アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオのレビューまとめ

アルファ躍進の足がかりとなるか?
海外自動車サイトが相次いでジュリア・クアドリフォリオのレビューを掲載したので、複数のレビューを比較できるようにまとめてみました。
インテリアのレビュー


ジュリアQFのインテリアは、新しいアウディA4ほどの質感は無い。けれどジャガーXEよりも遥かに仕上がりが良く、そのうえかなり広々としている。スポーツシートのドラポジはエクセレント。
CAR Magazine
質実剛健なドイツ車より興味深い。でも多くの人がドイツ車に馴れているから、ジュリアQFのように沢山のマテリアルを使うやり方の良さがわからないだろう。
質感はドイツ車並だし、シートとドラポジも快適だ。液晶タッチパネルも使いやすいが、設定のステップが少し多すぎる。
Auto EXPRESS
AMGやアウディのRSに比べるとチープだが、手が触れる箇所の質感に不満はない。インフォテイメントのレスポンスも良好。低めのドラポジで、ステアリングとの距離感も良い。シートはクッションが厚めで、ホールド性が高い。頭上も足元も広いので、大柄な人でも窮屈には感じないだろう。
AUTO CAR
Auto EXPRESSの分析が面白いですね。筆者もドイツ車に毒されてしまっているのか、ジュリアQFのインテリアは少しまとまりが悪いように思えます。
ジュリアQFのインテリアは、フェラーリ458イタリアのインテリアと雰囲気が似てるなと思ったのですが、その458のインテリアも「ガキっぽい」「オモチャみたいだ」と批判されていました。
エクステリアのレビュー


ジュリア標準グレードのエレガントなボディラインを活かしたまま、巨大な開口部を持つバンパーや、大型のディフューザーで攻撃的なデザインになっている。
Auto EXPRESS
アルファロメオらしい複雑な面構成のデザイン。インパクトは強いものの、リアディフューザーや4本出しテールパイプ等の派手な要素は少なめで、下品さは感じられない。
AUTO CAR
ジュリアQFには、その高性能をアピールするための外観上の装備がいくつかあり、リアディフューザーなどは露骨にレーシーなデザインです。しかし全体として見ると、攻撃的でありながらも気品を失っていません。こういうところはイタリアンデザインの妙ですね。
エンジン
マセラティ・ギブリSのV6がパッケージングの問題で使えなかったため、フェラーリ・488GTBのV8から2気筒取り除いたV6となった。クロスプレーンクランクに変更されたがよく回る。排気音はD.N.A.システムをレースモードしたとき以外はイマイチ。
CAR Magazine
エンジン音は最高。BMWの直6ターボよりも整った音。回転上昇とパワーの出方もスムーズだし、2500rpmで最大トルクが発生するから、まるでNAエンジンのようなフィーリングだ。
Auto EXPRESS
V6ツインターボはフェラーリのV8ターボにインスパイアされているものの、コピーではなく、構造はアルファロメオのオリジナルだという。
音は勇ましいが、官能的ではない。他メーカーよりは良いが今ひとつ味気ない。M3よりは聴き心地が良いものの、AMG C63ほどではない。ジャガーXE Sにも及ばない。
AUTO CAR
アルファといったら官能的な音が有名ですが、意外なことにジュリアQFの音に関する評価は分かれました。最近のターボカーとしてはそこそこ良い音なのでしょうが、低速だとちょっと濁った音がしてます。
エンジンレスポンスやパワーデリバリーに関しては、どのサイトのレビューでも絶賛されています。510ps、61.2kgf・mのエンジンは伊達ではないようです。
0-96km/hが3.9秒、最高速307km/hという動力性能もさることながら、14.5/km/Lという燃費の良さにも注目です。
ハンドリング

FRらしいハンドリングはとてつもなく使いやすい。ブレーキも素晴らしい。ピレリP-ZEROコルサはドライバーがフロントエンドの向きを変えようとすれば、ノーズをコーナーへと押し込んでくれる。
リアを振り回そうと思えばスロットルペダルで思い通りの軌跡を描けるが、だからといってちょっとスロットルを煽ったぐらいではオーバーステアにはならない。その点はドイツのライバルたちと異なる。
156と159の回転半径はひどかったが、ジュリアはFRなので街中でも困らないだろう。
CAR Magazine
1650kgの車重は、ライバルに対し相対的に軽い。ステアリングはクイックで正確、フロントのグリップ力も十分だ。
DNAシステムをレースモードにすると、スロットルレスポンスが向上し、ステアリングの重さも増す。リアサスとデフもサーキット向きのセッティングに変わるが、感触は良好だ。
カーボンセラミックブレーキは強力でタッチも良いが、高価なのでオススメはしない。8速DCTのシフトアップはスムーズ。シフトダウンはショックを伴うが満足できるレベル。
パワーバンドが広く、スロットルもリニアなので、リアエンドを振り回すのは自由自在。
Auto EXPRESS
ステアリングの反応はクイック。でも神経質ではないので、次第にドライバーに馴染んでくる。フロントエンドの動きは、他のライバルがナーバスになったり曖昧になるコーナーでも問題なくやり過ごせる。アンダーステアも少ない。
AUTO CAR
ステアリングがクイックというのは共通しています。大柄な車体にもかかわらず、アンダーステアも少ないようです。またスロットルレスポンスの良さやリニアなパワーデリバリーのおかげで、ドリフトコントロールもやりやすいようです。
総評

各レビューとも近年のアルファでは最高傑作だと絶賛していますが、公道試乗がまだなので、留保付きの評価となっています。
上記のレビューはサーキット試乗を元に書かれたものですから、コメントを鵜呑みにはできません。とくに乗り心地に関しては一切コメントがなかったので、公道試乗レビューで評価が一変する可能性もあります。スポーツ性能は最高レベルでしょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。以下の記事もぜひご覧ください。