テスラがモデルXで失態 モデル3は大丈夫なのか?

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モデルXもモデル3と同じく、予約だけは好調だったが……

イーロン・マスクがツイッターで明かしたところによると、テスラ・モデル3の予約台数は、3日間で275,000台に達したそうです。それだけの台数をちゃんと作れるかどうかが懸念されていますが、まずは大成功といったところでしょう。

しかし昨年発表されたSUV「モデルX」の方は、販売台数が伸び悩んでいます。

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目次

  1. テスラ・モデルXとは?
  2. モデルXの販売台数

テスラ・モデルXとは?


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モデルXは昨年11月末から販売が開始された、テスラ初となるSUVです。

モデルXを象徴するのは、ドアが上方に開く「ファルコンウイングドア」でしょう。2年の歳月を費やしたスマートなドアの開閉システムは、人々を仰天させました。


価格が1000万円以上と非常に高価なモデルなので、それに見合うだけの付加価値をつけようと「ファルコンウイングドア」を装備したのだと思います。

しかしその複雑な構造のせいで開発は遅れに遅れ、当初2013年を予定していた発売時期は、結局2015年11月にまでズレ込みました

すごいのはドアだけじゃない

大容量の90kWhバッテリーを搭載したことで、すべてのグレードで400km以上の航続距離を確保しています。一番遅いグレードの「70D」でも0-100km/hを6.2秒と、加速性能も一級品です。

しかも7人乗りで、フロントにもトランクを備えるなど、ユーティリティやユーザビリティの面にも配慮されています。

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モデルXの販売台数

販売開始当初、モデルXには4万台以上の予約が入っているとされていました。しかし2015年第4四半期の販売台数はわずか208台、2016年第1四半期も2400台と、販売台数は伸びていません

その原因は生産の遅れです。

モデルXは本来、1週間に750台生産可能といわれています。しかしあまりにも先進的なテクノロジーを投入しすぎたために部品不足が生じており、1・2月は当初の予定通りに生産できませんでした。ちなみに3月末以降は、750台/週のペースに戻っています。

テスラが発表した2016年第1四半期の販売実績は、会社予想を下回る14,820台。生産の遅れが業績に響いた格好です。モデル3の開発や生産で、モデルXと同じ轍を踏まなければよいのですが。

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