ジープ・グランドワゴニアの最新情報 画像が流出! 復活のときは近い!?
ジープの最上級モデル「グランドワゴニア」の画像が流出しました。ディーラーミーティングで公開されたレンダリングCGとインサイダー情報を元に、グランドワゴニアの概要をまとめてみました。
画像の出典: autoblog.com
グランドワゴニアとは?
初代グランドワゴニアの生産が開始されたのは、1984年でした。ジープがまだAMCの傘下だったころです。
グランドワゴニアは、ワゴニアの特別仕様車として誕生しました。ワゴニアは「SUV」という言葉が一般化する前から、すでにそのパッケージングを体現していた車です。
1987年に発売された後期モデルには5.9L・V8エンジンが搭載され、上級志向がさらに強まります。パワーシートやパワードアロックなども装備された、先進的な車だったようです。
同年にクライスラーがAMCを買収した後も、グランドワゴニアは人気車種であり続けました。しかしシャシーのSJプラットフォームは1963年から使われてきたものなので、流石に古さを隠しきれなくなり、1991年に惜しまれつつも生産が打ち切られたのです。
1993年にはグランドチェロキーのラグジュアリーグレードとして、「グランドワゴニア」の名前が一時的に復活しましたが、台数限定だったので定着することはありませんでした。
ところが2011年に、フィアットクライスラーのセルジオ・マルキオンネCEOが、突如としてグランドワゴニアの復活を宣言。当初は2013年のリリースを予定していましたが、遅れに遅れて今日に至っています。
グランドワゴニアの立ち位置
現在のジープのラインナップを価格帯順に挙げると、
- グランドチェロキー
- ラングラー、チェロキー
- コンパス
- レネゲード、パトリオット
となります。3列シートのグランドワゴニアは、これらのラインナップの頂点に君臨する最上級モデルです。
グランドワゴニアの概要
エクステリア
外観のデザインにおいては「7」がキーワードになっています。グランドチェロキーと同じ「セブンスロットグリル」ですし、ヘッドライトとテールライトも7つのドットが光るデザインです。
実物はポスターのCGよりもグリル幅が短くなり、一方でバンパーの開口部は左右に広くなると噂されています。
サイズ
グランドチェロキーよりも一回り大きいダッジ・デュランゴとほぼ同じサイズになるようです。
ちなみに現行型デュランゴのサイズは、全長5075mm・全幅1925mm・全高1801mm・ホイールベース2915mmとなっています。
プラットフォーム
次世代グランドチェロキーのプラットフォームが使われると言われています。ところがその新型グランドチェロキーの開発が遅れているために、グランドワゴニアのリリース予定もずれ込んでしまっているようです。
現在のフィアットクライスラーは、大型SUVのプラットフォームをメルセデス・ベンツと共有しています。改良して使い続けるのか、それともまったく新しいプラットフォームを用意するのかは不明ですが、リリースが遅れてるので後者の可能性が高そうです。
価格・発売時期
グランドワゴニアはレンジローバーをベンチマークにしているので、必然的に超高級SUVとなります。ジープのCEOによると、販売価格が$130,000以上になる可能性もあるようです。
発売は2019年を予定しています。来年になればより具体的な情報や、スパイショットなども出てくるでしょう。
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