AM-RB 003コンセプト アストンマーティン第3のハイパーカーは「変形」する!?

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アストンマーティンが、現在開発中のハイパーカー「AM-RB 003」を、ジュネーブモーターショーで発表しました。

これまで「ベイビー・ヴァルキリー」と呼ばれてきたAM-RB 003は、市販される際に「ヴァルハラ」と名付けられるかもしれません。
「ヴァルハラ」という車名が、アストンマーティンによって欧州の知的財産当局に登録されているからです。

それではAM-RB 003の概要を見ていきましょう。

更新情報

エクステリアインテリアの画像を追加した他、最新情報に基づき記述内容を修正しました。(2019/03/07)

エクステリアの項目を追加し、最新情報に基づきページ内の記述を修正しました。(2019/02/20)


AM-RB 003の概要

正式な車名は「ヴァルハラ」になる?

アストンマーティンは、欧州の知的財産当局に「ヴァルハラ」という車名を既に登録済みです。

ヴァルハラという名前は、やはりアストンマーティンがレッドブルと共に開発しているハイパーカーの「ヴァルキリー」と同じく、北欧神話から名前が取られています。

アストンマーティン ヴァルキリー

ヴァルキリーは戦場で戦死した者を、オーディン(北欧神話の主神)の宮殿であるヴァルハラに連れて行く役割を担う女性のことです。

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AM-RB 003の位置付け

アストンマーティンのラインナップにおいて頂点に立つのは、もちろんハイパーカーのヴァルキリー(正確にはヴァルキリー AMR Pro)となります。
AM-RB 003はそのヴァルキリーと、現在開発中のコードネーム「AM9」との間に位置する車になりそうです。

AM9は、フェラーリ 488のライバルと位置付けられているミッドシップ・スーパースポーツで、おそらくヴァンキッシュと名付けられるでしょう。

アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOは、ヴァルハラの最高出力がラ・フェラーリマクラーレン セナと同等になるとコメントしています。
よってヴァルハラはそれらのライバルだと考えるべきです。

マクラーレン セナ

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エクステリア

AM-RB 003コンセプトのインテリア

AM-RB 003コンセプト

ヴァルキリーに準じたデザインだ。

巨大すぎるリアディフューザー。

エキゾーストはエンジンフードから直接出ている。

AM-RB 003には、FlexFoilと呼ばれるモーフィングエアロサーフェスが搭載されています。
これは物体の形状を瞬時に変形させる技術です。
翼全体を常に最適な形に変えることができるため、空力特性をあらゆる状況に適応させることが可能となります。

モーフィング翼のデモンストレーション。翼をねじることもできる。

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インテリア

AM-RB 003コンセプトのインテリア

AM-RB 003コンセプトのインテリア。

頭上空間は十分に確保されている。

ステアリング、ペダル、シートが一直線に並ぶ「Apex Ergonomics」。

F1のようなステアリング。インフォテイメントはスマホを使うのだとか。

ダッシュボードからステアリングが生えている。

センターコンソールは3Dプリンタで製作されたことで、重量が50%も削減された。

座席の後ろには手荷物を置くスペースが確保されている他、携帯電話や財布を置く収納スペースもあるなど、AM-RB 003は実用性にも配慮されているようです。

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パワートレイン

最近はメルセデスからV8ツインターボエンジンを調達しているアストンマーティンですが、AM-RB 003のエンジンは、自社開発したV6ターボです。
電動モーターとの組み合わせで、AM-RB 003はハイブリッドとなります。

最高出力はラ・フェラーリやマクラーレン セナなどと同等ということなので、おそらく1000ps程度でしょう。
0-100km/hは3.0秒以下、最高速は320km/h以上となるはずです。

また、Nexcellというオイルシステムが採用されました。
これはバルカンにも使われていたものです。
カートリッジ式のシステムにより、たった90秒でオイル交換を終えることができます。

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価格・発売日

価格はまだ発表されていませんが、100万ポンド以下だと言われています。
日本円だと1~1.5億円くらいになるでしょう。

2021年までに発売される予定です。
生産台数は世界限定500台となります。

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