新型と旧型のインプレッサを比較 何がどう変わった?
スバルの新車情報
日本仕様の新型インプレッサが、つい先日発表になりました。スバル公式サイトでは、新型インプレッサのティーザーサイトもすでに公開されています。
さて、新たなインプレッサスポーツとインプレッサG4は、旧型からどれほど進化したのでしょうか。比較してみましょう。
※比較しやすくするために、何枚かの画像は水平方向に反転させてあります。ご了承ください。
トップ画像の出典: car.watch.impress.co.jp
エクステリアの比較
まずは外観から見ていきましょう。新旧インプレッサスポーツのフロント周りを比べてみます。
新型はかなりイケメンになりましたね。日本仕様はヘッドライトのホークアイ(コの字型の部分)が、北米仕様よりも強調されています。
こうして見ると、新型は結構コンセプトカーの雰囲気が残っていますね。ドアミラーはスポーツ・G4ともに、新旧同じもののようです。つぎはリア周りを比較してみましょう。
リアデザインは雲泥の差ですね。凡庸そのものの旧型に対し、新型は現代的です。
新型G4は全長が40mm伸びました(4585→4625mm)。そのためルーフラインがなだらかで、旧型よりもリアへの繋がりがスムーズに見えます。リアウィンドウも新型の方が寝ている感じですね。
インテリアの比較
次は新旧のインテリアを比べてみます。
違いは一目瞭然ですね。旧型はダッシュボードの各所に四角と丸を配置しただけで、いかにも手抜きな感じがするのに対し、新型は各部のパーツごとに独自のデザインが与えられています。例えば新型のエアコン吹き出し口などは、ドア側とセンターコンソールで全く異なる意匠です。
新型はセンターコンソールのサイド(膝が当たる部分)に合皮が使われるなど、質感が大幅に向上しています。電動パーキングブレーキに変わったので、シフト周りもスッキリしました。
ハザードスイッチの位置が低くなったのも好印象です。最近のスバル車は旧型インプレッサと同じ位置にハザードスイッチがあったので、押しづらいという意見が大勢を占めていました。そんなユーザーの声に、スバルが応えてくれたのでしょう。続いてシートの比較です。
新旧G4のフロントシートを並べてみましたが……クラス違いの車かと思うくらい質感が違うのがわかります。
新旧スポーツのリアシートを並べてみました。やはり新型のシートは手が込んだ作りになっています。足元の広さも新型の方がやや広そうですし、シートの座面も長そうなので、快適性はかなり向上していると思います。
インテリアの最後は、ラゲッジスペースの比較です。
インプレッサスポーツの新旧ラゲッジスペースを並べてみました。下が新型ですが、広さはあまり変わらない感じです。ラゲッジスペースの照明は新型になっても電球のままみたいです……。
G4のトランクも、新旧で広さに違いはなさそうです。
主要諸元の比較
判明しているデータだけですが、新旧の主要諸元を一覧表にしてみました。
項目 | 旧スポーツ | 新スポーツ | 旧G4 | 新G4 |
---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4420 | 4460 | 4585 | 4625 |
全幅(mm) | 1740 | 1775 | 1740 | 1775 |
全高(mm) | 1465 | 1480 | 1465 | 1455 |
ホイールベース(mm) | 2645 | 2670 | 2645 | 2670 |
1.6L 馬力(ps) | 115 | |||
2.0L 馬力(ps) | 150 | 154 | 150 | 154 |
1.6L 2WD燃費(km/L) | 17.6 | 18.2 | 17.6 | 18.2 |
2.0L 2WD燃費(km/L) | 17.6 | 17.0 | 17.6 | 17.0 |
1.6L 4WD燃費(km/L) | 15.8 | 17.0 | 15.8 | 17.0 |
2.0L 4WD燃費(km/L) | 16.2 | 16.8 | 16.2 | 16.8 |
新旧の燃費の改善幅は、4WDの方が著しいですね。新型インプレッサは駆動方式ごとの燃費の差が小さくなっているので、4WDを選ぶデメリットが減少しています。
しかし2.0L 2WDの燃費は、改善するどころか悪化していますね。グレードによって違うのかもしれませんが、ちょっと気になるところです。
車体が大きくなったのにわずかしかパワーアップしていませんが、新採用のSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)は剛性が2倍なので、余分な補強が要らず、結果的に新型は軽く仕上がっているはずです。なので運動性能に支障は無いと思われます。
安全性能の比較
アイサイト
旧型だと「EyeSight」とついたグレードにしか装備されていませんでしたが、新型インプレッサはアイサイトがついに全車標準装備となりました。
しかし「アイサイトver.4」の発表は無く、新型にも「アイサイトver.3」が採用されるとのことです。ちょっと残念ですが、マイナーチェンジでのバージョンアップに期待しましょう。
歩行者保護エアバッグ
対人事故の際に歩行者を保護するためのエアバッグも、全車標準標準となっています。
衝突安全性能
新型の衝突エネルギー吸収量は、旧型比で1.4倍です。SGPさまさまですね。新型の安全性能は大きく向上しているといえるでしょう。
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Posted by dangoliath