新型BMW 5シリーズ(G30)のスパイショット
これまでも何度か流出してきた新型5シリーズ(G30)のスパイショットですが、ヘッドライトとキドニーグリルのデザインが明らかになったのは、今回が初めてです。
トップ画像の出典: indianautosblog.com
目次
- 1.新型5シリーズ(G30)のスパイショット
- 2.新型5シリーズ(G30)の概要
- 2-1.軽量なプラットフォーム
- 2-2.最先端のテクノロジー
- 2-3.エンジンラインナップ
新型5シリーズ(G30)のスパイショット
上の画像は、トップ画像の明度を調整したものです。現行型(F10)とは異なり、ヘッドライトとキドニーグリルが繋がっているデザインになっています。どちらかと言うと、現行型3シリーズ(F30)に近いデザインですね。
ニュルブルクリンクでのテスト走行も行われています。大柄な車体にもかかわらず、動きはかなり俊敏です。
新型5シリーズ(G30)の概要
新型5シリーズ(G30)は、2017年1月のデトロイト・オート・ショーで発表されるとのことです。これまでは今年10月のパリサロンで公開だと噂されていたのですが、そちらはBMW X2のワールドプレミアに変更となりました。
発表まではまだ間があるものの、G30に関する情報は漏れ伝わってきています。その実像に迫ってみましょう。
軽量なプラットフォーム
G30はCLARプラットフォームを採用しています。このプラットフォームは、高張力鋼板やアルミニウム、そしてカーボンファイバーを活用することで、大幅な軽量化を実現するものです。
そのためG30は現行のF10に対し、80〜100kgほど軽くなると見られています。
ちなみにF10は4気筒モデルで1750kg前後、6気筒モデルでは1800kg強です。G30の4気筒モデルが1650kg程度になるとすれば、現行3シリーズ(F30)の6気筒モデルとほぼ同じになります。
最先端のテクノロジー
自動運転
80km/hまでの自動運転が搭載されます。おそらくNHTSA(米国運輸省国家道路交通安全局)の分類だと「レベル2」に該当する自動運転になるでしょう。
NHTSA・レベル2の自動運転には、「スロットル・ブレーキ・ステアリング・原動力のうち最低2つが自動化されており、運転手がハンドルやペダルを操作しなくてもよいもの」が該当します。例えば「アダプティブ・クルーズコントロール」と、車線中央を維持する「レーン・センタリング」の組み合わせ──つまりテスラの自動運転システム──はレベル2です。
ヘッドアップディスプレイ+AR技術
ヘッドアップディスプレイ(HUD)は珍しい技術ではありませんが、それにAR(拡張現実)が加わるとなれば話は別です。
BMWがどのようなものを搭載するのかはわかりませんが、おそらくはコンチネンタル社の「AR-HUD」のようなものになるでしょう。AR-HUDは、フロントウィンドウに運転を支援する情報(矢印など)を投影するものです。
エンジンラインナップ
- ガソリン
ツインパワーターボ(ツインスクロールターボ)であって、ツインターボではありませんのでご注意を。
上記のラインナップの他に、プラグインハイブリッドが用意されるとの情報があります。EV走行距離が52km(現行330eは36.8km)の本格派で、パワーも330e(システム出力255ps)の30ps増しになるそうです。G30の軽量プラットフォームにモーターの組み合わせは、かなりスポーティーな仕上がりになるでしょう。
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