー(つまりルノー)よりも、何倍も大きな予算があることだね」とフェルスタッペン。

「さらに、テストベンチの結果においても、正しい方向に進んでいる。さらに言えば、彼らは本当に、本当に勝利を望んでいる」

「僕たちは既にチームで勝つためのメンタリティを持っている」

「しかし別の面では、そのエンジンをまだ完成させなければならない。僕たちは来年にはそれを得ると思う」

ホンダはロシアGPにスペック3と呼ばれるアップグレードされたエンジンを持ち込むと言われていますが、正式な発表はまだありません。
フェルスタッペンの言っているエンジンは、おそらくスペック3のことではないはずなので、来年にはさらに強力なエンジンが投入されるかもしれません。

Source: Honda F1 budget much bigger than Renault’s – Max Verstappen – autosport.com

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2021年からのF1マシンはオーバーテイクしやすくなる

2021年からの新レギュレーションに基づく次世代のF1マシンと、現在の車との違いは何でしょうか?

現在のF1は、別の車の背後にあるとき(つまりテール・トゥ・ノーズの状態)に、通常のダウンフォースレベルの50%しか生み出すことができないそうです。

一方、2021年からの次世代F1マシンでは、同様の状態にあるときでも、ダウンフォースレベルの80%を維持することが可能です。

しかしオーバーテイクを促進するレギュレーションは、実は過去にも導入されたことがあります。
かつてオーバーテイク・ワーキング・グループ(OWG)というものが作られたことがあり、その成果は2009年のテクニカル・レギュレーションにも反映されました。

にもかかわらず、現在のF1マシンはオーバーテイクが難しい車になってしまっています。
絶え間ない空力開発によって、OWGの成果が打ち消されてしまったためです。

「OWGは、外部請負業者とのチームによって支払われた一定の時間を有する、一度限りのプロジェクトだった」と語るのは、ウィリアムズのCTOを務めるパディ・ロウです。
ロウはかつてOWGプロジェクトに関与していました。

「OWGを別の年に持ち越せていれば、製作された車を見て、もう一度テストを行うべきだったということが明確になったと思う」

「F1に、この件に関する常勤スタッフがいることは良いニュースだ。起こっていることを追跡し、望ましくない副作用を閉じる能力を向上させると思う」

それでもロウは「彼ら(F1側)が描いたような見た目の車に作らせることは難しいだろう」としています。
レギュレーションの抜け穴を全て塞ぐことは不可能なのでしょう。

Source: 2021 F1 cars ‘better for passing than 2009 designs’ – racefans.net

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ルクレール、フェラーリドライバーとして129周を走破

来季からフェラーリに移籍するシャルル・ルクレールが、一足速く赤いレーシングスーツに袖を通しました。
来季用のピレリタイヤを評価するプログラムを行うために、フェラーリ・SF-71Hをドライブしたのです。

初日を担当したルクレールは、ポール・リカール・サーキットを129周も走行。
ちなみに2日目はセバスチャン・ベッテルが担当するため、ルクレールは初日だけでお役御免です。

メルセデスからはバルテリ・ボッタスが参加したこのテストでは、ドライタイヤのテストが行われました。
そのため、どのコンパウンドをテストしているのかわからないように配慮されています。

ピレリのタイヤ評価プログラムは、日本GPやメキシコGP後にも予定されています。
前者はルノーが、後者はザウバーが担当する予定です。
そして最終戦アブダビGP後のテストでは、来季用のピレリタイヤを全チームがテストすることになります。

Source: Leclerc completes 129 laps for Ferrari – pitpass.com

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