新型プリウスの装備が判明!(英国版)
UK版新型プリウスは、トヨタセーフティセンスPを全グレード標準装備!
トヨタGBのブログで、英国版新型プリウスのグレード別の装備内容が発表されました。イギリスでの発売は2016年3月を予定しているようです。
New Toyota Prius price and specifications announced – THE OFFICIAL BLOG OF TOYOTA GB
現行型と比較してもかなり装備が充実しており、トヨタがプリウスを1クラス上のプレミアムカーにしようとしていることがわかります。アダプティブクルーズコントロール(トヨタ名: レーダークルーズコントロール)を全グレードに標準装備するというのは、トヨタもかなり思い切ったなと思います。
ランクル並の装備を奢るプリウス
アダプティブクルーズコントロールが含まれる「トヨタセーフティセンスP」が標準装備されているのは、日本国内のラインナップではランドクルーザー200だけです。このことからも、トヨタが新型プリウスの販売にかなり力を入れていることがわかりますね。
ただし英国版の価格は約431万円(1ポンド=185円で計算)からと、非常に高価です。EUの自動車輸入関税10%とイギリスの付加価値税20%を差し引いたとしても、日本円で330万円ほどになります。なので日本で投入される廉価なグレードでは「トヨタセーフティセンスC」が採用され、アダプティブクルーズコントロールが省かれるかもしれません。あくまでイギリス版の価格と装備ですので、参考程度にご覧ください。
では現行型のグレードとの対応関係を含めて、グレード別の装備を以下に列挙します。
プリウス アクティブ £ 23295(=約431万円)
- 15インチアロイホイール
- 左右独立温度調整式オートエアコン
- 運転席スマートエントリー
- プッシュボタンスタート
- LEDヘッドライト
- トヨタ「Touch 2」ナビ
- 電動パワーシート(メモリー機能の有無は不明)
- 運転席ランバーサポート
- 4.2インチTFT液晶
- ロードサインアシスト(RSA )→欧州のみの機能
- プリクラッシュセーフティシステム※
- レーダークルーズコントロール※
- レーンディパーチャーアラート※
- オートマチックハイビーム※
※ 日本ではトヨタセーフティセンスPに含まれる装備。
装備内容からすると、「アクティブ」は現行型プリウスの「G」に相当するグレードと思われます。
付加価値税と関税に加えポンド高の影響があるので高価に見えますが、日本で発売される際には260〜270万円ほどになるのではないかと予想しています。新型プリウスはアメリカで「価格据え置きで販売される」と言われており、現行型の「G」から大幅に価格が引き上げられるとは考えづらいからです。
プリウス ビジネスエディション £ 24195(=447.6万円)
アクティブの装備に加え……
- ソフトパッド内装
- スマートフォンワイヤレス充電
- カラーヘッドアップディスプレイ
- ブラインドスポットモニター
- リアクロストラフィックアラート
- フロントシートヒーター
- 自動防眩ミラー
スマートフォンワイヤレス充電、カラーヘッドアップディスプレイ、シートヒーターの3点は魅力的ですね。ブラインドスポットモニターの詳細に関してはアナウンスがないのでわかりませんが、おそらくは車線変更時の死角をカバーする、スバルのリアビークルディテクションのようなものではないでしょうか。
「ビジネスエディション」は現行型の「G ツーリングエディション」の17インチアロイホイールを省略したモデルに相当すると思われます。
プリウス ビジネスエディション Plus £ 25995(=481万円)
ビジネスエディションの装備に加え……
- 17インチアロイホイール
- トヨタ「Touch 2 with Go」ナビ
- インテリジェントパーキングアシスト
- フロント&リアパーキングセンサー
「ビジネスエディション」にいくつか装備を加えたものですね。Touch 2 with Goナビは、音声認識機能やリアルタイム渋滞情報を利用できるトヨタ純正ナビゲーションのようです。
プリウス エクセル £ 27450(=507.8万円)
- レザー内装
- JBLプレミアムオーディオ
- 雨滴感知式ワイパー
- トヨタ「Touch 2 with Go Plus」ナビ
「エクセル」は、現行型の「G ツーリングセレクション・レザーパッケージ」に該当するモデルと思われます。
装備の充実でスタートダッシュを決められるか
いかがでしたか? 現行型と比較してもかなり装備が充実していることがおわかりいただけたかと思います。特にアクティブセーフティ(予防安全)に関しては、現状考えうるベストの装備が装着されていると思います。
燃費と安全装備では敵なしと思われるプリウスですが、デザインは酷評されています。よって販売面でスタートダッシュを決められるかどうかは、価格がカギとなってくるでしょう。