デカい車に道の方を合わせろ! フォードエクスプローラーの評価・口コミまとめ
グローバリスト・SUV
4代目フォードエクスプローラーのセールスポイントは、何と言ってもカッコ良さです。都会的で洗練されたデザインでありながらクロカンらしさを失っていないスタイルは、奇跡と言っても過言ではないでしょう。カッコ良さでエクスプローラーに勝てるSUVはありません。
エクスプローラーは見た目だけじゃない
アメ車らしく快適装備も充実していますし、本格オフローダーとしての資質も兼ね備えています。エコブースト搭載グレードは、同クラスのSUVと比較しても低燃費です(ディーゼルには経済性で負けますが)。唯一「マイフォードタッチ」(ナビやエアコンなどを統合コントロールできるタッチパネル)だけが足を引っ張っていますが、かなり完成度の高いSUVだと思います。
問題は、アメリカンサイズなこと。
ランドクルーザー200よりも大きなボディは、やはり日本では持て余します。左ハンドルしか設定がないこともネックです。
気に入ったなら、買うしかない。
エクスプローラーは優れたデザインによって飛び抜けた商品性を備えているので、他のSUVと比較してもあまり意味がありません。このデザインの車はエクスプローラーだけですからね。なので気に入ったならあまり細かいことは気にせず、思い切って買っちゃった方がいいと思います。
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フォード・エクスプローラーの口コミ評価・評判まとめ
エクスプローラーのインテリア
シート
- ◯「リミテッド」と「XLTエコブースト」は、運転席と助手席にシートヒーターを装備。
- ◯運転席と助手席にパワーシートを全グレード標準装備。
- ◯前席のシートは丁度よい固さで、ゆったりと座れる。
- △2列目は着座位置が高めで膝前のスペースは広いが、座面が短すぎる。
- →しかもリクライニングできるのは右側半分だけ。
- △3列目も実用的なシートだが、大人が長時間座るにはきつい。
- →「リミテッド」には3列目パワーフォールディング機能付き。
室内の広さと使い勝手
- ☓ボディの大きさの割には車内が狭い。
インテリアの質感
- ☓シルバー塗装のプラスチックの質感が安っぽい。
- ☓「XLT」グレードは、「リミテッド」に比べ操作パネルの質感が劣る。
小物収納
- ☓小物を収納するボックスがない。
ラゲッジ容量とシートアレンジ
- ◯7名乗車時でも595リッターもの荷室容量がある。
- →ところが左右の張り出しが大きく、ゴルフバッグが横置きできない。
- ◯2列目は6:4、3列目は5:5の分割可倒式シート。
エクスプローラーのナビ・電装系
メーター周り
- ◯中央アナログメーターの視認性が高く、左右液晶の情報量も多い。
ナビ・バックモニター
- ☓マイフォードタッチが使いづらく、取り付け位置もおかしい。
- →操作性が悪く、バグとフリーズが多く、DVD再生ができない。
- →しかも取り外せない。
- →2014年4月にようやくナビがローカライズされた。
- →iPhoneの動画が再生できない。
- △正面と右サイドを見れるサブモニターが、右ピラーに設置されている。
- →ただしメインモニターに表示させることはできない。
スイッチ・レバー類
- ◯ステアリングスイッチでエアコンやオーディオを操作可能。
空調関連
- ◯左右独立温度調整式フルオートエアコン。
オーディオ
- ◯「リミテッド」は12スピーカーサラウンドシステムを搭載。
- →他グレードは9スピーカー。
その他電装系
- ◯ドリンクホルダーの周りを好きな色に光らせるアンビエント・ライティング
- ☓長らくスマートキーじゃなかった。
- →2015年10月発売のモデルからスマートキー化された。
エクスプローラーの外装
外装の質感や特徴、使い勝手
- ☓フロアが高く、後部ドアからの乗り降りがかなりしづらい。
- →ドアが大きく、駐車場で隣の車に当てないよう注意しなければならない。
- →しかもサイドシルが太く、跨ぎにくい。
- ☓屋根を洗車するのに脚立が必要。
- ☓リアゲート周りのチリが合ってないことも。
- △パワーリフトゲートの設定があるのは「リミテッド」のみ。
エクスプローラーのエンジン・トランスミッション
実燃費
- △【V6】街乗り:3km/L~6km/L 郊外・高速道路:11km/L
- △【直4エコブースト】街乗り:7km/L 郊外・高速道路:8~9km/L
- →ただしどちらもレギュラーなので、やや経済的。
パワー・トルク
- ◯【V6】車重2トン超なのに、発進加速は悪くない。
- →街中でも高速でも十分なパワー。
- △【直4エコブースト】坂道でパワー不足。
- →ゆったり運転する分には問題ない。高速ではいつの間にかスピードが出てたりする。
トランスミッション
- ◯マニュアルモード付き6速ATのおかげで、エンジンブレーキを効かせやすい。
エクスプローラーのハンドリング・ドライバビリティ
走行性能
- ◯直進安定性は高い。
- △挙動がクイックすぎる。
小回り・取り回し
- ☓左ハンドルの設定しかない。
- →車幅がミラー抜きで2mあるので、慣れるまでが大変。
- ☓最小回転半径5.8m
- ☓日本の駐車場のサイズギリギリなので、契約を断られることも。
- →ランクル200より大きいため。
- →停められたとしても、狭い駐車場では乗り降りしにくい。
- ☓意外にアプローチアングルが大きくない。
- →正面から縁石に乗り上げようとするとバンパーを擦る。
- →本格的なオフロード走行の際には、フロントバンパー下のスポイラーが取り外せる。
ペダルとステアリング、シフトのフィーリング
- ◯ステアリングが軽い。
- ☓車重に対しフットブレーキがやや不足気味。
視界
- ☓シートが低くボンネット先端が見えない。
- ☓ヘッドライトが暗い。
- →2015年10月のマイナーチェンジでLEDヘッドライトが装備された。
エクスプローラーの乗り心地・静粛性
路面からの突き上げ感・ボディのガタピシ感
- △サスはやや硬めで、路面の凹凸を拾いやすい。
- →いなしきれていない感じで、直接的に揺れが伝わってくる。
- →2014年のマイナーチェンジで乗り心地が良くなった?
騒音・振動
- ◯エンジン音は静か。
- ◯ロードノイズ等に対する静粛性は高い。
- ☓静かな分、パネルからのカタカタ音が気になる。
エクスプローラーの安全装備
代表的な安全装備の有無
名称 | 装備 |
---|---|
横滑り防止装置 | ◯ |
衝突被害軽減ブレーキ | ☓ |
クルーズコントロール | ◯(非ACC) |
車線逸脱警報 | ☓ |
レーンキープアシスト | ☓ |
ブラインドスポットアシスト | ◯※1 |
ヒルホールドシステム | ◯ |
※1 「リミテッド」には2012年4月から、「XLTエコブースト」には2013年8月より標準装備。
◯シーンに合わせて走行モードを選択できる「テレイン・マネージメント・システム」や、滑りやすい坂道を極低速で下ることのできる「ヒルディセントコントロール」が標準装備されている。
エアバッグの充実度
- ◯運転席・助手席・サイド・カーテンエアバッグを全グレード標準装備。