BRZがフェイスリフト 見た目は小変化、中身は大変化!

スバルの新車情報


BRZがフェイスリフトされます。今回のマイナーチェンジ(以下、M/C)ではエクステリアの意匠が変わるだけでなく、ファインチューニングも施されるようです。


目次

  1. フェイスリフトされたBRZのデザイン変更点
  2. M/C後BRZのチューニング内容

フェイスリフトされたBRZのデザイン変更点

エクステリア

BRZと86のエクステリアを、フェイスリフトされたモデル同士で比べてみます。


BRZのフロント


86のフロント


BRZのリア(向きを揃えるため、画像は水平方向に反転してある)


86のリア

リア周りは似ていますが、フロント周りはかなり差別化が進んだ印象です。86は迫力あるデザインに大幅変更されましたが、BRZには現行モデルの面影が残っています。

また、BRZはホークアイが強調され、スバル車であることが一目瞭然になりました。


インテリア

インテリアは前期型BRZと比較してみたいと思います。


フェイスリフト後BRZのインテリア


前期型BRZのインテリア

ステアリングスイッチが追加されていますね。センターコンソールのディスプレイに関しては、日米のカーナビユニットが違うだけで、M/Cでの変更点というわけではないと思います。


フェイスリフト後のメーター

メーター右側には、4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイが追加されます。

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M/C後BRZのチューニング内容

パワートレイン

エンジンパワーが200→205psに、トルクが20.9→21.5kgf・mにそれぞれ引き上げられました。アルミニウム製のインテークマニホールドと、新設計のエキゾーストマニホールドにより、わずかですがパワー・トルクが向上しました。ちなみにオートマ仕様のパワー・トルクに変更はありません

また、ファイナルギアが4.1→4.3へと変更になります。上記のパワーアップよりもこちらの方が、BRZの加速力向上に貢献してくれるはずです。

シャシー

シャシーは大幅な変更が加えられます。

  • リアスタビライザー大径化(それに伴うバネとダンパーの変更)
  • ストラットタワーバーの追加
  • トランスミッションクロスメンバーの補強
  • リアサスペンションメンバーの補強
  • VSC※1のしきい値引き上げ(トラックモード)
  • ヒルスタートアシストの追加
  • トルセンLSDの標準化(6MT車)
  • ブレンボキャリパー+大径ローター(パフォーマンスパッケージ)
  • SACHSサスペンション(パフォーマンスパッケージ)
  • ブラック塗装の17インチアロイホイール(パフォーマンスパッケージ)

※1 ビークル・スタビリティ・コントロールの略。トヨタにおける横滑り防止装置の名称

チューニングカーと言ってもよいほどの補強ですね。これにロールバーを追加したら、ほぼワンメイクレース仕様車です。

パフォーマンスパッケージは、米国仕様に追加されるオプション装備となります。日本仕様に設定されるかどうかはわかりません。

価格はまだアナウンスされていませんが、おそらく据え置きだと思います。これだけ改良点が多いと、前期型のユーザーはちょっとかわいそうですね。でもBRZの購入をためらっていた人たちにとっては朗報です。

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