レクサスが「IS500」を商標登録 V8エンジン搭載モデルか?
レクサスがアメリカとカナダで「IS500」という商標を出願しました。
V8エンジン搭載の高性能バージョンではないかと噂されています。
今回はIS500に関する最新情報をご覧ください。
レクサス IS500の最新情報
商標の出願内容
USPTO(米国特許商標庁)に出願された商標は「IS500」で、所有者はもちろんトヨタ自動車株式会社です。
申請日は2020年6月25日で、「自動車およびその構造部品」に商標が使われるとされています。
エンジン等に関する記載は無いのですが、「500」という数値が使われていることから、5リッターV8が搭載される可能性が高そうです。
なぜ「IS-F」ではないのか?
かつてIS(2代目)には、「IS-F」という高性能モデルがありました。
「F」の文字は、当時参戦していた「F1」や、当時久々にF1日本グランプリが開催されたトヨタのフランチャイズサーキットである「富士スピードウェイ」、そしてトヨタのモータースポーツ開発拠点である「東富士研究所」などにちなんで付けられたもので、モータースポーツ直系のスポーツモデルであることを表しています。
実際、ブレンボブレーキやBBS製鍛造アルミホイール、そして5リッターのV8エンジンを搭載しており、かなり本格的なスポーツセダンだったのです。
「IS500」に変わった意味
新型ISはハンドリングの向上に重きを置いて開発されており、新車発表の際にもその点が強調されていたので、レクサスがスポーツ路線を放棄したわけではないと思います。
にもかかわらず、あえて「IS-F」という車名を使わないのはなぜなのでしょう?
「GR」が登場したから
トヨタは2017年から「GR」というサブブランドを展開しています。
GRは、トヨタ GAZOO Racingが培った技術をフィードバックするスポーツカーブランドです。
そしてトヨタとレクサスのレース活動は、全てGAZOO Racingの傘下で行われています。
現在レクサスで販売されているモデルに「GR」のバッジが付いたモデルはありませんが、モータースポーツのイメージを「GR」に集約したいとトヨタが考えているならば、「F」のバッジを使わないのも合点がいく話です。
IS-Fが別に用意されるから
IS500とは別モデルとして、IS-Fが用意される可能性もあります。
セダンの需要が冷え込んでいる上、スポーツモデルは燃費規制を達成する障害であるため、可能性としては低いものの、ISのフラッグシップとして登場するかもしれません。
ただ、もしIS-Fが今後登場するとしても、単に大排気量エンジンを搭載したスポーツモデルではなく、ハイブリッド化など何らかの環境対応をしたモデルになると思います。
大排気量の自然吸気エンジンが排ガス規制や燃費規制をクリアするのは今後厳しくなるでしょうし、ハイブリッド車などの方がブランドのイメージを牽引するのにふさわしいからです。
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