デイリーF1ニュース(2018年12月24日)2019年からの新規則で、チーム間のギャップはさらに広がる?

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最新のF1ニュースをコンパクトにまとめてお伝えする「デイリーF1ニュース」。
今日のニュースは以下の2本です。

  • 2019年からの新規則で、チーム間のギャップはさらに広がる?
  • ルノー、レッドブルの喪失は「残念ながら、残念ではない」

それではご覧ください。


2019年からの新規則で、チーム間のギャップはさらに広がる?

2019年からは、フロントウイングが幅広になり、ウイングレットは禁止。
リアウイング幅も拡大し、後方の視認性を確保するために高さもアップします。

これらの変更は、前走車の乱気流の影響を受けにくくし、テール・トゥー・ノーズの状況を作りやすくするためのものです。
接近戦のバトルを増やし、観客を楽しませようという意図があります。

しかしレッドブルクリスチャン・ホーナーは、ルールの変更がチーム間の格差を拡大するのではないかと懸念しているようです。

「これは大きな変化だ」とホーナー。「1つのことが別のものに影響を及ぼすため、明らかにかなりコストのかかる変更だった」

「接近して車を追いかける能力に影響があるかって? たぶん少しは。しかし明白ではない」

「必然的に誰かがそれを正しく行い、いくつかのチームがそれを間違うだろう。どちらかといえば、チーム間により多くのギャップが生じるだろう」

「接近したグリッドを実現するためのベストな方法は(規則の)安定性であり、その後チーム間の格差は無くなり収束するだろう」

ルールを変更した際、最初に最適解を見つけ出すのは、大抵ビッグチームです。
彼らは予算に余裕があり、人材も豊富ですから、変化に対し適切に対応できます。
しかし予算に余裕の無い中小規模のチームは、レギュレーションに対応するだけで手一杯で、パフォーマンスは後回しになりがちです。

Source: Horner fears 2019 rules will lead to 'more gaps’ between teams - f1i.com

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ルノー、レッドブルの喪失は「残念ながら、残念ではない」

ルノーシリル・アビテブールは、レッドブルへのエンジン供給契約を失ったことについて、「残念ながら、残念ではない」と述べています。

「レッドブルがコミュニケーションをコントロールしており、我々はそれに対応しなければならなかった」

「コミュニケーションの観点からすると、レッドブルは我々よりもはるかに強力だ。公平な機会など無かった」

「我々は常に後ろ向きだった。そして多くの場合、それは彼らの目的に合ったコミュニケーションだった。そして残念なことに、ノイズとコミュニケーションが現実のものとなりつつある世界に我々はいる」

「はっきりさせよう。我々のエンジン状況は、まだそれが必要とされる場所には無い。しかしそれは、おそらく遠くから見るほど悪くもない。そして私は、それが来年はるかに良くなると言うことができる」

レッドブルとの関係では、いくつも不利な点があったというアビテブールですが、ルノーエンジンがもはや4番手なのは明らかです。
結局まともなエンジンを作れなかったということが、すべての原因だと言わざるを得ません。

Source: Renault 'sorry, but not sorry, to lose Red Bull in Formula 1 – autosport.com

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